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今のように【森のかけら】などのクラフト製品や家具などを作る前、私が大五木材に入社してからその後10年間ほどは、建築材と土木資材のみを取り扱っていましたので、弊社にやって来る材もヒノキ、スギ、マツ、ベイマツ(ダグラスファー)、ベイツガ(ウエスタン・ヘムロック)、ベイヒバ(イエローシーダー)といった針葉樹がほとんどでした。フローリングとして広葉樹の製品がわずかに倉庫の隅にあったぐらいで、当時は広葉樹に対する特別な興味もありませんでした。
当時は弊社の周辺の同業者とてほぼ同じような取扱いアイテムで勝負していましたし、それを疑問に感じたり差別化を図ろうなんて思わないほどに針葉樹の仕事が忙しく充実していましたし、なによりもそういう仕入れルートも分からなかったので手を出そうなんて気にもなりませんでした。ごく稀にケヤキとかサクラという注文が入る事もありましたが、それぐらいメジャーな広葉樹になると、さすがに市場や同業者も在庫しているので、手当てするのに困るという事もありませんでした。
その後、バブル景気の崩壊と同調してというわけでもありませんが、モノさえ揃えておけば売れた時代は終焉を迎え、材木屋も個性が求められる時代に移っていきます。その当時、まだ明確な方向性が見えていたわけではありませんが、全国各地で熱心に木のモノづくりに励んでいる方々と出会う中で、その情熱に感化されるようになります。そういう出会いの中で、それまで私にとってマイナーな存在であった広葉樹の魅力に開眼させられることになり、一気に広葉樹の面白さに憑りつかれます。
それから更に10数年の時間が流れ、現在弊社の倉庫には100種を越えるような材が眠っています。今となっては針葉樹、広葉樹の区別すらないほどに、さまざまな木が巡ってくるようになりました。私にとって樹種の多さは、出会ってきた人の多さであると自負しています。FACE BOOKなどの繋がりで更にその傾向は進み、今まで巡り合う事もなかったような特殊な樹種の木とご縁をいただけるのは本当にありがたいことだと思っています。明日は、そんな中でも特異なご縁の木について。
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