当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
少し前の事ですが、1日に2つ別々の方から【森のかけらプレミアム36】のご注文をいただきました。長くブログを書いていると、自分では馴染みの商品名の説明を何度もするのはくどいと思って、ついつい「このブログを詠んでいただいている方は知っている」という前提の思い込みで書き飛ばしてしまう事が多いのですが、先日【森のかけらプレミアム】って何ですか?というご質問を受けたので、ちょっと調子に乗ってはしょり過ぎていたと反省。改めて紹介させていただきます。
【森のかけら】は、日本の木120種と世界の木120種の240種の中から、お好きなものを100個(または36個)選べるという商品で、その組み合わせはご自由です。日本50+世界50の「ハーフ&ハーフ」もOKですし、日本だけ100とか世界だけで100も勿論OK。36種についても同様です。その際に専用の桐箱を用意しております。また240種の樹種の簡単な説明が書かれたオールカラーの解説書が付いています。100個セットで¥40,000、36個セットで¥16,000(消費税・送料込み)。
これら240種の樹種は、端材をベースにしています。家具や造作材などを製作する際に発生した端材を有効に活用しています。中にはこのために仕入れるものも幾つかありますが、基本は端材なので、240種がいつも全て揃っているというわけではありません。また、しっかり乾いたものから作る必要があるので、対象の材が手に入ったとしても(例えば庭木を伐採したとか)、割り返して自然乾燥するので、最低でも使えるのは半年後とかで欠品材もしばしば発生します。
世界の木は、基本的には製材所に入ってくる原木または製品が対象となるので、その樹種さえ見つかればある程度のボリュームが見込めるので、樹種にさえ辿り着けば結構レアな樹種でも量は確保出来やすいのですが、問題は日本の木。120種類中、この周辺で流通している(または汎用性が高く日頃から使っている)樹種は、せいぜい20種類ぐらいのもので、1/5ぐらいは建築はおろか家具やクラフトにすら滅多に使うことのない樹種が含まれています。この話、明日に続く・・・
最近、大きな材を再割りして必要サイズに『木取り』する作業が続いています。大きな材は、大きいなりに使ってやるというのが理想なのではありますが、だからといって小さく割ってしまうのは反対と言ってしまうのも了見の狭い話。そこで発生した端材を大切に扱うというのは大前提ですが!ご注文に合わせて、長さをカットするのは一瞬の事ですが、その木がそこまで大きくなった長い時間や森での日々の事などを考えてしまうと、どうしても丸鋸を持つ手にもためらいが・・・。
材木屋の性分として、例えば長さ1mで幅が150mmぐらいの板材が1枚という注文が入ったとします。ところが生憎在庫にあるのは、長さ4mで幅が300mmの板しありません。物理的にはそれを割れば事足りるのですが、幅が300mmの板というものは、一般の方が思っている以上に貴重品で、特に乾燥したもので素性のよいものとなるといつでもどこでも簡単に手に入るというものではないのです。しかし、目の前には急ぎの注文があって、その板を割らざるをえない・・・!
ここがモッタイナイ哲学のアンビバレントな思い!貴重な300mm幅を細かく割るぐらいなら、150mm幅を新たに仕入れよう(結果的には相場や個別注文の割高感や宅急便の送料などの問題もあって、そのほうがかえってコスト高になってしまうとしても)と考えてしまい、貴重な幅広板が残ったというただの満足感、安心感と代償に、請求書といつまで経っても嫁ぎ先の決まらない幅広板ばかりが沢山残ってしまうのです・・・。これではいけない、と一念発起して英断!
