森のかけら | 大五木材


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もうすぐ父の日です。6月の第3日曜日ということですが、奇遇にもこの日は先日亡くなった父の納骨の日です。親孝行したい時に親はなし、という話は耳にタコができるほど聞かされたものですが、こういう日のめぐり合わせだと余計に身に沁みて感じられます。

20090604e38080e886b3efbc92その父の日に合わせてというつもりでもありませんが、【森のかけら240+】の製作が予想以上に長引いてしまい、正式に販売を始めるのが遅くなった【】シリーズもようやく販売開始です!商品そのものは結構前に完成していたのですが、パッケージや印刷物など折角なら【森のかけら240+】と揃えようという事になり、そのタイミングを図っていました。あれほど手間暇かかった【森のかけら240+】の解説書なども、完成してしまえば後は出荷時に封入するだけの作業となってしまいます。何でもそうでしょうが、一生懸命作っていて出口がもうすぐというあたりが一番楽しいのではないでしょうか。その快感を味わいたいがために、また新たな商品の開発に乗り出していくのでしょう。やっぱりそこにもの造りの原点があるのだと思います。

e886b3e382b7e383aae383bce382baブログを見直してみれば、『GINZA 一匠』さんで【新月杉の膳】を使っていただくという記事をアップしたのが4月末ですから、もう結構経っていますね・・・恐ろしいことです!パッケージ等も全て揃いましたので、とりえあずこれから頑張ってPRさせていただこうと思います。この【】シリーズも、あくまでも【森のかけら】の1つであり、開発のコンセプトは同じ根を持っています。【森のかけら36,100】を作るには、荒材で40x40㎜程度の大きさが必要となりますが、これが案外あるようでも揃いにくいサイズなのです。建具や家具材はほとんどが、荒材で25~30㎜です。建築の内装材でも30~35㎜ぐらいで充分なのです。住宅に関する2大用途でこれですから、40㎜角というのは特別大きな物ではないが、あるようでないなあ~と言われることが常です。それでは最初から、もっと汎用性のあるサイズにすればよかったじゃないかと思われるかもしれませんが、35x35x35㎜というサイズが、大人が掌で握った時に一番しっくり感じられ、存在感を誇示しつつも、シールとのバランスも絶妙で、探せば端材も決して揃わないこともないというギリギリの大きさだったのです。

その35㎜厚みが取れない物をいかに使うかというのが命題でした。長さも幅もそこそこあるけど、厚みが薄いという材を何に使うか。いろいろ悩みました。厚みがない分だけ、幅をなるべく大きくして杢目を生かそう。しかも日常の身近に置いて使えるもの、当然植物性油で塗装します。そんな中で生まれたのが【】シリーズです。杢目に表情があり、趣きのあるものは少し厚めに加工して1枚板の【角膳】に。貴重な木ながら、サイズなどの問題で用途が限定される物は幅接ぎの【丸膳】、【樽膳】に。勿論1枚板で使える物はそのまま使います。全て植物性油を塗っていますが、鮮やかな色は元々の色調が強調されただけで、一切着色はしていません。裏の脚はデザインのためばかりではなく、天板の反り止めの効果もあります。

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これが欅(ケヤキ)の【角膳】。その中での特に杢目の造型が面白いものは、【銘木膳】と呼んで区別したいほどの雰囲気と価値がある。

W350×D300×H80、天然植物性油(オスモカラー)塗装 ¥20,000(税別・送料別)

一番大きなサイズの膳です。どっしりとした重量感があります。

 

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円い形が柔らかい印象を与える【丸膳】。これは中でも超個性的なパープルハートの幅剥ぎ。

W350×D250×H50、天然植物性油(オスモカラー)塗装 ¥8,500(税別・送料別)

 

 

  

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形の面白い【樽膳】。これは中杢のホワイトオークの1枚板。 

W350×D250×H50、天然植物性油(オスモカラー)塗装 ¥7、500(税別・送料別)

 

 

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それぞれ、樹種によって4段階の価格設定となっていますが、詳しくは当ホームページの【商品紹介】のコーナーをご覧下さい。在庫がたっぷりある訳ではないので、欠品することもあるかもしれませんのでその節にはご容赦下さい。実はそもそものイメージは、大広間での武将の軍議の席などに使う膳、というマニアックな設定だったのですが・・・。実際に作ってみると、意外にも今時の飲食店でも使ってもらえるような物になりました(自画自賛ですが)。

 みんなでワイワイする場でも勿論いいのですが、親父が一人物思いにふけりながら静かに酒を飲む、そんな場の物言わぬ友としても使っていただければ本望です。まあ家庭の中では、そういうシチュエーションはなるべく少ない方がいいのでしょうが、男たるもの静かに一人で飲みたい夜もあるものです。あるいは親しき友を招いて、あるいは親子で盃を交わす。そういう席に使ってい下さい。諸兄の皆さん、今宵どうぞご一献!




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