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高橋畜産の牧場は、家内の実家から車で数分の山の中にあります。もっとも人家があるところも含めて周囲はほとんど山の中。私の実家からでも車で数分の距離ですが、少し山を上ったところにあるため、牧場から見える風景はほぼ山のみ。子供の頃からそういう環境で育ってきたため、それはごく日常の当たり前の、何の違和感もない普通の光景に過ぎないのですが、地元を離れて松山で暮らすようになってから、遊びに連れてきたりした町育ちの友達にとっては異様な光景に映るようです。
以前にも子供たちが幼かった頃、家内が子供たちの友達を連れて実家に行った時、町育ちの子供たちは、「山の中にプールがある!」(小学校のプール)とか「山しか見えない!」(周囲360℃ほぼ山)などと大騒ぎだったそうです。そうやって改めて指摘されれば確かに、周辺に大きな山とかがないため、緩やかな稜線の山々が折り重なる風景が広がるばかり。材木屋となってことで、余計にその環境の事に考えが及ぶようになりましたが、そうでなければ今でも何も感じなかったかも。
まあそういう山の中で畜産業を営んでいるわけですが、その牧場に行くには、一本道を覆い隠すように伸びたスギ・ヒノキ林を抜けなければなりません。手入れもされずに放置され、朽ち倒れた痩せた老木が重なり合い、痩せた土や石が剥き出しになり、年々木々の影が伸びて不安を煽るようなその光景は地方の山林の縮図でもあります。なので、牧場に行く際には必ず、林業の今後の姿も同時に考えさせられることになるのです。ですから今回のお手伝いも決して他人事ではないのです。
肉のブランド化という、いつもとは勝手の違う仕事(お手伝い)ではありますが、汎用性の高い木という素材が、どこかで肉牛と繋がらないとも限りません。そうでなくとも商品化もコンセプトづくりはモノづくりの基本。何からでも何かは得られるもの!それで今回、ブランド化を含めてデザインをお願いしたのは、【森のかけら】でいつもお世話になっているパルスデザインさん。まずは現地を見ていただこうということで、天気のいい日に車を走らせ山の中の牧場へ向かいました。続く・・・
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