森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE「240も種類があってよく混同しませんね」とよく言われます。いくら木のプロと言えどもいきなり240種類のかけらサイズの木を並べられて、全ての名前を正確に当てろと言われたら、全問正解できる人はほとんどいないと思います。さらにそれがオイル塗装前の状態であれば、ほぼ不可能だと断言してもいいでしょう。【森のかけら】は、植物性オイルを塗っていますが、そうすることによってオイルが材に浸透し、本来持っていた木の色彩感が鮮やかに浮き上ってきてくるのですが、無塗装だとどれもこれも似たり寄ったりの色合い

 

Exif_JPEG_PICTUREオイルを塗ると、オイルの香りが強くて木の香りが楽しめなくなるので、無塗装のモノが欲しいという問い合わせも時々いただくのですが、私は香りよりも色合いの方に重心を置いて【森のかけら】を作り始めましたので、今のところは無塗装バージョンはお断りしています。また、上述した通り、塗っていないかけらは恐ろしいくらいに地味なのです!そもそも世界のかけらに比べると、日本のかけらの方がかなり地味ですが、無塗装だと更に個体差が分からないほどに地味になり、華やかさが欠けてかなり物寂しい感じになってしまうので私的にはNG。

 

Exif_JPEG_PICTURE木をどういう視線で捉えるかは人それぞれですので、いや私はどうしても香りを楽しみたいという方は、それでいいと思います、ただ私的には香りよりも木の色の方に強く惹かれるという事。香りについてはまた別の形で商品化するつもりでいます。それと、イメージ的にかけらを鼻に近づけると爽やかな木の香りが鼻腔をくすぐると思われている人も多いのですが、多くのひとの手を経て商品化される【森のかけら】は、無塗装であっても実際そこまで香りの強いものはごくわずかなのです。青森ヒバ、クスノキ、ハードサイプレス等々。

 

20150401 4しかもその香りの源は赤身部分にあるので、カットした部位によればクスノキでも香りに希薄なものもあります。なので香りを楽しみたい〜という目的で購入されるとガッカリされるかもしれません。日頃から木に囲まれた環境で仕事をしていると、いいなあなんて仰っていただく香りフェチの方もいらして、改めて自然素材で飯を食わせてもらっているという自分の置かれた環境のありがたさを感じることもあります。ところが長年そういう環境にいると香りに麻痺してしまって、一般の方ほどに木の香りに気づかなくなってしまうものなんです。

 

20150401 5クスノキなどの香りの強い、いや強烈なものを製材したり加工する時は、匂いとの戦いですし、自宅に帰っても子どもに「臭~い」なんて言われるほどに体に匂いが染みつきます。またローズウッドなどバラ科の木を削る時などは、甘いバラの香り・・・なんて感傷は吹っ飛ぶほど!ドギツイ大量の香水を浴びながら加工しているような感じになって、メガネをしているとレンズが曇るのが嫌でマスクなしで作業するのですが、長時間していると悪酔いしそうに。他にもタモケヤキラボアなど心構えの必要な木は多数あります。




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