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以前にブログで少し触れて、『商品紹介』のコーナーでも既にアップしているのですが、【木言葉書】の新商品と新たな企画について改めて紹介させていただきます。現在販売しているのは5種類ですが、今月中~来月上旬の予定であと5種類も追加販売する予定です。最終的には、【木言葉書10撰】という事で10種類になります。バリエーションが増えて、更にいろいろな場面で使っていただく事ができるようになりましたので、是非使ってみて下さい。今回はその中から3種を紹介させていただきます。
NO.3/栂 【親愛なる母の木に捧ぐ】・・・お母さん、いつもありがとう! ツガはマツ科ツガ属の針葉樹/ツガの木言葉は「堅固」/日本固有の種 かつて城や武家屋敷にも使われた栂は、粘りがあり趣きのある/木目が美しい。上品さの中にもどこか懐かしい温もりが/詰まっている。養分を含んだ樹液が多いことが木+母の語源とされる栂は/深い愛情で私を包み込んでくれる母のような存在。/いつもは照れくさいけれど、そんなあなたに感謝を込めて。
NO.4/桂 【永遠のムーン・ツリー】・・・結婚するあの人に 桂はカツラ科カツラ属の広葉樹 /桂の木言葉は「不変」 日本固有の種/人間の体温にいちばん近くて温かい桂の手触りは/木綿のごとし。葉っぱの形はロマンチックなハート型。/月には巨大な桂の木があり、その盛衰によって月の満ち欠けが/決まるという伝説もあるほど月との関わりも深い。/満月のような愛情が変わらずに永遠に続くことを願っています。
NO.5/ブナ 【ハッピー・ビーチデイ!】・・・生まれいずる喜びに ブナはブナ科ブナ属の広葉樹 英語名はBeech〔ビーチ〕/ブナの木言葉は「繁栄」、花言葉は「独立」、「勇気」/かつては木で無いとまで卑下されたブナは、実は多くの恵みを/含み、豊饒の森を作る母のような存在。白神山地の原生林が/世界遺産に指定されるなど近年になって価値が見直されてきました。/ブナは豊かさの象徴。これからの人生決して平坦な道ばかりでは/ないけれど、希望を胸に朗らかにブナのようなにたくましく育ってください。
【木言葉書】は、片面には上記のような言葉がレーザーで彫ってありますが、片面は無地のままです。切手を貼る枠も郵便番号枠もありません。随分手抜きだと思われるかもしれませんが、機能性だけを求めたのではなく、木の持つ美しさも楽しんでいただきたいのであえて枠線は入れていません。葉書として送られるだけでなく、メッセージカードとして手渡しされたり、送られた物を飾っておいても美しさを保てるようなケースも想定しています。木の物で代用しようという考え方ではなく、木の素材感を活かしたモノづくりにこだわっていきたいと思うのです。
★【木言葉書】は、このHPの他にも『えひめイズム』でも販売中です!
【木言葉書】は1枚からでもご購入できます。こちらから、どうぞ!→
昨日の続きになりますが、その梶原善さんが、極貧時代の水木さんの志を支えるのですが、お互い良い人過ぎて結局お金には無縁の関係でしたが、自分の漫画を真摯に応援してくれる人の存在がいたからこそ、水木さんも信念を貫き通せたのだと思います。信じて続けたからこそ、それに共感する人が現われ、彼らの人生にも影響を与え、それが結果的に晴れ舞台に立つ事になったのです。水木漫画という作風だけではなく、その漫画を描き続ける水木しげるという人間性に惚れたのだと思います。
私はそのドラマに【森のかけら】を重ねて観ていました。製作当初、誰にも相手にもされず、「そんな物が売れたら誰も苦労しない」、「こんな物に数万円も出す人などどこにもいない」とまで笑われてから5年程が経過して、【森のかけら】は北海道から九州まで500人以上の皆さんの手にお届けする事が出来ました。製造が追いつかない、休む間がない、などという程の大ヒット商品になったというわけではありませんが、全国にこれほどの【森のかけら】ファンの皆さんがいらっしゃるという事は心の支えです。他人から見れば馬鹿らしい事のように見えても、己の信じた道を貫くという点で『ゲゲゲの女房』のサクセス・ストーリーは、いつか自分もという自分自身への奮発剤にしていました。儲けたい、という気持ちも勿論ありますが、こと【森のかけら】について言えば、この商品に共感していただける人がひとりでも多く増えて欲しいという気持ちの方が強いです。
それは、この商品が端材をベースに生まれ、機能性や実用性とは全く無縁の感性に訴える消費であるという特性があるからこそ、売り上げよりもその考え方に理解してもらえる人が世の中にどれくらいいるかを知りたいという気持ちがあるからです。これを見て触れて、「面白いじゃないか!」と言って」くださる言葉がどれほど自分の支えになることか。構造材や内装材という住宅産業の王道とは一線を画し、ある意味で「キワモノ」である【森のかけら】を、どうしても『ゲゲゲの鬼太郎』に重ね合わさずにはいられなかったのです。
