森のかけら | 大五木材


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20151121 1県外での展示会の楽しみのひとつは、夜の懇親会でもあります。開催2日目の夜は、全メンバーが一堂に揃って、チッキー(女帝・帽子千秋女史)が日頃からお付き合いのある、京都の天然染料の染め工房『手染メ屋』の青木正明さんの工房で食事会&交流会&諸々を開催させていただくことになりました。展示会前日より先行して京都入りしているメンバーは、すっかり京都の夜をご堪能されていらっしゃるようですが、疲れなど微塵も見せることなく京都3日目の長く濃密な夜に突入!

 

20151121 2青木さんとは初多面でしたが、Sa-Rahがお付き合いされているようなお方ですから、まともなはずがない、いや面白くないはずがない!Sa-Rahでも『天然染め展』を開催されていて、この恵文社の展示会の後でも『天然染め展』をされるそうで、今後ますます愛媛ともご縁が出来そう。この青木さんは、東京大学医学部ご卒業後、大手衣料品メーカーを経て独立。京都造形芸術大学で非常勤講師も務められている異才のひとなのですが、お話しすると同い歳でした!同じ歳でも随分違う・・・

 

20151121 3お酒が入って青木さんの『変態論』の講義が始まったのですが、これがまさに理論明快でいちいち頷くことばかり。変態というと、一般的には倒錯した性欲の意味で使われがちですが、ここで言う変態とは、『通常とは違うきわめて強くて真似のできないオリジナリティ』という意味。私の身近な材木仲間の間でも、「変態」という言葉は最大級の賛辞としてふだんから使われていますが、手染め業界でも青木さんは変態扱いされている様子。しかし青木さんによれば変態は目指すものではない。

 

20151121 4目指した段階で、もはやそれは誰かのコピーであって、本来の変態とは似て非なるもの。例えるならばピカソやマティスのような決して真似の出来ないような異端の才こそが変態として崇められるものであって、その線を少しでも意識して狙った時点でそれは変態などではなく、普通の人が変態をコピーしただけのもの。なりたいと思ってなるものが変態ではなく、周囲が自然とそう呼んで認めものこそが本物の変態。だから決して変態を目指してはいけない。嗚呼、変態の道は深し!




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