長期在庫の幅の広い板も、オーダーがあれば思い切ってカットするようにしました。気持ちは半泣きですが!いくら価値があるといっても、それは誰かに使っていただいてこそのもの。倉庫の中で何年も埃をかぶり、妄想の暴騰を描いていても飯は食えません。そう切り替えたら不思議なもので、そういうオーダーが次々と舞い込みようになりました。本日もかなり超長期のラワンなどの幅広の厚みの薄い南洋材をカット、カット、カット・・・一抹の悲しさは、これを使って喜んでいただく人の笑顔で救われる。
いつもお世話になっているワンズ㈱さんの完成現場にお邪魔しました。ワンズさんでは、完成現場見学会を頻繁に実施されているのですが、完成したすべての現場で見学会をされるわけではないので、たっぷり無垢材を使っていただいても、タイミングが合わないと完成した現場の様子を写真に収めさせていただく事が出来ません。今回はタイミングが良くて、カウンターなどにブラック・チェリーなどを使っていただいたお宅をお引渡し前に撮影させていただく事が出来ました。
まあ私の場合、自社で収めさせていただいた場面のみにしか興味が向かないので、一般の方にはあまり参考にならないかもしれませんが、自分自身の記録としても、木の使われ方の事例集としても撮り続けていきたいものです。ブラック・チェリーは、弊社ではブラック・ウォールナットと共に人気を二分する北米産広葉樹です。中米および南米の北部、アメリカ東部、カナダの大西洋岸に分布しています。弊社で仕入れているのは主に、●産のものです。
日本のサクラの仲間にあたりますが、自生する山桜に比べると木は大きく、樹高は20m、直径は600~700mmにも成長します。板に挽くと、節が少なく、中杢の素性のいい材が取れます。個人的には、ブラック・ウォールナットは節も楽しめる木ですが、ブラック・チェリーは木目を楽しめる木だと思います。歩留まりの良さも圧倒的で、山桜ではあり得ない幅の通直な長い材が取れるのもこの木の特徴のひとつです。長めのカウンターなどにはもってこいの木です。
ブラック・チェリーという名前から、黒っぽい色合いの木だと誤解する人もいますが、その名前は黒みの強い赤黒い実に由来しています。削って仕上げると画像のような艶のある赤褐色で、その色合いから特に女性の方に好まれる木でもあります。一方辺材は白色ないし淡桃色でその差がはっきりしています。その赤と白のコントラストも面白いのですが、基本的には耳を断った平板なので、色気と艶のある赤味を楽しんでいただければと思います。
毎年の事ながらこの季節はイベントが目白押しで、自分たちが主催するイベントから、出展、参加するイベントなど多忙でありがたい限りです。ここ最近の特徴は、以前のようにガチガチの「木材の展示会」や「木工イベント」がすっかり少なくなって、業界の人に言わせれば「そこで何売るの?」という一見木に馴染みのなさそうなイベントばかりになった事です。特別に意識してそうしているわけでもないのですが、池の波紋のようにいろいろな分野にご縁が拡がっております。もう木材業界だけに留まってるなんてモッタイナイ!
ただし、あまりにイベントが多岐にわたるとスケジュールの調整がつかず涙を飲むことも多くなってしまうのが悲しいところ。折角のお誘いも断腸の思いでお断りしなければならない事も多々あります。そういう時に限って、参加者に後から話を訊くと、OOさんが来ていたとか、OOさんが待っていたとか悔いる事が多いもの。そういう意味では是非とも参加したいところなのですが、日程的にどうしても厳しくて臍を噛まざるをえないイベントを、せめてお詫びの気持ちを込めてご紹介だけでもさせていただきます。
すっかり告知が遅くなってしまいましたが、きたる11月30日(土)に双海町のカフェ「Ledru Rollin378」で、ちょっとおしゃれな『WINTER PICNIC』が開催されます。「Ledru Rollin378」さんといえば、今年の初春に『音のかけら森のかけら』というコラボイベントを開催させていただいた素敵な海沿いのカフェです。今回も、同級生の清家ユカリさんの弾き語りライブ(19:30からスタート)、イラストレーター・上田球乃ちゃんのイラストの他に、樹脂やヴィンテージパーツを使用した普段着のアクセサリーを製作されている「moco+」さん、ドレスや婦人服などパターンからオリジナル製作されている「アトリエNUTE」さんの4人によるコラボイベントです。入場は無料ですが、要1オーダーとなっています。かなり広いお店なのですが前回は満員で人が溢れておりました。今回も寒さを吹き飛ばす熱気溢れるイベントになるのでは?!
