森のかけら　｜　大五木材 | 13 | 6月 | 2009 | 森のかけら

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ベッドタイム・ストーリーの友

木と本 | 2009/06/13 PM10:19

今日は久し振りに完全なオフの日だったので、家族で愛媛県美術館で開催されている『こどものとも・絵本原画展』に行きました。家内が前売り券を買っていたので、朝一番の空いている時間に出かけました。『こどものとも』の絵本は、わが家では子供たちがかつて幼稚園から持って返って来て、夜ベッドの上で読む物、まさに『ベッドタイム・ストーリー』でした。いまだ過去形ではありませんが。

子供達は、幼稚園で先生からたっぷり読み聞かせしていただいているはずなのに、家に持ち帰ってからも「読んで、読んで」のリクエストが絶えません。しかも下の子は双子なので、同じ本を2冊持って帰ります。まずなくなる事はありませんから、繰り返し何度でも読まなければ・・・いや、何度でも読めます。

ベッドの本棚に積みあがられている中から、１，２冊を読むのですが、特定のリクエストがない時は自分でなるべく文字数のない物を選びます。しかし、文字数が少ないとすぐに終わってしまうので、「もう1冊！」のアンコールがかかってしまいます。文字数の少ない絵本は、時間をかせぐために絵の部分に勝手な話や解釈を付けて、話を膨らませたりします。稀に『隠し絵』やディティールまで書き込んだ絵本に出会うと、子供達も嬉しいようで、誰が最初に見つけるかで盛り上がります。寝そべったまま両手で持ち上げて読むので、長い本だと両手がくたびれてきますが、木を担いで培った筋肉のおかげでなんとか耐えています。

正直最初の頃はサッサと読んで寝付かそうとしていましたが、いろいろ読んでいると、中には自分でもグッとくるような絵本にも出会います。特に、私も絵を書くのが好きなので、好みの絵に出会うと嬉しくなります。今までにかなりの数の『こどものとも』を読ませていただいてきましたので、結構知っているつもりで、美術館に来たのですが私の知らない絵本がかなりありました。子供達は「知ってる」と言っていたので、持ち帰ってない本もたくさんあったようです。

当然中は撮影禁止なので、入口に置いてあるパネルの前で写真取りまくりました。雰囲気だけでも伝わるでしょうか。

こちらは、『トマトさん』画・田中清代さん

息子がトマトさんに合わせて口を開けていますが、分かりにくい・・・！ズボンが赤ならもう少しいけたのでは・・・

こちらは、『どろんこおそうじ』画・さとうわきこさん

何人の子供たちがこうやって写真を撮ったのでしょう。うちの子供たちもさすがに人が多いと恥ずかしがるのですが、そこは朝一ですから大丈夫です！

『きゅうりさん　あぶないよ』画・スズキコージさん

私はこの絵本は初めてだったのですが、子供達はお気に入りのようで楽しんでました。こういう『隠し絵』のようなタイプが大好きなようです、親の血か！

『どろんこおばさんに怒られているところ』

もっとシュールに撮りたかったのですが、息子が「太陽が眩しい」と・・・そりゃあ、そうでしょう。

画像にある通り、7月5日まで開催されているみたいなので、お子さんと一緒に行ってみて下さい。子どもの目線で展示してあるので、いつもの『抱っこ』もなくて助かりました！

愛媛県出身のＭＡＹＡＭＡＸＸ（マヤマックス）さんの『しろねこしろちゃん』の原画は巨大でパワフル！絵に力があって何だか惹きつけられます。以前に、父親とこどもで絵を描くイベントでＭＡＹＡＭＡＸＸさんとお会いしましたが、その絵同様にパワフルな方でした！最後に入口傍らのショップで、『こどものとも』など販売されています。結構持っていましたが、一冊だけ購入しました。

リストニアの民話　堀内誠一さん画の『パンのかけらとちいさなあくま』です。このタイトルだけでも即購入なのですが、堀内さんの画のタッチに惹かれました。子供たちも今日初めて見たと言うことでしたが、早速今宵の『ベッドタイム・ストーリー』で登場。画と話をたっぷり楽しみました。面白い話でした、【かけら】の出てくる話に悪い話はないとうことで、今宵はおしまい、おしまい。

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