森のかけら | 大五木材


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20160322 1他にもいくつか候補はあったものの、自分でも一番自信のあった『山の響(やまのひびき)』を気に入っていただき、これに決定。野村の深い山々に囲まれた牧場から聞こえる牛の鳴き声、そこからイメージされる牧歌的な風景と「響」という漢字からイメージされる堂々とした力強さは、手塩をかけた育て上げた和牛の体躯が重なり合います。名前が決まりブランド化の骨格ができたので、ここからはデザイナーさんにお願いして肉付けをしていただくことに。これで話は振り出しに戻る。

 

20160322 23月の晴れた某日、パルスデザインさんと一緒に牧場を視察。どういう餌を与えてどういう肥育方法をとっているか、などを義父と義弟がデザイナーさんに説明するのですが、私も現場を見ながらきちんと話を聴くのは初めてで結構勉強になりました。肉の味は最高とはいえ、肉の味を差別化して言葉で表現するのは難しいため、「山の響」ならではの特徴をまとめてもらいました。それが、米穀やトウモロコシなど15種の原料を、50年の経験と牛の体調に合わせてブレンドさせた飼料

 

20160322 3そして、与えられる水は四国山系の岩間から流れ出るミネラル成分たっぷりの天然水。牛たちが肥育されている牛舎は、義父や私の父たちが通った地元の中学校の木造校舎を解体して移築したもので、堂々たる立派な合掌造り。私の生まれる少し前の昭和37年に廃校となったそうですが、たまたまそれを移築する工事を私の父親の土木会社が携わったというのも不思議な縁。吸湿性や保温性に優れた木造の牛舎は、牛たちにとっても理想的な空間といえますが、今新たに建てるとなると費用も含めてなかなか大変なものになるはず。高橋畜産は、義父が創業したものですがそれから50年、この地で畜産業に励んできました。

 

 

20160322 4そして最大の売りは何といってもこの環境。それらの特徴をまとめていただきました。日本酒の大吟醸酒を作る際に使用される削り取られた四国産の米粉を飼料に加えていることから、つけていただいたコピーが、「畜産50年、職人山の味」。そしてブランド名は、『吟醸牛 山の響』。これに基づきパンフや印刷物も作ってもらいました。ただし高橋畜産では肥育した牛を京都の市場に出荷する仕事で、牛肉の小売り販売をしているわけではないので、愛媛ではあまりその名前を見たり聞いたりする機会はあまりないかもしれませんが、京都など関西圏の和牛専門店などではその名前に接していただく機会があると思います。機会があれば是非一度、愛媛の『吟醸牛・山の響』をご賞味ください。

 




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