森のかけら | 大五木材


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20140306 13月4日ある偉大なプロレスラーがこの世を去りました。昭和の時代にプロレスを大いに盛り上げ、少年達にその魅力と強さを教えてくれたそのレスラーの名はビル・ロビンソン(Bill Robinson)。享年74歳、昭和のプロレス界の生き証人がまたひとりいなくなりました。若い人には馴染みの無い名前かもしれませんが、まだプロレスが夕方のテレビ放送をされていた時代に、国際、新日、全日のリングに上がり、その必殺技と共に人気を博し一時代を築いた名レスラーなのです。

 

20140306 4イギリス出身の彼が日本のリングに上がったのは1968年。今ではつなぎ技ぐらいにしか評価されないスープレックスですが、当時は191cmの巨躯のロビンソンが決めるスープレックスは豪快で、ダブルアーム・スープレックスやワンハンド・バックブリーカーなど対戦相手を回転させて決める技を多用したことから『人間風車』の異名を取りました。その頃は、彼に限らずリングネームとは別にレスラーのイメージを決定づけるキャッチフレーズがありました。

 

20140306 2それが大袈裟でいかがわしいほどに観客は妄想を膨らませるのです。これは以前にこのブログでもご紹介しましたので詳しくは触れませんが、私はこのキャッチフレーズが大好きで、実際に会場に行けなくともレスラー名鑑などを食い入るように読んで、妄想リングでの対決を楽しんでいました。中でもロビンソンの『人間風車』は、人間を風車のように回すという見世物小屋的なユーモラスな表現と、得体の知れない恐怖感が相まって数ある中でも最高の出来栄え!

 

20140306 3人間山脈』(アンドレ・ザ・ジャイアント)、『人間空母』(ヘイスタック・カルホーン)、『人間魚雷 』(テリー・ゴディ)など、あり得ないものを『人間』に例えたシリーズは多いものの、やはり人間シリーズの元祖であるブルーノ・サンマルチノの『人間発電所』と『人間風車』が双璧だと思います。思えばその頃からネーミングなどに異常な興味を持ち始めたように思います。それが大人になって、仕事でも商品ネーミングのヒントになっていたりします。ただし、レスラーの過剰サービス的なネーミングが身についてしまっているので、ついついその影響が出てしまうのは問題かも・・・。

 

 

 

20140306 5新商品の名前を決める際に思わず「森のスープレックス」とか「かけら山脈」、「東洋のかけら」、「森の呪術師」などのキーワードが脳裏をかすめていきます。まあさすがに現実化はしませんが・・・。キワモノ系の外国人レスラーが多かった当時、正統派レスラーとしてスマートに技を決めて紳士的な戦いをするロビンソンは颯爽と格好良かったものです。人間風車ビル・ロビンソンは、引退後も東京の高円寺にも住み後進の指導・育成にも努め、長年にわたって日本のリング支えてくれました。試合を観るだけでなく、リングネームやキャッチコピーなど「言葉の面」からもプロレスを楽しめることを教えてくれたませてくれた人間風車ことビル・ロビンソン氏に感謝とご冥福をお祈りします。




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