森のかけら | 大五木材


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20100721 お父さん熱中症候群①会場となる「えひめこどもの城」は今年で2回目なのですが、今回は城の中でも人の集まりやすい屋外メイン施設のの芝生広場を会場に使わせていただき、開会式前から早くも人が集まってこられました。商売をしていてもいつも思うのですが、「地の利」というものは必ずあります。なにしろ、プールに行くためにはこの場所を通らざるをえませんから。ネガティブな時にはそれを言い訳に使わないようにしていますが、利をもたらしてくれる時には素直に恩恵をありがたく享受させていただきます。平野大輔愛媛プレカット)実行委員長の挨拶で開会いたしました。

20100721 お父さん熱中症候群②その後で満面の笑み(謎?)を浮かべているのは三つ子+1の父親・石井和典君(鶴居商店)。この時点でかなりカロリーを消費しており、笑うしかないのか?この見事な日本晴れの中、参加者の皆さんは材料を選ばれるとそそくさとテント下の日陰に移動。それが人間としての本能でしょう。それにしても暑かったです。まあまあ風が吹いていたので助かりましたが、少し動くだけで汗が噴出してきます。いくら日陰とはいえ、皆さんの額や背中にはびっしりと汗が・・・。そこまでして、木工をしていただく・・・本当にありがたい事です!主催しておいて言うのもなんですが、もっと涼しい時にしてくれればいいのに~って思ってる方も多いのではないでしょうか。一応、夏休みの子供の宿題も兼ねてという考えもあっての「夏の木工」(その目的の参加者も見込んで)なのですが、これだけロケーションが良いと夏休み関係なくても参加者多そうです。

 

20100721 お父さん熱中症候群③全国各地で子供向けの木工広場はたくさん開催されていますが、真夏の開催は少ないのではないでしょうか。少し涼しくなった初秋とかが多いのでは。参加者の問題というよりは、主催者の体力の問題かと。しかし、それもうまく出来た物で、体力に自信がなくなって無理が利かなくなった40代半ばのロートルは声掛け役になって、若い力が実働部隊となってうまく木工広場の世代交代も進んでいくのです。だから真夏の木工広場でいいんでしょう、いいんです!一抹の寂しさも感じつつ、現役での参加も来年が最後となります。

20100721 お父さん熱中症候群④若い力が頑張っているのを見るのは気持ちのいいものです。上の画像は、手前が加藤祐一君(住友林業フォレストサービス)、奥が愛媛木青協の紅一点・林美希さん(松山木材製品市場)。動きがシャープです、行動がいちいち俊敏で歯切れがいいです。ああ、自分にもこんなに動けた木工広場の夏があったけ・・・。そんな若者に混じって、脚にギブスを巻いたおじさんの姿が!同級生の日野猛仁君(日野相互製材所)の右足が痛々しい事になっていました。子供とサッカーをしていて、アキレス腱を切ってしまったらしいです・・・。アキレス切断って、プロ野球選手か!と思いましたが、手術せずに直すという事で(それで直るんですね、知らなかった!)もうギブス生活も半年近いとか。かつて法政大学でラグビー部のキャプテンまで務め、オール愛媛にも選ばれた猛者も、寄る年波には勝てませんでしたか。早い回復を祈ります。

 

20100721 お父さん熱中症候群⑤その日野君も朝一から参加して、ギブスの脚でも器用にテント建てもされていました。「ギブスでも意外と動けるじゃん」などと鬼のような言葉を浴びせられながらも黙々と働くその姿に人間性がにじみ出とりますぞ!「見てみろ、アキレス切った人でもこんなに動いているのだから!」と、すっかり肴にしてしまいましたが、本当に律儀な人です。今愛媛木青協で同期という人は私を含め4人いますが、今まであまり意識もしませんでしたが、こういうイベントもあと何回と指折り数えるようになると「世代」とか「同級生」というのも妙に意識するようになるものです。

20100721 お父さん熱中症候群⑥精神的なことだけでなく、互いの健康や体力の事も含めて。ですので、日野君の脚の怪我も人事ではないような気がします。お互い多少の体力の劣化はあるとはいえ、こうして元気に仕事ができ、楽しくお酒が飲める体に恵まれてありがたいことです。さて、木工広場の方は午後になっても盛況でたくさんの方が自慢の腕をふるわれました。いつもの事ですが、最初はサポート役だったお父さんの方が夢中になってしまう「お父さん熱中症候群」が猛威を振るっていました。熱中症でなくてなにより!




20100720 海の日に森を楽しむ・・・Ⅰ①梅雨が明けたと思ったら、思いっきり肌を焦がすような真夏日が襲来した『海の日』の昨日、愛媛木青協主催の『第31回児童木工広場』が開催されました。絵に描いたような空の如く、青々としたスカイブルーの空!関係者の集合時間は朝の7時ですが、すでにその時点で太陽の日差しが半端ではありません、むむむ、本日の敵は空にあり!雨の木工広場というのも過去に数回ありましたが、雨は日差し以上に厳しいです。人が外に出ようとする意欲をそぎ落としてしまいますから、それを考えれば晴天はありがたいことです。さあ、晴天の『海の日』に森の恵みを楽しむイベントが始まりました!

