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そういう流れの中、従来の「大工さんが元請けする」従来型のスタイルはどんどんシェアを減らし、今や大工さんと木の話をして木を売買する機会も風前の灯となりつつあります。住宅建築の工期が短縮化され流れ作業化する中で、世間一般的には暇も時間もかかる『材木屋での木選び』は敬遠され、とことん木にこだわるマニア向けのイベントとなるつつあるのかもしれません。効率化が必須課題である大手材木店にとっては死活問題でも、弊社のような零細企業にとってはおむしろ追い風。
あらかじめ予約を入れていただき、設計士さんや工務店さんと同行してきた施主さん家族と、倉庫の中で共に埃にまみれていただきながら、あれこれ材を見てもらい、触ってもらい、木の名前の由来や昔から語り継がれる逸話や特徴などを何時間もかけて聞いていただきながら木を選んでいきます。そうしてようやくこれは!という木が決まった頃には、虫や反り・割れのリスクにも立ち向かう覚悟が生まれているのです!もちろん日々の仕事はそんな幸運な現場ばかりではありません。
良いか悪いかは別にして、最初から最後まで施主さんと一度も顔も合わさない現場だっていくつもあります。そういう場合、弊社が関わらせていただけるのは主に野縁や下地板などの羽柄材がほとんどで、得意の耳付き板や無垢のフローリングの出番はありません。なのでお会いしたとしてもお話させていただくネタもないのですが、直接お会いすれば小さな場面でも木を使っていただく機会は生まれるのではないかというささやかな希望もあったりはするのですが。
ともあれ、弊社の営業スタイルはこの数年で大きく変化しました。そんな中で、新たに若手の営業を育てる努力をしてこなかった事で、来るべき世代交代期に谷間を作ることになり大いに反省しています。その現実を受け止めながらもいつまでも悲観しているわけにもいかず、その状況の中で次の一歩をどう踏み出していくかが大事。捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったもので、そういう中で新たな「進むべき道」を照らしてくれる人も現れ、2016年の幕が上がりました!
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