森のかけら | 大五木材


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20130126 1先日、久万高原町の商工会垣内尚彦さんから久万高原町観光の手引き『久万高原のおもてなし情報誌 くまこいペーパー』を大量に届けていただきました。表紙の写真は、真っ青な空のもと銀白のなだらかな丘に1匹の黒牛が草を食(は)んでいる構図。この季節の久万高原町の静謐な空気感が伝わってくる素敵な写真だと思います。中には、この冬のおすすめスポットが細かく掲載されています。この仕事を始めてから、もう数え切れないほど久万高原町に行っているのに、町に宿泊した事は1,2度なので、町内での飲食もほとんどありません。イベントの時には、その場で用意された食事を取りますし、日帰りなら当然地元の美味しいお酒も飲めません。私、恥ずかしながらスキーというものをした事もありませんので、冬の久万は『木材』を仕入れにいくだけの場所となっていました。嗚呼、モッタイナイ!

 

 

20130126 2実は紅葉の名所・岩屋寺古岩屋の温泉も氷瀑(ひょうばく)・遅越の滝もほぼスルー状態!関心が無いというわけではなくて、興味津々なのですが身近にあるとついつい後回しにしてしまうもので、今でなくてもいつでも来れるからと、知らず知らず遠ざけてしまっておりました。先日ご紹介したトム・ヴィンセント氏も、10数回も松山市内に泊まりながらも未だに道後温泉は未経験(そのうち数回は、温泉のまん前のホテルだったのですが時間が合わず・・・)という話をとても他人事とは思えません。

 

20130126 3木の良さは五感で楽しむものだと日頃から言っていますが、その場所の味わいも実際にその地に赴き、そこの空気を肺いっぱい吸い込んで、地元の言葉や食べ物、お酒なども味わい咀嚼し、人とのふれあいの中から滲み出てくるものだと思います。いくら地図やネットで「行ったつもり、知ったつもり」になろうとも、それから得られるものは本物のごくごく一部の平面でしかありません。やはりスノータイヤを購入して(これも恥ずかしながら持っていない・・・)冬の久万に行かねばならないようです。

 

20130126 4ちなみのこの『くまこいペーパー』を手掛けられたのが、いつもお世話になっている才媛・竹森まりえさん。私のブログではお酒を飲んでいる姿ばかりをアップしているので何だか申し訳ないのですが・・・。昼間の姿は、農家WEBサイトの企画制作活動などをされ、農業だけでなく飲食や地域振興などさまざまな分野で講演や指導など大活躍されているバイタリティのかたまりの女性なのです。今、そのまりえさんとも一緒に、ある仕掛けを練っているところ。面白いモノが生まれてきそうな予感!

 

20130126 5私は一材木屋として一緒に何か楽しめないかというスタンスですが、故郷を離れて暮らす人間として感じるのは、地域振興は結局地元の方の本気具合。外部からいくらコーディネーターやコンサルタントを招いても、地元に熱がなければ魂は燃えず。盟友・井部健太郎君はじめ、久万郷のメンバーやまりえさんなど、一度久万を離れて客観的に地元を見つめた方が、自らの手で眠れる原石を掘り起こし磨き始めた久万高原町。雪解けにはきっと新しい芽が幾つか見えてくることでしょう。




20130125 1弊社では、このブログを公開しているホームページ以外はほとんど何の宣伝もしていないのですが、少しずつ口コミで広がりが出来てきたのか、最近一見さんお沢山お見えになるようになりました。新築建築時に工務店さんと一緒にお越しになって、無垢のフローリングや内装材などを決めていただいた施主さんが、数年後に家具を作りたいという事で再来店されるケースも多いのですが、特に増えたのが「自分で木工をしたい」という木工愛好家の皆さん。遠方から電話での問い合わせも急増しています。

 

20130125 2その多くは、このサイトをご覧になっての事だと思うのですが、すべてがこの世に1つの無垢材を画像と言葉だけで伝えるには限界があります。長さや幅、厚み、節の様子や木目の様子などおおよその情報は、沢山写真を撮って言葉で補足説明すれば何とかなるかもしれませんが、もっとも大切な質感はカメラのフィルターをすり抜けてはくれません。ですので無垢材のネット販売にはかなり抵抗があったのですが、愛好家の方の声に背中を押され、『ちょこっと端材』限定でネット販売に踏み切りました。

 

20130125 3端材ではなく大きな耳付きの1枚板などもネットで販売して欲しいという要望も多く寄せられるのですが、サイズが大きくなれば価格も比例して高額になります。折角の楽しみを失望には変えたくないので、とりあえずネット販売でも無垢材は『ちょこっと端材』に限定しています。近くの方であればご来店いただき、試しにサンダーで端を削って磨き、試し塗りなどをして仕上がり具合を確認していただきます。ですので、いつも私は木粉まみれのこんな状態。偏屈材木屋としては誇らしい姿!

