森のかけら | 大五木材


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20160323 1BRANCH COFFEE TUBAKI』さんの内装・家具工事の続編。今回は家具をはじめ店内のいろいろな什器も製作させていただくことになっているのですが、中でもメインとなるのは1階の商品販売スペースの商品陳列棚。棚といっても広い室内の3面にわたって高さ4段で広がる無垢の棚で、しかもそれらすべてがワイヤーで吊られるという特殊な仕様。使うのはホワイトオークですが、使用量も半端ではありません。こちらは棚が付けられる前の状態ですが、ここ一面が吊り棚。

 

20160323 2あまりに長くて大きなサイズなので、幾つかに分割して仕口を作り、現場で吊りながら組み立てていくということになりましたが、丁度適寸の材が揃うわけではありませんので、ザックリしたボリュームを善家君(ZEN FURNITURE)の作業場に持っていって、木取りをしていきます。数枚で幅剝ぎして作りますが後々の反りなども考慮して、サイズだけでなく材質や木目の具合なども考慮しながら木取りしていくため、納めても収めても足りないほど。それに合わせて端材も大量発生中。

 

20160323 3ようやく棚が完成して取り付けとなるわけですが、木選びや納品が終わってしまうと、こういう時ぐらいしか私の活躍できる場面がないので、私も取り付け工事のお手伝い。とはいえ棚を持ったり抑えておくぐらいしかできないのですが、何しろ枚数が多いのでこんな私でも少しは戦力。頭に板を乗せて待っていると、自分にも技術があればなあとつくづく思うこともあるのですが、集中力がなくて飽き性の私には務まらない仕事です。木工職人にとって大切なのはセンスと集中力とデリカシー

 

20160323 4棚を1枚ずつ繋いでワイヤーで吊って何度も何度も微調整を繰り返してようやく完成。全体像が大きすぎて画面には収まり切れていませんが、ひとまず第一関門クリアといった気分。ちなみにそれぞれの棚には、南面からの直射日光が当たることも配慮して、反り防止のために同じホワイトオークの「端喰(ハシバミ)」が施されていてます。アトリエ・バウ中尾忍さんの設計ですが、完成すると細いワイヤーで吊られた雄々しいホワイトオークが絶妙なバランスで、繊細にして実に美しい~!




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