森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
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091210_1821~0001昨日と今日の2日間で、第4回の『Loopto』の会議があり、トム・ヴィンセントさんも東京より来松されました。会議の前夜に懇親会がセットになっておりますが、すっかりこのスタイルが定着しました。この場で忌憚のない意見が交わされます。海外向けのWebサイト『Loopto』にみんなで出店し、愛媛のいいモノを世界に広げるという共通目的を持って数ヶ月に渡り、会を重ねてきたので強い連帯感が生まれています。もはや1つのチームです。異業種の方と、各自の取引ナシにこれほど深いお付き合いが出来るとは思ってもいませんでした。昨夕は『えひめイズム』に集合して皆で見学会です。

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オープンしてもうすぐ1週間になろうとしていますが、平日でも200人ぐらいの方が来場されているようです。まあ人さえ多ければ良いという訳ではありませんが、とりあえず知っていただくという意味では、まずこのスペースに来ていただくという事がスタートです。よくある物産展という訳ではありませんので、ここからどういうモノを発信できるかですが、左の画像は大西陶芸さんの『お食い初めセット』を、ケヤキの『角膳』の上に乗せていただいていますが、まだまだコラボなどというレベルではありません。これから互いの商品に相乗効果のある戦力的な商品開発を目指そうと思っています。

091210_1800~0001数ある商品の中でとりわけ気になるものがひとつ、エスデザインスタジオ佐野勝久さんがブログで詳しくアップされていますが、宇和島市内のイタリアンレストラン「ルーコラ」さんが開発された『マハタのイタリアン缶詰』!佐野さんが殊更その味の絶品ぶりを勿体をけておっしゃるので、食指が動きます!よし、今日買って帰ろう、と思っていたのですが、値段を見て・・・ムムム・・・今日は、今日のところは・・・手が出ませんでした・・・。分かっているんです、こだわって手間隙掛けたものは安くはならない事も、その値段以上の価値も絶対あるはずだという事も!いつの日にか必ずや、その日まで待ってろ『マハタ』!

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この事業は雇用促進の意味合いもあるので、多くのスタッフの方が採用され働かれています。商品数が多いだけでなく、物語性が強い商品ばかりで、説明されるスタッフの皆さんも大変だと思います。特に弊社のような、何に使うか訳の分からないような物を担当される方は尚更の事でしょう。「これは何をする物なの?」と訊かれたら、ただ「森のかけら」ですとだけ答えて下さいと説明しておきましたが、やはりそういう質問も多いようです。それでいいんです。説明は要りません、ここは感性を売る店ですから!弊社のコーナーを担当していただく生名さん㊧、塩濱さん㊨、どうか楽しんでください。自分が本当に好きな物しか、他人にその魅力は伝わらないのではないかと思います。一人でも多くの『えひめイズムファン』を増やせれるように頑張りましょう!愛媛から世界へ、人もモノも繋がっていければ素晴らしいです。




091203_1926~000212月に入って途端に、お酒の席が多くこの先が危ぶまれます。今日こそは控えめにしようという誓いも、最初の1,2杯であっという間に崩壊してしまいます。まあ私の周囲はどうしてこうも酒好きばかりなのか呆れます。これが明日の活力と嘯(うそぶ)きながらも、ほどほどにしておこうと思っています。しかしお陰で、店のオーナーとも仲良くなり、ご縁が出来て今までにも多くのテーブル、カウンターなどの仕事をさせていただきました。飲食店のオーナーと我々が知り合う機会というのは、設計士さんが紹介していただける〈昼の部〉ぐらいで、〈夜の部〉は自ら開拓していくしかないのです。そのために飲みに行っている・・・という訳では当然ありませんが、仕事に繋がる繋がらないに関わらず、お店のオーナーと木について話をするというのは楽しいものです。むしろ、仕事に繋がらない方が、心置きなく好き勝手な事が言えるので楽しいのですが。お酒も入っているので、ついつい調子に乗って大口を叩いて後で後悔することも多々ありますが・・・。