 

20130125 4そうやって実際に五感で質感を確認していただくのですが、県外しかも四国外となるとそう簡単にもいきません。『木の好きな方に買っていただきたいと、好きな木を買いたい』のはざまでジレンマ!そのジレンマに痺れを切らせた『本気印』のお方は、はるばる海を越えていらっしゃいます。過日も、弊社の木を見るためだけにわざわざ福島県南相馬市から『本気印』のご夫婦がお見えになりました!愛媛観光とか何かのついでがあったというわけではありません。このためだけに愛媛までやって来られたのです!

 

20130125 5お目当ての木材だけをご覧になってすぐに飛行機で福島へ戻られました。本当にありがたい事です、木材屋冥利に尽きます!最近そういう『本気印』の愛好家の方が増えてきて、こちらの背筋もピンとします。決して遠方から来られるから大切といわけではなく、そこまでしてでも来られるから『本気度』が生半端ではないという事です。そんな機会が増えるほどに、その熱き思いにしっかりと応えられ、期待を裏切らないような材木屋に一日も早くならねばと痛切に思うのです。




20130124  1愛媛をこよなく愛する大和魂を持った変な外国人トム・ヴィンセント氏と久々の再会!数年前の来県の際には、3月というのに記録的な大雪の日に久万高原町で大渋滞に巻き込まれ、いつぞやは台風も連れて来るなど何かと賑やかなトム氏の愛媛入り。それも氏の来県を心待ちにするトム・ファンの心の胸騒ぎが天候まで巻き込んでしまうのかもしれません。それにしてもいつも思うことですが、本当に愛媛に何度も何度も足を運んでいただきありがたい、感謝、感謝!の思いを込めてまずは乾杯~!

 

20130124  2まだ【森のかけら】の背骨が揺らいでいた頃に初めてトムと出会い、地方の零細企業がものづくりをするにあたって何をどう考え、誰に向かって何をどう売っていくのか、について多くのヒントをいただきました。それから『Loopto』を経て、県内の異業種の方たちとの交流も進み、わずかながら自分の視野も広がりました。外から客観的に物事を見ることを意識するようになり、それがいつの間にか『愛媛のものを世界に売る』などという野望へ広がるのですが、それを何ら違和感なく感じさせてくれるのがトムの魔力!

 

20130124  3ロンドンもコペンハーゲンもアブダビもすぐそこに感じさせてくれたのは、この人のスケール感?そんな彼に魅せられて、当日も業種の垣根を越えた老若男女が集いました。10人ほどが集まりましたが、よくよく周りを見渡せば、私が上から2番目の年齢に!木材業界にいると、70歳でも現役バリバリの世界ですから、40代はハナタレ小僧ですが、世間はもの凄い勢いで世代交代が進んでいて結構焦ります!当日は、五十崎手漉き和紙『りくう』の佐藤友佳里さん、『大西陶芸』の大西先君とも久々に再会。

 

20130124  4皆さん、それぞれの分野でテレビや新聞、雑誌などで大活躍されています。そんなお忙しい方々の時間をうまく調整して、こういう機会を作り上げる人といったらこの人を置いて右に出る方はいないでしょう、稀代の猛術使い・藤田雅彦氏㊨(愛媛県産業技術研究所 技術開発部 主任研究員)。あらゆる異種格闘技に精通し、すべてのレフリングの出来る男にして、森のかけら】育ての親・三銃士のひとり。この人の出現がなければ、愛媛の異業種の交流は10年遅れたと、誰かが言ったとか言わなかったとか・・・。

 

20130124  5Loopto』以来、トムとの決め事は、本題の前の晩とりあえず一緒に飲む!という事がルール化されており、今回もお約束通りしっかり深夜までお付き合いいただき翌日はブルーマーブルにてモーニング・ミーティング。そこから弊社で飛行機の時間までいろいろと戦略会議。お疲れのところ大変お世話になりました。トムが凄いと思うところは、毎回手弁当の扱いで招いているのに何も不満も言わずに、私達の話を同じ目線で聴いてくれて、ローカルなものづくりという軸をぶらさずにヒントを与えてくれる事。とかく偉い大先生を招聘すると、都会視点で今までのビジネスモデルを無理矢理地域に当てはめ、地域の食べ物も口にせずに文化や歴史を語ろうとされますが、もうそんなものは要らないでしょう。地方が地方らしく胸張って勝負できるものを磨く事、トムの教えを実践する舞台は『世界』にあり。ビッグプロジェクト動き出します!嗚呼、これもつながってる!




20130123 1先週の日曜日に、「えひめこどもの城」で東京の童具館さんを招いた『わくわく・つみつみ ~たくさんの積み木であそぼう~』という木育イベントが開催され、家内もお手伝いに伺っていました。私も完オフ日でしたので、部活帰りの子供達を連れて、片付け少し前に到着。ピークは過ぎていましたが、まだま多くの子供達が、木の積み木と戯れていました。まだよちよち歩きをしているような幼児から大人まで、積み上げ始めたら皆顔つきは真剣で一心不乱になっていきます。積み木の魔力!

