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うちの会社は国道196号線に面していて、バイパスがあるにも関わらず朝晩はもとより昼間でさえも渋滞が起きるぐらい交通量があります。バイパスが開通する前は、朝の通勤時間などは会社からトラックが出るのさえひと苦労という状態でした。そういう環境ですので、道行く車からも倉庫とか丸見えで、ここに材木屋があると認識していただいている方も多く、一般の方が普通に材料をお求めにやってこられます。ほぼ毎日というと大袈裟ですが、それぐらいペースでご来店。
一般の方ですから弊社がまさか『根性曲がりの偏屈材木屋』だということなど知る由もなくご来店されるので、大手のホームセンターのような懇切丁寧なサービスが受けられると思われている方には残念な結果が訪れることも・・・。少人数の零細企業ゆえ、倉庫中お客さんに付いて廻ってこと細かにご案内というわけにはいきませんし、カットや加工専門のスタッフが常時在中していて万全な対応ができるわけでもありません。当然すべての端材に値札が付いているわけでもありません。
日々の仕事を通じて端材は大量に発生してきますが、昔は一般の方などほとんどご来店されることもなかった(存在は知られていても、多くの方がプロ向けの卸業者だと思われていたみたいで、素人には売らないと思い込まれていたようです)ので、溜まったら焼却処分というのがお決まりコースでした。それがあまりに不憫でモッタイナイという思いで【森のかけら】が生まれたわけなので、最近は多くの端材にもそれなりの『出口』が生まれつつあり、本当は自分で使いたい・・・。
もうそんな事を言ってしまっている段階でアウトなのですが・・・。そんな気持ちでいるものですから、「面白い端材が沢山あると聞いて来たのだけど・・・」なんて仰られると、「面白い端材ならこちらが欲しいわ!」なんて心の中で思ってしまう、いえ決して口になど出しませんよ、あくまでも心の奥底で思うだけ。それでも「出口」の定まらない端材についてはどうしようもないので、そういうモノだけ買っていただけたら嬉しい、なんて身勝手な妄想に今日も胸がはちきれそうです。
| ささやかながら毎年、事務所の裏の土場に植えたクリの樹から秋のめぐみをちょうだいしていたのですが、油断していたら今年はもらいはぐれてしまいました。決して食用のために植えたわけではありませんが、実がつけば欲しくなるのが人情。まだまだ小さなクリの樹、しかも1本だけですから、その恵みも僅かなのですが、それを狙っているのは私ばかりではなく、鳥や子どもたちなどライバルは多数!今まであまり気にもしていなかったのに、なければないで何となく寂しいもの・・・ | ![]() |
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ところでそれは秋の風物詩としての楽しみであると同時に、身近で樹が日々成長している姿を見るというのも貴重な体験です。クリの樹以外にもエンジュやニレ、クヌギなど数種類の木を植えているのですが、最初は自分の胸元ぐらいまでしかなかったモノがいつの間にか自分の背丈を追い越し、一寸足らずだった心もとない幹もすっかり逞しく成長。通常『材』、あるいは大木となった状態でしか目にしないモノの『はじまりの姿』を見守り続けるというのは、特別な感覚があります。 |
| それは、長い時を経て大きく成長して伐採された『最後の姿』を見続けている者として抱く、身勝手な感傷なのかもしれませんが・・・。さて、そのクリが大きく成長した姿がこちらのクリの大黒柱です。弊社の倉庫の奥の奥の方で牢名主の如く、長きにわたり君臨してきた彼等にもついに光が当たる時がやってきたのです!狭い倉庫ですので、その体の大きなるモノは奥へ奥へと押しこめられ、お呼びがかかるまでひたすら耐えるというのが弊社の倉庫に身を置く者のしきたり。 | ![]() |
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家具をはじめ、小物類までいろいろなモノを作っていると、さまざまな形状の端材がいくつも発生してきます。その端材については、【森のかけら】などの貴重な原料となるわけですが、大型の家具や、大量に材を使う現場があると、偏った特定樹種の端材が大量に発生する事になります。以前は、出た端材をドンドン【森のかけら】に加工したりして、かけらの在庫にも偏重をきたして保管場所にも窮する事態になっていたので、今はバランスを考えて在庫分の生産調整をしています。
それ以外にも『森のりんご』や『森のこだま』、『モザイクボード』などの出口商品の原料にもなりますが、事情はいずこも同じで、特定樹種ばかり揃っていてもバランスを欠くため、どうしてもだぶついてくる端材が発生してしまいます。弊社の場合はその代表樹種が、『ホワイトオーク』と『ヨーロッパビーチ』。小さな端材を利用したストラップ『WOODEN TAG』も開発したものの、出て来る端材の量と売れる量の差が極めて大きくて、やはり倉庫には端材が山積み・・・。
それで現在大量に溜まっている端材の更なる使い道を探らねばならないので、改めてホワイトオークとヨーロッパビーチに目を向けてみると、この2つの樹種ってそれだけ汎用性が高い証拠でもあり、いろいろな用途で利用できる応用力のある木でもあるのです。ですからいくら溜まっても最終的には、「樹種は問わないけれどそこそこ丈夫でなるべく安価な木で作って欲しい」というようなクラフト細工の需要にはしっかり応えられて、いずれは売れるのですがさすがに少しは減らさねば。