20090721 ビールと飲みに行く場合でも、なるべく『ご縁』の合った店に行くようにしています。テーブルや座卓などを作らせていただいた処には、納品後に客として伺ってそのカウンターやテーブル席に座らせていただきます。使用頻度の高い店舗の場合、いろいろ問題が発生する場合もありますが、実際に自分が座ってみて分かることもあります。はやっている店ほどお客さんが多いわけですから、テーブルやカウンターもフル回転で活躍することになり、傷や汚れ、煙草の跡や輪染みなど『経年変化』などという言葉では片付けられない状況になる事も少なくありません。しかし致命的な重症以外、使い馴染んだテーブルを作り換える方はほとんどいません。それはただ金額の問題だけではなく、店全体の雰囲気に合うかどうかという事もあるし、やはり使い馴染んだ愛着というのもあるでしょう。傷や汚れにも店の歴史が刻まれていくわけですから。

 

いろいろな考えの方がいらっしゃいますので、こういう意見は無責任だとか感情的だと思われる方もいると思います。家具を取り扱っているのなら、そういう問題の発生しない物を作れという声もあると思います。それも正論だと思います。そういう方からすれば、『無垢材だから』というのは1種の言い訳で逃げ道にしか聞こえないと思います。確かに、乾燥が甘く収縮が起きたり、幅剥ぎの剥ぎが切れたりするのは、製造工程でも目論見の甘さだと思います。一方、冷暖房が四六時中直接テーブルに吹きかかるとか、店全体に湿度が足りてなく過乾燥になっているとか、オイル仕上げなのにたっぷり水を含んだ布巾で水拭きしたとか、使い方の無知もあると思います。事前の説明などはしていても、実際に使ってみないと分からないことはたくさんあります。

091203_2249~0001大変な状況に遭遇してしまった時は、物凄く動揺して無垢材を勧めた事を後悔することもありますが、それも過ぎ去り無事解決して再び、客として店を訪れ、他のお客さんがそのカウンターやテーブルで美味しそうに食事をされている姿を見ると、やっぱり嬉しくなります。一生続くトラブルはないと思います。ボタンの掛け違いなどがあったにしろ、お互いの目的はひとつな訳ですから、いずれわだかまりも融解し理解し合えると思うのです。木という素材の醍醐味とリスクは背中合わせなところがあります。いくら乾かしていても割れたりねじれてしまったり、人の英知の及ばない表情を見せたり光沢が出たり、だからこそ木は人を惹きつけやまないのではないかと思います。最近は、木に対して深い愛情と造詣をお持ちのオーナーも増えてこられて、納品させていただいたテーブルやカウンターを大切に使っていただいているので本当にありがたいです!

 

12月はお酒のお店に行くことが多くなるので、なるべくご縁の合ったお店で飲ませていただこうと思っています。久し振りに木と再会した時は、倉庫の中で埃にまみれて眠っていた時の状態に比べ、晴れの舞台に立たせていただきよそ行きの服を着せてもらったようで、照れくさくも懐かしい気持ちになります。どうかこれからも頑張れよという気持ちで、ついついまた一杯盃を重ねてしまうのです。




★今日のかけら・♯038【イチョウ/銀杏】イチョウ科イチョウ属・針葉樹・宮崎産

 

今年の秋は天候が不順で、おかげで紅葉が長く楽しめました。画像は3,4日前の近所のイチョウの鮮やかな黄葉です。一般的には、葉っぱが赤く色づくのを『紅葉』、黄色く色づくのを『黄葉』と使い分けているようですが、別にどちらを使っても問題ないと思います。厳密にはそのメカニズムに違いがあるようです。しかし、『素敵な紅葉です』と書いて、葉っぱが紅いとやっぱり雰囲気が出ませんので、それなりに使い分けた方がいいのかもしれませんが、山全体を差す場合は、赤や黄が混ざっているので・・・。それはそうと、二股に分かれた愛嬌のあるイチョウの葉は、東京都大阪府神奈川県などの木に指定されていますが、実はこういう形をしていても、植物学的な分類上は『針葉樹』になるのです。葉の形はどう見ても『広葉樹』ですが、植物的な分類は葉の形ではなく被子植物か裸子植物かの違いなので、イチョウはソテツと同じように球果の出来ない裸子植物で、違和感があるものの『針葉樹』になるのです。

これは、イチョウが『イチョウ科イチョウ』ただ1種しかない特別な木であることに関係しています。太古の昔、恐竜が生きていたジュラ紀には多くの仲間が繁栄していたのですが、氷河期を迎え恐竜と共にほとんどの仲間が滅びてしまったのです。その中で唯一、中国大陸の江南地方にわずか1種のみが奇跡的に生き延びた物が、現在のイチョウの祖先だといわれています。この発見は宋の時代で、日本には平安か鎌倉の時代に伝来したといわれています。今では町中の到る所で目にするイチョウですが、実はこういう浪漫あふれるエピソードがあったのです。