 

20130123 2すでに(秦の始皇帝が作った)阿房宮や万里の長城のような巨大構造物の姿はありませんでした。今回はチャレンジャーがいなかったか?倒壊してしまったか?それでも1つ少し小さめの『円筒ドーム』が残っていました。足元に小さな出入り口があって、わが子をはじめ幼児たちが続々と中に入っていくのですが、肩や手足の先が触れて倒れやしまいかとドキドキ!私の身長よりも少し高いぐらいまで積み上がっていましたので、中に人がいて崩落すると結構痛いかも。

 

20130123 3でも小さい子どもの場合は、痛さもあるでしょうがその崩落の衝撃音と、周囲の「あ~あ・・・」という失望の空気感で泣き出してしまう子もいるようです。形あるモノはいつか壊れるとはいえ、大人はどうしても作り上げたものを残したがります。それが大きければ大きいほどなおの事。ギリギリの出入り口を通る。それが出来たら次は変わった姿勢で通り抜ける。次は二人同時に・・・挑戦は尽きません。その勇敢なる姿を見ていて、「嗚呼、自分はすっかり守りにはいっているなあ」と反省。

 

20130123 4安定と挑戦。どうしてもルーティンの居心地よさに浸ってしまいがちですが、そうなってしまうと変化することに億劫になります。ついついいつの間にか安全策を選ぶようになっていた自分に猛省。壊れたってまた一から積み上げればいいじゃないか!今ならまだ取り返せる。今やなれば間に合わなくなる。という事で、志ある仲間とともに今までとはちょっと違う新しい分野(延長線上にあって、最終的にはすべてがつながってゆくのですが)に踏み出しますこどもの姿に気持ちが奮い立ちました!




20130122 1森のかけら】のファン、マニアを世界に広めて、もっともっと木を楽しんで好きになろうという野望『森のかけら世界戦略』。この野望達成の命運は、それぞれの大陸担当の敏腕『かけら大使』にかかっています。現在、大使が活動しているエリアは、アジア、ヨーロッパ、オセアニアですが、『ヨーロッパ&オセアニア担当大使』であるブルーマーブルのマスター・藤山〔FLM〕健さんは、実に精力的に活動をしていただいております。イタリアデンマークに続きオーストラリアはシドニーで啓蒙&普及活動!

 

20120122 2決して無理強いしているわけではない事だけはお断りをしておきます。あくまでも自主的に、使命感を持って、ファン心理に基づき、楽しみながら、他民族とのふれあいツールとして、【森のかけら】を世界へ広めていただいているのです。藤山大使はプロのカメラマンでもありますので、【かけら】たちが異国で活躍する姿を、美しい各国の風景や自然と共に見ることが出来るのも極上の幸せです。今回も素敵な写真を沢山撮っていただきました。本日はそのうちのごく一部をご紹介させていただきます。

 

20130122 3オーストラリアとはゆかりのある藤山大使のために、オーストラリア産の【かけら】を揃えた『Aussieの5かけら(オージー・ファイブ)』を作らせていただいた事があります。今回もそれを託そうかと思ったのですが、わざわざオーストラリアにオーストラリア産の木を持って行くのもどうかと思い、敢えて今回は封印。日頃の藤山大使の貢献度に敬意を払う意味で、『ブルーマーブルの5かけら』を持って行っていただきました。これは、お店に関わりのある5種類の木を私がセレクトして作ったものです。

 

20130122 4これをただ異国へ持って行ってもらい、写真を撮ってきてもらっているわけではありません。日本の森の事や、そこから生まれる多様な木のものづくりの事などに興味・関心のありそうな方に、商品を渡していただき『モノと物語』を伝えていただいているのです。いきなり他人ではなく、「友人の友人」のような関係性のある方のつながりなので抵抗無く受け入れていただいています。それも藤山大使の人間性、お人柄あってこそ!ファンずづくり戦略なので、どう儲けるかではなく、どう楽しんでもらえるか!

 

20130122 5海外での大使の皆さんの活動ぶりを拝見させていただくと、モノを売ろうと肩肘張って意気込んでも空回りするけど、友人のOOがそんなに惚れ込むモノだったら見てみたい、知ってみたいと驚くほどスムーズにつながっていく事には驚かされました。国内においてもその傾向はありますが、木の文化や慣習が違う異国だと余計に強く感じます。「モノを売れより人を売れ」は商売の常套句ですが、「世界にモノを売るには、信頼できる知り合いに頼れ」です!藤山大使、いつもありがおうございます(涙)!

 

★世界で活躍中の藤山大使の生声&生姿はこちらでどうぞ!!・・・・『愛媛の社長.tv




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