森のかけら | 大五木材


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国産の栗を使ってウッドデッキを作りたいというご要望に応えて、以前にお邪魔させていただいた秋田県角館の『田鉃産業』さんから、クリのデッキ材を分けていただきました。通常は高耐久性木材として信頼度の高い中南米産のアイアンウッド『マニルカラ(別名アマゾンジャラ)』をご提案させていただいておりますが、ご要望さえあればクリをはじめとした国産のデッキ材もご用意させていただいております。このクリのウッドデッキ材は、もともと1900×90×24mmサイズで、4面プレーナー加工したものに、面取り加工が施してあります。

愛媛では用材としてもより食材として認知されているクリですが(ちなみに食用としてのクリの収穫量日本一は茨城県ですが、愛媛県は熊本県に次いで堂々の3位!この上位3県で、全体の収穫量の1/3を占めていて、4位以下を圧倒的に引き離しています)、タンニンを含んでいる事から水にも強く、虫にもよく耐える、腐朽しにくいなどの特徴を持っていて、ウッドデッキだけではなく、家を支える土台にも利用されてきました。ただし水触れるその部分が赤茶の染みとなりますので、内装などに使われる場合は注意が必要です

弊社にもクリの耳付き板の在庫はいくらかあります。またフローリング材も今までに結構取り扱わせていただきましたが、デッキ材としてはあまり経験がありません。今回は1500mmサイズが必要でしたので、1900mmの長さをカットさせていただきました。完成現場の施工写真は機会があれば紹介させていただきますが、今回はメインのデッキ材よりもカットした残りの材について。そもそも外部に使うデッキ材ということなので、大き目の節(小節)やピンホールなども含まれるという規格になっています。

わずか長さ1800mmで幅90mmぐらいと思われるかもしれませんが、決して通直ではないクリ材で材質が安定したモノがこれだけ短期間で揃うという事は驚異的な事で、東北の森林資源の豊饒さに改めて驚かされます。ただし、マニルカラなどに比べるとどうしても強度や耐久性はやや見劣りしますし、毛羽立ちやササクレなどに配慮する必要もあります。カット材の長さはおよそ380mmですので、デッキ材としては短いでしょうが、枚数的には200枚ほどありますので、使える用途さえ思いつかれたらオモシロイものが作れるかも?




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