11月に公開される映画版『ゲゲゲの女房』では、工藤官九郎さんと吹石一恵さんが主演で、こちらは予告編を見る限り、「爽やか」とはかなりかけ離れたシュールな昭和の初期の雰囲気が漂っております。極貧時代の描写がたならなくいい味出してます!失礼ながら、二枚目過ぎるテレビの向井理さんよりも映画版の工藤官九郎さんの方がより本物の水木しげるさんに近いような感じで、私としてはより【森のかけら】のイメージを重ね易そうです。
テレビは後半が駆け足でしたので、自分が物心ついた時代の辺りがもっと観たかったのですが、その辺りから仕事も軌道に乗り、ドラマとしては面白みの無い平穏な生活だったのでしょうね、きっと。テレビでは、根暗なアシスタントの菅ちゃん役を好演(!)していた柄本祐さんが、映画版では漫画編集者役で登場するらしく、こちらも楽しみ!テレビ版は芸達者な個性溢れる脇役を絶妙に配して若い主演二人をガッチリ固めていたのも安心して観れた理由でしょう。
主演の吹石一恵さんは、私達世代には(私だけ?)元近鉄バッファローズの俊足巧打の吹石一徳選手(現東北楽天ゴールデンイーグルスのチーフスカウト)の娘という印象が強過ぎて(いまだに!)、もうその「吹石」という名前を聞くと条件反射で、吹石選手が活躍していた頃の近鉄の名将・西本幸雄監督の顔が浮かび、あと一歩で日本一を逃し不運の名将の名を決定的にした1979年の近鉄対広島の日本シリーズの伝説『江夏の21球』が脳裏に浮かんでくるのです!そうあの日、吹石選手は四球のアーノルド選手の代走で出場していたのです。またまた大幅に話が脱線しまいましたが、11月20日の映画公開を楽しみにしております。とりあえず前売り券買っておこうっと!
いつかきっと【森のかけら】もその存在がスタンダードになり、全国の小学校や大学などで教材として採用され、テレビやメディアに取り上げられ、全国各地から製造が間に合わないほどの注文が殺到し、そのために専用の森のかけら工場が出来て、遂には海外でも人気を呼び、英語版はもとよりハングル版、中国版、フランス版、ドイツ版などなどバリーエーションも増え、ユニクロ並みに海外工場が出来て、海外から逆輸入される事態となり、とうとうニューヨーク近代美術館に展示され、オリンピックの公式土産に採用され、最終的には宇宙ステーション内のショップで販売されるようになり、ゆくゆくは異星人対応用のシールと解説書をNASAと共同開発 ・・・「そうですね、昔は誰にも見向きにもされなかったんですがね、ははは・・・(笑)」。妄想が広がります!絶対に叶わないとは誰にも断言出来ないはず。夢もロマンもなく生きていてもつまらない。いつかなれるか『ゲゲゲのかけら』・・・不遜なれど、男ですから。
毎昼、労働のひと時のオアシスであった『ゲゲゲの女房』が遂に終わってしまいました。朝は時間的に観る事が出来なかったので、いつも昼の再放送を楽しみにしていました。先週は、子供達も運動会の振り替え休みや祭日があり、ほとんど家に居たので、家族全員でテレビ前に集合。当初、放送が始まった事は知らず、しばらくしてから偶然観て、あまりの面白さに魅了されそれからはほとんど観ました。その後は昼の楽しみになり、久々にNHKの朝ドラにはまってしまいました。
子供の頃は、水木しげるさんの漫画は恐ろしすぎててとてもページをめくる事もできませんでした。手塚治虫さんや藤子不二夫さんの柔らかいタッチに慣れていた少年にとって水木漫画の点々はあまりにおどろおどろしく感じられ、心底恐怖を感じたものです。ドラマではあまり画のタッチが出る場面は少なく、たまにお化けの画が出ても、爽やかな登場人物達とそのおどろおどろしい画のタッチがどうしてもそぐわなく、鬼太郎の作者夫婦の話というよりは、別の漫画家夫婦の話のような気がしていました。
物凄く簡単に説明すると、売れない風変わりな漫画を描いていた漫画家夫婦が極貧時代を経て、テレビに鬼太郎が放送されると大ブームを巻き起こし、今度は仕事に忙殺され何が本当に大切な事だったのかを知るという、成功した人ならではの回顧譚です。観ている人は皆、最後がどういう風になるか分かっているだけに、極貧時代の描写にも何かノスタルジックな印象が感じられました。作者である水木さんの奥さんが描きたかった夫婦間の絆というテーマよりも私が気になっていたのは、水木しげるというこの特異きわまる漫画家にいつどういう形で転機が訪れるのだろう、いつ時代の風が吹くのだろうと、そればかりが気になっていました。デビュー時は子供に悪影響を与える悪書と批判され排斥運動され起こされ、その暗い画風からテレビなんてとんでもないと思われていた「ゲゲゲの鬼太郎」にどうやって光明が差すのだろうか?デビュー以来そのスタイルを一途に貫いてきた水木しげるさんはずっと変わってないわけで、周囲が変わっていくわけです。そのきっかけに興味津々でした。
