森のかけら | 大五木材


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20160524 1以前にも触れていましたが、最近テーブルやカウンターなどに一枚板を使いたいという方が増えて、弊社にご来店される方が増えています。一枚板となると、特にその木目や表情、形状、耳の具合な非常に重要な選択要素となるため、ご自分の目でご確認して納得していただくようにしています。ただし小さな倉庫しか持っていない材木屋なものですから、アポイントも無しに突然ご来店いただいても、そういう一枚板をすぐにお見せできるわけではないので、必ず事前のご予約をお願いしています。

 

20160524 2最近ご注文が増えてきたとはいっても、一枚板の耳付きのテーブルや4mを越すような店舗のカウンターなどの大物が毎日飛ぶように売れるというわけではありません。ですので、足が早いとはとは言えない大物につきましては、保管スペースの事情からも、倉庫の奥の方へ詰め込まざるを得ません。それで、実物を見てみたいというご予約が入れば、ご来店いただく日時を決めてそれまでに倉庫の奥から引っ張り出して、該当するようなサイズ、樹種の木を何枚か並べてご覧いただく事になります。

 

20160524 3それで先日も倉庫の奥から引っ張り出すのですが、なにせ小さな倉庫ゆえにその前に積み上げられた材の数も半端ではなくて、古いものだと軽く10年を越え牢名主のような材もあったりして、まずは台帳でその存在が確認できた材の捜査から始まります。埃をン払い、懐中電灯で照らし、よいうやく発見に至った暁には、本格的な「救出」開始。前方に気まぐれに積まれた材をどかしてどかしてスペースを切り開いていくのですが、全体が狭いので出した材ですぐに土場が溢れ返ります。

 

20160524 4でも大きな土場があればなんて考えません。こんな私の場合、どうせ大きな土場があってもそれなりに使ってしまうので結局木材ジャングルの規模が大きくなるだけだからとの自覚がありますので。それでどうにかこうにか目的の材を引っ張り出して、何年ぶりかに「再会」したりして感慨にふけったりするですが、えてしてそういう材は最終的に候補から落ちてしまうもの。でも空振りに終わってもいいんです。時々こういう作業を通じて、材の存在とコンディションを確認することも大事

 

20160524 5そして、お前の事を忘れてなんかないぞ!と、(自分自身にも)強く言い聞かせて、『飾るために仕入れたのではなく、売るために仕入れたのだ!』という事を、体と心に言い聞かせ自覚させるのです。忘れっぽい私はこのような「儀式」を常に繰り返し行っていないと、同じサイズの同じ木をまた買ってしまう。金額が金額なので、今週発売の週刊誌を2回買ってしまったというわけにはいきませんので。嗚呼、なんのかんのと理由をつけながら結局自分が楽しんでいるだけなのです・・・。




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