あまりにこの2樹種の端材が多いので、一時はホワイトオークとビーチだけで『モザイクボード』を作ろうかとも考えたのですが、生憎端材のサイズがバラバラでモザイクボードに使えるサイズに限定してしまうと逆にわざわざ作るほどの原料が確保できないというもどかしさ。しかし不思議なもので倉庫が端材で満杯になった頃には、その都度「まとめ買い」される助けの神が現われて、ごっそりと減って倉庫にスペースが確保されるのです。そして空いた場所にまた端材が・・・
各月の『誕生木の出口商品』を作ろう!と、意気込んで作り始めたものの、すっかり途中で座礁してしまっています。決して頓挫したわけではないのですが・・・。たまたま商品開発を始めたのが、加工性に優れていて特徴が分かりやすく逸話や伝承なども潤沢にあった9月(ホオ)からだった事もあって、これは12ヶ月の誕生木商品の開発も造作ないと「誤解」してしまいました。その後も10月・クリ、11月・イチョウ、12月・モミと、『出口の分かりやすい、加工のしやすい木』が続きました。
このまま順調に12の出口商品が出来てしまうのか!いやいや、12の誕生木を作った時から、いつかこういう時が来るという事はよ〜く分かっていました。ただ、なるべくその時が来るまで見ないように気づかないようにしていただけ・・・そう、出口商品にとって最大の関門が1月のマツ!まあ、これはあくまでも私にとって問題だという事なのですが。いずれここが最大の難所となり、最大の蹉跌になるという予感はありました。日本人に身近なはずのマツがなぜそんなに難しいのかというと、
それはなによりもマツに含まれる『松ヤニ』が問題!それぞれの出口商品のコンセプトとしては『なるべく身近な場面で使えて、材の特徴と物語を結びつけた奇をてらわないモノ』と考えているので、オブジェというようなものではなくて、日々の暮らしの中で使ってもらえる実用的なモノを作りたいのです。なので当然触れるモノが前提となるのですが、手についてしまうと不快に感じるヤニがその前に大きく立ちはだかるのです。こちらは市内某所で伐採された立派なマツの丸太。
辺材部分(白太)に環状にヤニが滲んでいるのが分かると思います。この状態でこれぐらい滲んでいるという事は、板に挽くとネッチョリとヤニが現われる事間違いなし!このヤニのお陰で材に艶や光沢が生まれるのではあるものの、このねとつきは触るには好ましくないのです。そういう時こそ、『木は五感で楽しめる素材』というキーワードが助け舟となるはずなのですが、それでもなかなか降りてこない・・・。マツ、松、末、待つ・・・嗚呼、今年もまたここで躓いてしまうのか~!!
愛媛のオモシロイものを紹介しつつ、台湾と愛媛の架け橋的役割を日々精力的に活動されている『168 PLACE』さんが、「168 PLACE」を中心(台北市敦化北路222巷27號1樓)としたコミュニティーペーパー「168 STYLE」を創刊されました。その記念すべき創刊号には、併せてオープンされる『168CAFE 』の記事と並んで、弊社の『誕生木ストラップ』や『誕生木のこだま』などの商品がドドーンと大きくこれでもかと掲載されているではありませんか〜!!ありがたい事です!!
中国語は読めませんが、中国語に訳された商品の特徴が漢字から伝わってきてオモシロイ。更にこれを日本語に訳すると、当初こちらが意図して書いた意味とどれぐらい変わっているのか知りたいところです。商品紹介ですからそれほど乖離していないと思うのですが、このブログとかだったら中国語に訳して、どれぐらい本意が伝わるものか(文化的な背景やライフスタイルなどは別としても)興味があるところです。日本の漫画が普通に受け入れられているのでほぼ伝わるのかも?
『森のかけら世界征服計画』実行のためには、まずは木の事、木のモノを信じられないほど好きにさせるというのが大前提で、その第一歩として日々の小さな『洗脳』が欠かせないのです。身の回りにある木で出来た生活日用品、なぜそれがOOという樹で作られているのか、その樹の名前ってどうしてこんな変な名前なのか、そんな何気ない小さなきっかけが木の事が気になって仕方なくなってしまう足掛かり。このブログはそうやって木への興味を抱いていただくための種蒔き作戦なのです。
という事で、是非ブログの中国語訳もお願いしたいところです。世界にはきっと驚くような規格外の木フェチがまだまだ潜んでいるはずですから。ところで話をカフェに戻しますと、『168CAFE 』さんではオープニングはコーヒー1杯10元のキャンペーンをされましたが、お客さんの反応も上々だったそうで、現在は通常営業に戻されて、ハンドドリップで淹れる仙台のスペシャリティーコーヒー「伊達の琥珀」や、愛媛の「べにふうき茶」などもラインナップしています!
オープニングキャンペーの際には、我らが松本眞司総経理も自ら前掛けを付けられて、松本幸四郎張りのギャルソン姿でお客さんの呼び込みとチラシ配り。素晴らしい心がけでございます!この姿を見ていて、私も遠く日本からメッセージを送るだけでは申し訳ないと奮起!少しでも身近な所で木のモノに触れていただくためのモノを幸四郎さん、いや松本さんと作戦会議中。うまく仕上がれば改めてご披露させていただきます。台湾の皆様、夏は『168CAFE』でギャルソンにサインをもらおう~!!
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