そしてこちらも素敵な女性の方たちが集結するイベントが、大洲市の『Sa-Rah』さんで開催されます。こちらはまだ少し先なのですが、日程的に参加は難しそうです・・・涙。『SA-RAH』の帽子千秋さんとは、この間の大人の部活動『肱川会議』で初めてお会いしたのですが、周波数がかなり近いと思われ今後楽しい部活動が出来そうな予感がしています。その千秋さんからお誘いいただいたのが、12月16日(月)にお店で開かれる『渡邊智恵子さんとお茶会』というイベント。
恥ずかしながら渡邊智恵子さんを存じ上げなかったのですが、20年も前からオーガニックコットンを介して環境保全と社会貢献を進めてきたパイオニア。㈱アバンティー代表取締役で、テレビ『プロフェッショナル仕事の流儀』にも登場されました。16日当日は15:00からの開催で、お茶・風味家伝焼き菓子付き(¥1,500)。お申し込み、問い合わせはSa-Rahさんまで。テレビで拝見するだけでもとっても魅力的でエネルギッシュな方だと思うのですが、都合が・・・涙。ご興味のある方は内面から熱くなりそうなイベントですので是非~!
床の間の落とし掛けぐらいしか縁のなかった『ネズミサシ』でしたが、痛い思いをしたのも折角のご縁だと思い、ネズミサシについて調べてみると結構面白い話が次々と・・・自分自身の勉強も含めてその一部をご紹介します。床の間などの建築の装飾用材として見かけなくなったのは、ここ愛媛だけでの事なのか、(ネズミサシが生育する地域)全国的な事なのかは分かりませんが、わざわざ植林する人もいないと思われるので森林資源の枯渇もあるのかも。
生育に適した条件としては、アカマツによく似た環境を好むらしく、よくアカマツ林に混ざって生えているそうですが、遠く目に見ると枝先が垂れ下がっていても、樹形は元気の無いスギぐらいにしか思っていなかったので、今までその存在に気付かなっかった、あるいは眼には映れども見えていなかったのかもしれません。またマツタケの菌が感染することが分かったとの事で、もしかしてマツタケ採りの目印になるのかも?いずれにせよ美味しいものは棘がある?!
ただし、スギやヒノキと同様に日光を欲するので、周辺の環境によって日陰が多くなると枯れてしまうとか。枯れた棘もそれはそれで非常に痛かったのですが、枯れた棘にもそういう環境に追い込んだ恨みつらみがこもっていそうで何だか怖いような気持ちにも・・・。入手したネズミサシは小さかったのですが、皮を剥いて削ってみると生材の印象としてはやや柔らかめで華奢なヒノキのような印象でした。これから乾かしてみて、乾燥後の堅さを観察してみます。
材の用途としては、床の間などの装飾以外にも、桶や柄、箸、楊枝、天秤棒、彫材、指物などに使われてきたようです。生木を細かく割り返して、蚊遣りに使っていたという記述もあるくらいですから、昔は馴染みのある気だったのでしょう。この辺りでも10数年前までは、境界の杭としてヒムロの赤味は欠かせないものだったそうで、今でも古い土地の境界確認に立ち会うと、土中から燐だけになったヒムロが何10年もの時を経て、顔を出す事もあります。
そんな堅牢で耐久性のあるヒムロもなかなか入手出来なくなったという事で、プラスティックの杭にその座を明け渡してしまいましたが、年配の方々の話を訊くと、ヒムロを求め山に入り痛い思いをしたのもいい経験だった笑われます。そういう体験を通して、木は『皮膚感覚』で伝承されていったのでしょうが、昨今のスーパーの切り身のような材との接触では、味わいきれていない妙味が多すぎると痛感!知っている事と経験した事では雲泥の差があります、自戒の念を込めて・・・。
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | |
