森のかけら | 大五木材


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サーモウッド雑草対策商品化計画〔２〕

categories 2. 木のはなし・森のはなし, 木のものづくり＋α | datetime 2016/05/10 PM12:04

20160508 2サーモウッドは雑草対策に使えないかの実践篇の続きです。弊社の裏にある資材置き場の一角に数本の樹（クリやクヌギ、エンジュ、コブシなど）を植えているのですが、今回はクヌギとエンジュを実験樹に決めました。まずは樹の周辺に生えている雑草を根っこから抜いて、そこにサーモウッドの粉砕屑（主に手押し機の削り屑とプレーナー屑です）を５０～６０㎜ぐらいの深さに撒きました。効果を見極めるためにその周りに石を積んで、撒いた所がはっきりと区別できるようにしました。

 

20160508 3さてどれぐらいの時間をかければ効果の有無があるのか分かりませんが、春先だと３ヵ月も放置すれば一度刈ってスッキリした雑草がミニジャングル化しますので、とりあえず３ヵ月ぐらい様子を見てみれば効果が見えてくるのではないでしょうか。このブログの更新が遅れに遅れているので、元日と内容に多少時間差が生じていますが、実はこの実験を始めたのが３ヵ月前のことで、それから３ヵ月と２週間ほど経過した時の姿が４枚目の画像です。それなりの効果が上がっているのでは。

 

20160508 4この実験コーナー以外では雑草はかなり伸びていましたので、かなり雑草対策に効果的であったように思います。今後もこのまま放置して様子を見ていくつもりですが、実験して感じたことは、まったく雑草が生えてこないということはなかったのですが（自宅の庭の一部でも実験していたので）、芽が出てもこげ茶のサーモチップの中に緑の芽が出れば相当に目立つので、その芽も摘み取りやすいのと、保温性とクッション性がいいのか結構チップの中に小さな虫が集まっていました。

 

まだまだ実験の途中経過なのでこれからどうなるのか温かく見守っていきたいのですが、かなり期待が持てます。今後は実験場を徐々に広げて、時期や条件、量なども変えてみようと思います。うまくいけば焼却処分していたものが商品化できる可能性もあります。まあこんなシンプルなものなので既にどこかで実用化されているのかもしれませんが、ゴミになるはずものが活用できればそれだけで十分。それよりも今後安定的にサーモウッドの粉砕屑を出せるかどうか、それが問題か？！




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