森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREこの『山と森を考える会』の会議を通じて何かひとつの結論を出そうというわけではなく、いろいろな角度からそれぞれが山や森にどういう考え方を持っているか意見を交わし、その中から共通認識できる根源的な『山のかたち、山への思い』というものを探っていこうというものです。それに基づきそれぞれが改めてこれからの山との付き合い方の指針にすればいいと思うのです。そのコンセプトが定まらねば、細かな森づくりの方法論をいくら検討したところで砂上の楼閣。

 

 

Exif_JPEG_PICTURE山の事だけではなく、ものづくりについてもコンセプトを深く考えて整理しておくことは極めて重要。この数年特に異業種とのコラボや会議が多くなり、その場でつくづく感じるのは互いのコンセプトを理解し合えるか、共有できるかという事。業態が違うので、いつもの『業界用語や専門用語』という逃げ道が使えません。その意をどこまでシンプルに分かりやすい言葉で明瞭に伝えるかという事が何よりも重要なのですが、ゆえにその難しさを日々痛感しているところです。

 

Exif_JPEG_PICTUREむしろ今頃まだそんな事をしているのかと笑われそうですが・・・今だから出来るのかもしれないし、今だからギリギリ間に合うのかもしれません。私は何か大きな変化がある時は、それが自分にとってもっともいいタイミングなんだと考えるようにしています。そう考えれば、井部君と何年も語り合ってきた時間そのものが、今日のための大いなる助走だったのだとも思うのです。妄想のまわりにかかっていた霞が徐々に晴れていくように感じるのは、それが妄想?

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこの会は更に多くの人を巻き込み進化していくのですが、当日は愛媛木材青年協議会からも現役・OB合わせて6人が参加(遠く美作木青から安東真吾さんも参戦!)。現役メンバーは前会長の柚山英二君、大成郁生君、宮浦英樹君、OBは岡慎治君、主催の井部健太郎君、私の計6人。選考は井部君によるものですが、久しぶりに仲間と木の話が出来ました。妙なものですが現役時代は会議などでも木の話が出ることは少なく、もっぱら木の話は酒の席でした。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREしかもお互いが木のプロとして出会っているので、案外基本的な木の話などはしたりしないもの。木材業界でも『山とは何か?』こういう根本的な命題を真剣に議論する経験は必要だと思います。またそういう問いかけに対して、その時になって悩むのではなく日頃から考えておくべきことだと思うのです。お施主さんと話す時、設計事務所や工務店さんなどと専門的な話をする時も、その基本的な概念は顔を覗かせます。漠然とした思いがより鮮明になれば、そこから組み立てていく言葉にも説得力が、力があるはずだと信じるからです。

 




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