森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

今から10年ほど前、愛媛木材青年協議会(愛媛木青協)において私たちの世代が中心的な会の運営に携わらせていただく時代がしばらく続きました。それは私の年齢の上下1、2歳幅の間に松末繁治、實田貴史、岡慎治、井上剛、日野猛仁、井部健太郎、井部勇治、渡部康彦と同世代がたまたま集中していて、しかもそれが皆酒好きで気の合う連中ばかりであったという事もあり、ほぼ共有する価値観のもと、これらのメンバーがバトンを受け継ぐように、会長となり、出向者となり、およそ10年近くにわたり深く愛媛木青協の舵取り役の任を負ってきました。

 

20150421 2そんな男たちはまじめに会の運営をする一方で、他地域の同じ価値観、同じ感度を持つ人間との交流にも熱心で、中でも我々が注目したのが安東真吾そのひと!安東さんは私たちより少し遅れて美作木青に入会されてきたのですが、その時から我々のリーダー・松末繁治が独特の嗅覚で目をつけて接触。頭脳明晰で広い視野と見識を持つ一方で、子どものように負けず嫌いでわがままな寂しがりだと見抜かれた安東さんは、本人の望む望まずに関わらず、どこまでも執拗に獲物をつけ狙うオオカミのように我々につきまとわれることになったのです。

 

20150421 3安東さんは日本の木材業界を代表する銘建工業の人間ですが、我々が興味があるのは『銘建の安東』ではなく、あくまでも負けず嫌いで寂しがりで涙もろくなってきた安東真吾という個人。そうでなければこういう交流は絶対に長続きしません。地元の美作でも盛大に卒業祝いが開催されたそうですが、かなり若返った美作木青では安東さんと同世代の会員は少ないようで、懐かしい木青協の昔話に花を咲かせましょうと、愛媛でも卒業会を開かせていただいた次第。結局何かにかこつけて楽しく飲みたいというだけなのですが・・・

 

20150421 4わざわざ旧知の仲の香川からも樋口哲也大先輩も駆けつけていただき、飽きるほど見慣れた連中に囲まれながら、いつものように昔のとんでもなく楽しく懐かしい話に花が咲いたのでした。同じ木材業とはいえ、それぞれ互いに取り扱い品種が違っていたり業態が違っているので、実際の商売上の付き合いがあるというのは少ないのですが、むしろだからこそこうして今も付き合いが出来るのかもしれません。いつの日か我々も第一線を退く日が来るでしょうが、仕事上の付き合いを越えてこうしていつまでも集まれる仲間でいたいものです。

 

20150421 5地元の指針となる先輩たちが次々と卒業していく中、他会団ながら安東真吾という人がいたからこそ愛媛木青において、自分を奮起させ目標を持ち続ける事が出来ました。しかし思い出を振り返ってばかりもいられません。あの頃の木青協の昔話の賞味期限が長いのも、夢中になって全力を傾注していたからこそ。更に10年後に、今の時代を上質の酒の肴にして友と飲めるためにも、日々を精一杯生きねばと思うのです。安東さん、それでは人生劇場『第一幕・出会いと木青協』終了。第二幕でもお付き合いよろしくお願いいたします~!




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2015年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  
Scroll Up