どこまでが実話で、どこまでが創作か分かりませんが、ドラマでは昔から水木漫画を愛読していたファンが雑誌の編集者に数人居て、小さな媒体から徐々大手出版社へとつながっていくのです。「ゲテモノ」と周囲から冷たい目で見られながらも、己の直感で信じる面白さを貫いた編集者達も立派というしかありません。特に私が好きなのは、最後まで損な暮らしでしたが、役回りとしてはとても重要でありがたい戌井役の梶原善さんです。三谷幸喜率いる東京サンシャインボーイズの頃からの大ファンで、今回も人を食ったような、どこまで悪ふざけか本気か分からないようなとぼけた演技が大好きでした。今回は天下のNHKという事で相当に抑えていましたが、真面目に演じるほどにその独特の台詞回しが際立って、ドラマのトーンから浮いたような存在がたまりませんでした。個人的には、『王様のレストラン』の稲毛役が私にとっての梶原善ベストです。
このブログを書いていて気づきましたが、私が『ゲゲゲの女房』を好きだった理由は、お気に入りの俳優さんが多数出演していたからだったのかもしれません。もはや怪優の領域も近い梶原善さん、あくまでもナイロン100℃の舞台俳優・大倉孝二さん(私は、舞台『ダブリンの鐘つきカビ人間』と『開放弦』がベスト!)、これまたNHKの画風からは完全に浮き上がった演技でやってくれました。演出された舞台のDVDはほとんど所有して日々繰り返して観ている私の演劇ビッグ2の、後藤ひろひと氏と三谷幸喜氏(近そうで遠い対極のベクトルかも!)のそれぞれの懐刀である大倉孝二、梶原善という個性の塊が、舞台で鍛えたオーバーアクトを繰り広げるのですからそもそもNHKの枠などに収まろうはずがないのです。それをニタニタして観ておりました。他にも、しょぼい夫をやらせたら日本一・光石研さん、昔からずーとこういう役柄しか廻ってきませんね~、いいです、そこがいいです!他にも・・・
すっかり脱線しましたので、明日速やかに軌道修正します・・・
実はアンドリュー・ジャクソンは、初の貴族出身ではない大統領であり、正規の教育を受けていなかったとされています。肉親全てを南北戦争で失くし、自身も英国軍の捕虜になった経験があり、決して恵まれた環境にあったわけではありません。戦後の混乱期において自らの力だけで這い上がってきた彼にとっては、力こそ正義だという偏ったイデオロギーだけが拠り所だったのかもしれません。軍人時代には頭角をあらわし、大佐になって米英戦争では輝かしい戦歴をあげました。その時の戦果によって彼は後にアメリカ合衆国大統領にまで上り詰めるのです。活躍した米英戦争の主戦場が森林地帯であった事から、(きっとその地でたくさん生えていたのであろう)ヒッコリーになぞらえて、「古いヒッコリーのように頑丈」(tough as old hickory) という意味の、「オールド・ヒッコリー」というニックネームが付けられたというのです。 |
さて、アンドリュー・ジャクソンの愛称にも使われたほどこのテネシー州からミシシッピ州、アラバマ州一帯は、19世紀以前には広大なヒッコリーの森が広がっていたといわれています。まだ本格的な伐採機械もない当時、ほぼ手付かずの原始林が延々と連なっていたのでしょう。それは人間の介入を拒むような鬱蒼とした森で、さぞ神々しいものだったと思います。それが何かの例えになるぐらいですから、当時の人々には畏敬の対象でもあったと思うのです。あくまでも私の推論ですが、物の木としても丈夫な高齢木のヒッコリーの木にちなんで、長く丈夫でありますようにとの思いも込めて人造湖に「オールド・ヒッコリー」の名前を冠したのではないでしょうか。 その思いは、湖からバット製造会社の社名へとつながっていくのでしょう。南北戦争からマートンのバットまで、ああ、果てしなき『木物語』! |
イチローの年間210本の記録も更新しそうなバットマンが、こだわっているのがアメリカから持ち込んできたバット。そのバットを使い始めてからメジャー時代を通じて折れる回数が格段に減ったというのが、目の詰まったオールド・ヒッコリーのバットなのだそうです!ヒッコリーでスポーツといえばスキー板が専売特許かと思っていたので意外でした。200本を越えるヒットを積み重ねたのがヒッコリーだったとはなんだか嬉しくなります。ところが調べてみたら実は「ヒッコリーの木」ではなかったのです!? |
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