少し前まで、市内の平和通のイチョウ並木にも『ギンナン』を拾う方の姿が多く見られました。イチョウは、オスとメスが別々の木である『雌雄異株』であることはよく知られています。なので当然オスの木にはギンナンはつきません。メスは実がついたり、実が落ちたりして樹形が乱れやすく、枝が垂れ下がったり、横に広がったりして姿形が崩れて美しくない、一方オスは実がつかない分、枝が天に向かって伸び樹形が美しい、といわれているようですが、実際には樹形だけでオスメスを見分けるのは至難の業だと思います。材になった場合でも、メスの板はギンナンの臭いがします。オスの方はほぼ無臭です。たまたまかどうか、弊社の在庫もほとんどがメスです。メスの方が成長が良く大きくなるので、材として多く流通しているからでしょうか?ちなみにイチョウの花言葉は【愛の復活】ですが、こういう背景を考えると、何だか深い意味を感じます。何気なく使う花言葉にも、いろいろと含蓄があります。

イチョウといえば、その用途として『まな板』が有名です。まな板の材としては【イチョウ、ホオ、ヤナギ】の3種が挙げられ、中でもイチョウは最適だといわれます。それは、材に適度な粘りと弾力があり、包丁の刃を傷めず、耐水性もあり、材の木屑が出ないことがその理由なのですが、もう1つ食べ物に匂いが移らないというのも大切な要件です。ですから、イチョウをまな板に使うときには、食べ物に匂い移りのしないオスのイチョウを使ってください。その特性から考えれば、テーブルや座卓など家具には不適に思われがちですが、柔らかく傷つきやすいから家具には駄目という考え方はどんなものでしょう。氷河期を生き抜いた木に、それ如きの理由で排除するのは心が狭い話だと思うのです。ちなみにイチョウは【銀杏】の漢字の他にも【公孫樹】とも書きますが、これはとても長寿なので、祖父がこの木を植えても、そも実を食べる事の出来るのは孫の代になってからだというエピソードに由来しています。

 




20091208 秋山好古先日もNHKで『坂の上の雲』の第二話が放送されましたが、秋山好古もフランスに行き、舞台の中心はどんどん愛媛から離れていくのは寂しいところではありますが、その分スケールがワールドワイドになっていくわけです。ただ愛媛県人というだけの薄い関わりなのですが、それでも誇らしく思えるのは何でしょう、ナショナリズムならぬ『県民主義』とでも言うべき物でしょうか。放送が3年も続くという事ですが、観る方のこのテンションが3年も維持できるか心配になるほどですが・・・。

20091208 道後の湯玉その影響もあって、道後温泉にも多くの観光客が訪れているようです。正直、以前は愛媛の観光についてほとんど興味もありませんでしたが、『えひめイズム』の開設・出展や『道後温泉の湯玉ハガキ』製作など、実際に関わりが出てくると、現金なものでそういう記事にも敏感に反応するようになりました。ただあくまでも民間企業なので、無償の愛で応援ばかりしてもいられません。自分の食い扶持は自分で稼がねばなりませんから。『道後温泉の湯玉ハガキ』もご注文をいただき、納品させていただきました。

 

20091208 道後の湯玉⑤別に『坂の上の雲』を意識した作りではありませんが、ブームを追っかけるより、シンプルな物が飽きが来なくていいのではないかと思います。今回は、愛媛を象徴するオレンジライトグリーンです。最初は慣れない作業で戸惑いもありましたが、何事も経験です。少しは要領も良くなりました。この湯玉ハガキを作らせていただいた事が、異業種とのタッグを組むいい契機となりました。案ずるより産むが易しを実感しました。これからいろいろアレンジ商品も考えられるようになりました。

 

20091208 秋山好古②やはりウチの強みは、多種多様な材が揃うという事ですので、早速いろんな樹種で・・・これが意外にも難しく、とりあえず断念。違うやり方を考えています。丸く滑らかに削るというのと反りを押さえるというのがポイントです。問題がある方が出来上がった喜びが高いのは分かってはいますが、口で言うほど甘いものでもありません。数え切れないほどの多くの失敗の上にしか成功はありません!いろいろと【森のかけら】の新商品も開発に心血を注いでいるところではあるのですが、そう簡単にグッドな物は生まれません。あまりに奇をてらいすぎると、折角の素材の面白さを壊してしまいかねません。デザイナーさんのご協力を得ながら、シンプルで木の素材感の出たものを作りたいと思っています。発売はいつになる事やら分かりませんが・・・。さて、年末を控え道後も多くの観光客をお待ちしています。道後温泉本館にお越しの際には、是非『湯玉ハガキ』をお土産にどうぞ!




091206_1553~0001以前、南海放送ラジオの『じんじん地獄時間』に出演させていただいた時に、『まっすん』こと桝形浩人さんが演出・脚本の芝居を観に行きますと約束しておりましたが、ギリギリ最終公演で約束を果たせました。劇団P.Sみそ汁定食の第7回公演『たまねぎフェリー』は、シネマルナティック湊町という映画館で上演されています。開場10分前頃に入ったら、もうかなりの席が埋まっていました。舞台の幕が開く頃には、ほぼ開場は満席の盛況ぶりです。入口でみかんもいただき、アットホームは雰囲気の中、舞台の幕が上がりました。この物語は、かつて八巻島からたまねぎを運んだ八巻島汽船、通称たまねぎフェリーが遂に最後の航海を迎えることになりました。そこに偶然乗り合わせた数人の男女、船はひとつの運命共同体、それぞれが誰かに会うために、約束を果たすために・・・彼らの思いを乗せたたまねぎフェリーはどこへ向かっていくのか・・・?

 

20091206 たまねぎフェリー実は、所詮地方都市の芝居だと侮っていました・・・それが・・・素晴らしい、感動いたしました!1時間40分ほどの舞台でしたが、後半になるに従ってバラバラだったそれぞれの物語が絡み合って、最後は感動的な大円団が待っていました。客席では涙を流される方が何人もいたほど、実に感動的でした。出演者7人の個性も際立っていて、実にいいキャラクターの皆さんばかり。時間が経過するほどに、たまねぎの皮がむけるがごとくどんどん苦味や渋みが出てきて、じわじわと感情を揺さぶり気持ちも昂ぶってきます。クライマックスでは鳥肌が立ちました!これが第7回公演とは・・・あ~見逃した過去の6作品も観たかったと思わせてくれる、素晴らしいものでした。久し振りに舞台を生で観させていただきましたが、やっぱり生はいいです。息遣いや空気感がビンビン伝わってきます。舞台の楽しみをたっぷり堪能させていただきました。

 

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それぞれの方がとてもいい味を出されていたたのですが、中でも『じんじん地獄時間』の収録の時にお世話になった前田浩和さん(㊨市田聡役)と、軽トラックの運送会社の運転手・藤堂ゆかりに扮したまぐろ(これでよろしいんでしょうか?)さんのおちゃめっぷりは感涙物でした!ラジオ収録の時は、そんな素振りは微塵も見せず、鬼たち奇人の中にあって唯一の常識人に見えた前田さん、あの時のあなたは常識人のフリをしただけだったのですね。私の大好きな山内圭哉を髣髴させるシャープで切れた演技、大好きです!それと、まぐろさん(これは勿論舞台ネームですよね?)の、全てを葬り去ったような思い切りのいい演技と軽快な動きに、私は『愛媛平田敦子』を見ました!是非、このお二人の二人芝居を観てみたいです!他の皆さんも充分素晴らしく、台詞も聞きやすく相当練習されているのが分かります。何より真剣に舞台に取り組まれているからこそ、我々の心を打つのだと思います。

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いや~本当に楽しい航海でした。桝形さん、前売り券2000円は安すぎます。お世辞抜きに倍以上の価値はあります。芝居も良かったのですが、私は職業柄舞台のセットに気になって・・・たまねぎフェリーの客室が組んであったのですが、杉の板がいろいろ使われていました。いろいろな用途で使われる『』の事がとても気になるようになりました。ああ、多分あのサイズなら105X30㎜の間柱だろうなとか、あれは180X30㎜の破風板が使えるとか、根太は米松の55㎜でも使っているのかしらと・・・。こういう素敵な芝居の舞台を支えられるものならば、是非弊社の木材も使っていただきたいものです。材木屋が舞台の芝居など書いてもらえば、セットの材料ぐらいは無料で提供させていただきますぞ!劇団P.Sみそ汁定食さん、あなた方は真のエンターテインメント集団だ!次も必ず観に行きます!ますますのご活躍を期待しております。

 ★たまねぎフェリーは沈没しませんが、世の中には沈む木もあります→気になる方はこちらもどうぞ!




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