森のかけら | 大五木材


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20160127 1弊社の塗装場で、チークヘリンボーン・フローリングの塗装中。最近、問い合わせや注文が急増したもののひとつがこのチークとヘリンボーン。チークについては、フローリングはもとより、テーブルやカウンターや框などで使いたいという要望が増えて、たまたま在庫にあったミャンマーチークの幅広板で対応出来ていますが、増えた理由はよく分かりません。樹種については目に見えない流れというか、バイオリズムのようなものがあって、特定樹種が数年ごとに注目されることはあります。

 

今がチークの流れなのか、たまたま重なっているだけなのかは分かりませんが、複数の工務店、ハウスメーカーなどから不思議とチークの注文が重複。また、ヘリンボーンに関しては、チークだけにとどまらず、カリンやオークなどいろいろな樹種でのご注文が増えていて、はじめの頃は懐かしく思っていたものの、最近ではあまりに増えてきたので、それ用に塗装の方法にも工夫をしているところ。なにせヘリンボーンの場合、長さ420㎜で幅60㎜モノだと半坪でも65枚ありますので!

 

つまり1坪だと130枚(長さと幅によって枚数は変わってきますが)、10坪だと1300枚ということで、塗装工程も大変ながら、それ以上に乾かすための場所の確保が大変。通常の1820㎜のユニFJフローリングであれば、立てかけて並べて乾かすのですが、1000枚とかになってしまうと、材の保管も加工も塗装も限られたスペースの中で何でもやらなければならない小さな倉庫の中は大混乱。迂闊なところに置いておくと、材を取り出したりする際に雪崩の被害が・・・!

 

20160127 5まあ、それも場数をこなすことで次第に効率よくなってきて、塗装環境も少しずつ改善。まさに必要は発明の母!あれほどてこずっていたヘリンボーンの塗装スピードもみるみる速くなっております。弊社の場合、植物性オイルでの塗装を前提としていますが、梱包をばらした段階で目視で欠点などを確認。小傷や加工不良などをチェックして、補修できるものは直します。それから塗装して、2、3日乾燥させ乾燥後に再度点検。最後に#600のサンドペーパーで仕上げ磨きをしています

 

20160127 2ところでヘリンボーンの意味については、以前にも『今日のかけら』のチークの項でご説明させていただきましたが、貼り並べた形が開きにした魚の骨の形に似ていることから、魚のニシンを表すヘリンボーン(herringbone)という言葉が使われるようになりました。なので、これは樹種名ではなく貼り方、模様柄の事なのですが、4面にサネ加工が施されているので、直角方向に貼れば市松柄にもなります。塗装や施工など多くの人の手を経て、さて今回のニシンはどう姿を変えますやら。




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