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今年のゴールデンウイーク後半の連休は、珍しく子供たちの部活やイベントが入ってなかったので、家族で帰省する事に。そして部活の練習などが入ってない甥や姪たちを含む総勢八人で一路高知へ向かうことになりました。この数年、3連休などがあると子供たちで高知方面に行くことが定例化しています。それで今回目指した先は、高知県の竜串(たつくし)。高知県の西部・土佐清水市は足摺岬の近辺に位置し、波食、風食の影響で削り取られた奇勝・竜串海岸が有名です。
その名はよく知っていたものの実際に行くのは私も初めて。松山からだと高速無しでおよそ4時間半ほどかかる距離。実家からだとおよそ3時間半。長時間車の運転をすると目と腰が痛くなる私としては、歓迎したいコースではありませんが、こうして家族で小旅行が出来る時間もそう多く残されてはいません。共働きで忙しかった両親に連れて行ってもらった家族旅行の経験は、大人になっても決して忘れるものではありません。かつて自分がそうしてもらったように今出来ることは精一杯してやらねば。
ついでに自分は自分の趣味で楽しもうということで、行く先々で木やら植物、自然の風景の写真撮影。牧野植物園をはじめ、高知には『今日のかけら』などで使いたい樹木の撮影スポットが数多くあります。また嬉しい事に観光地が多い高知では、随所に木のネームプレートも掛けてあったりして、私のような人間には非常にありがたい撮影ポイントなのです。撮り溜めした画像は、随時『今日のかけら』などで公開させていただきます。
同じ樹木でも、荒々しい日本海側と穏やかな瀬戸内では表情の険しさが違うように感じられます。また各地の観光地や土地の名前のについても、高知のそれは随分ロマンチックだったり、センスが感じられるように思うのは「他人の芝生」でしょうか。四万十川、桂浜、魚梁瀬(やなせ)、龍河洞(りゅうがどう)、宿毛(すくも)、足摺、御厨人窟・神明窟(みくろどしんめいくつ)、はりまや橋、天狗高原、竜串・・・思いつくままに書き連ねてみてもそれだけで何だか心が惹かれてしまうのは私だけでしょうか・・・。
昨日の画像にも少し写り込んでいましたが、『バレルコーヒー』さんのカウンター席の足元の床には、『ブラック・ウォールナット』のラスティック・グレードがガッチリ自己主張!ウォールナット独特のこげ茶のグラデーション溢れる黒味と白身が大胆に混在し、大きな節や入り皮まで豪快に取り入れたグレードで、かなりインパクトのある商品です。一般的なウォールナットよりもかなり濃い目の色合いで、こういう店舗には実によく似合います。
どの商品が店舗向き、住宅向きという分類はありませんが、一般的な住宅であまりに強烈なキャラが立ち過ぎる無垢材も、商業店舗においてはいい塩梅。このウォールナットのラスティック・フローリングも入荷当時はその強過ぎる個性から『キワモノ』扱いされていましたが、今ではすっかり弊社のラインナップにも溶け込んで、個人住宅でもよく使われるようになってきました。ジューサンケンチクの石村君とオーナーご夫婦の感性もピタリと一致していたようで何の抵抗も無く採用決定!
こうして自分が関わらせていただいたお店に、お客として来店して、嫁ぎ先の無垢材の様子を眺めながらコーヒーをいただくなんて至福のひと時。オーナーはバリスタの大会で賞を取られるほどの腕前の持ち主で、また近く大会があるとか。この日も、飲んでしまうのがもったいないほどの美しいラテアートを堪能させていただきました。ブビンガの雄々しい杢目のカウンターの上で繊細なラテアートが一層引き立っているなんて思うのは身贔屓でしょうか。
お店の雰囲気、オーナーご夫婦のお人柄、コーヒーの味、お店の細部に散りばめられたこさわりが渾然一体となって独自の世界観を醸し出しています。私たちが来店してしばらくすると早速地元の常連さんが、「自分の指定席は空いているかな」と親しみを込めて来店されました。これから今治での現場の休憩に立ち寄らせていく場所がまたひとつ増えました。お店の場所は、愛媛県今治市高下町1-4-44ですが、初めての方にはちょっと分かりにくいかもしれませんので、お店にお電話して場所をお聞きした方が早いかも。大きな通りから少し中に入っているのでとても閑静です。定休日は毎月曜日(祝日の場合は翌火曜) 電話0898-33-1017 整備された8台分の駐車場もあります。すっかり今治の人に受け入れられた『Baarrel Coffee&Roasters(バレルコーヒー・アンド・ロースターズ)』さんのますますのご発展を祈念しています!
『バレルコーヒー』さんのコーヒーの味が美味しいというのは詰め掛けるお客さんの数が証明しておりますので、味の表現が下手な私がわざわざ触れる間でもありません。材木屋としては、お使いいただいた店内の無垢材をご紹介させていただきます。まずお店に入って目につくのが、大きな一枚板の『ブビンガ』のテーブルカウンター。長さ4m超、幅は600mmの耳付板で存在感抜群です!真っ赤なエスプレッソマシーンとともに、店内に鮮やかな赤色を灯します。
『ブビンガ』については、以前にも『今日のかけら』で詳しくご紹介させていただきましたが、アフリカ産のマメ科の木です。大太鼓の胴材として有名なブビンガは大径木が取れる木として、ダイニングテーブルや長尺のカウンター材などに重宝されてきました。以前から何度かご紹介させていただいていますが、弊社にもかつて潤沢に流通していた頃の大きなサイズのブビンガが幾つかあります。今回、バレルコーヒーさんでは、オーナーご夫婦が弊社に足を運んでいただきこのブビンガを選んでいただきました。
理想的な乾燥状態にあるブビンガでしたが、いくら乾燥していたとしてもやはりこれだけのサイズとなると相応の重さ!このブビンガは、白太(辺材)が少ない木で、このカウンターもほぼ全身赤身です。若干耳の周辺に残っていた白身も、ダメージのあった耳部のエッジを立たせて仕上げる事ですっかりなくなってしまいました。オーナーご夫婦のご理解で、ウレタンではなく植物性オイルでの仕上げとさせていただきましたので、開店後4ヶ月ほど経過してブビンガの褐色の木肌が一層深みを帯びていました。木味を活かす塗装として、植物性オイルをお奨めしていますが、利用頻度の高い商業店舗の場合は、採用していただく設計士さん、お手入れされるオーナーやお店のスタッフの皆さんのご理解がないと気軽にはお奨めできません。今回は当然の流れとして「無垢材+オイル仕上げ」に決定!
独りでいくら声高に無垢の良さを叫んでみても理解者・共感者がいないとただの独りよがりになってしまいますが、同じベクトルに向いた設計士・施主・職人・材木屋がひとつのチームにいると非常に心強く、結束感もパワーも半端ではありません!納品時には私は立ち会えなかったので、施工後にその御姿を拝むのは初めてでしたが、今回はカウンターを仕上げてもらった善家雅智君(ZEN FURNITURE)』家族と同行。長男杢太郎(ウッドネーム)をモデルとしてカウンターに座らせて写真撮影。ブビンガの大きさが一層際立ちます。このカウンター席以外にもテーブル席やソファ席がゆったりしたバランスで配置されていて、元倉庫の高い天井と合わせて開放感があります。このブビンガすらも決して大きく感じないほど。弊社の倉庫で見た印象とほぼ変わらぬ大きさに感じる事は珍しいのですが、それほどこのお店が「ゆとり」のある空間という事。
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