20100720 海の日に森を楽しむ・・・Ⅰ②毎年気をつけていても、終わった頃には肩や首筋、二の腕など(もち肌で色白が自慢の私)が、まるで火傷のような状態になってしまい、シャワーを浴びて苦悶に顔をゆがめるというのが、いつものパターンなのです。さてさて、まずはスタッフ・ミーティング。平野実行委員長愛媛プレカット)より、設営等の指示が出ます。青いポロシャツは、誇り高き愛媛木青協の証!数年前からスタッフはこれを着てますが、今年は7人の新入会員もあり、青のポロシャツが多い!カメラに収まりきれませんが、ほとんどの会員が参加。人数が多いと自然に活気が出ます。

20100720 海の日に森を楽しむ・・・Ⅰ③早速テント設営です、昨年は、初めての巨大テントに随分苦しめられましたが、扱いにも慣れてきたうえに、若い会員の増強でパワープレイでみるみるテントも立ち上がっていきます。数は力ですな~!また、若手の会員がみんな真面目でよく働く!顔から玉のような汗が吹き出ながらもあっという間にテント設営完了です。数年前会員が現象の一途を辿った時期には、10人足らずで準備していたような・・・それに比べたら天と地ほどの差があります。やっぱり会は世代交代して若い血が入らねば健全ではないことをしみじみ感じました。この現実、ありがたい事です。

20100720 海の日に森を楽しむ・・・Ⅰ④余裕で準備完了!愛媛木青協の会員だけでなく、愛媛県中予地方局産業経済部森林整備課の皆さん、愛媛県建具組合技能士会の皆さん、チェンソーアートクラブの皆さんなどのご協力とご支援でこのイベントは運営されているのですが、当日までの下準備にも多くの時間を割いていただいています。多くの方に支えられているイベントだからこそ真剣にやらねばなりません。毎年このイベントを楽しみにしているちびっ子もたくさんいますから。開会はまだですが、既に皆さんタオルはグッショリ・・・。

20100720 海の日に森を楽しむ・・・Ⅰ⑤材料も4トン車1台では積みきれない量をドッサリと用意しました。このイベントでは、自分で工夫して何かを作られる方は参加費無料、材料も無料で好きなだけ使えます。鋸や金槌、釘やボンドなどの道具や金物も無料で貸し出します。ぶらりと通りがかりの方が参加されるパターンもあります。これ、ホームセンターで買ったら結構な金額になります。技能士さんコーナーは、あらかじめ用意していただいたキットを指導付きで組み立てていきますが、こちらは有料。といっても一人¥300と格安。今年はブックスタンドをご準備いただきました。

★さあ、それでは本日より数回にわたって木工広場のレポートを報告いたします!




20100718 31年目の木工広場へ①明日は「えひめこどもの城」において9時30分から『第31回児童木工広場』が開催されます。これは愛媛木青協材青年協議会(愛媛木青協)が30年前より開催しているイベントで、私が入会する以前には大街道商店街(松山市内最大の商店街で土曜夜市も開催されています)の中でも開催した事があったという事ですが(20数年前?)、今では信じられない事です。今ほど規制や怪我などにうるさくないおおらかな時代だったと思います。今なら、イベント後に釘の1本でも落ちていたらすぐに騒がれ「使用禁止!」となってしまうんじゃないでしょうか。それにはそれなりの理由も当然あるとは思いますが。

20100718 31年目の木工広場②そういう事が理由ばかりではありませんが、参加者の規模に伴い開催場所が変わってきた変遷があります。私が入会した当時は、伊予市の大谷池の森林公園で開催していました。文字通り、本当に森の中での木工広場でロケーションは良かったのですが、森の中なので傾斜が多く人数が増えてくると少し窮屈になってきました。その後伊台のレインボーハイランドに場所を移しました。こちらは場所的には申し分なかったのですが、日陰がないので木工にはちょっと厳しかったです。次に伊予市の厚生年金センターで数年、そして昨年からえひめこどもの城に移りました。

20100718 31年目の木工広場③以前は8月中から後半の開催でしたが、スケジュールの都合で今年はやや早めの開催となりました。会場には大テントを3つほど立てて日陰を作るのですが、明日は暑くなりそうです。昔はテントもなかったのですが、暑いのは暑かったのですが、昨今ほどの日差しは強くなく、体感温度も今みたいに異常なほどに暑くはなかったと思います。大谷池の森林公園で開催していた頃は、前の夕方に会員が会員の製材工場に集まり、そこで加工、カット、梱包などをして、準備後に前夜祭と称して一杯飲んでいました。今は各自が加工したものを持ち寄るのでそういう事もなくなりました。

20100718 31年目の木工広場④昔は段取りなども紙1枚で、ほとんどが口伝。それでもそれなりに実行できていました。木工広場に関わらず、何でも大体これぐらいでという経験則で物事が動いていたように感じます。今は何事も、何から何まで全て文章に書き出して検証していくやり方になって、それだと大きな失敗はないかもしれませんが、何だかとても堅苦しく感じます。何だか経験則として頭に残らないような気がするのはアナログ世代だからでしょうが、体を動かして覚えてきた世代の体が動かなくなると。これはキツイです!40半ばが近づき次第に筋肉の記憶が薄れつつあるのを実感してます。

20100718 31年目の木工広場⑤さて、当日は自分で木工するだけではなくいろいろな企画も用意してあります。会員の大成郁生君達チェーンソー愛好家の皆さんによるチェーンソーアートの実演(30分ほどで丸太から作品を彫り上げます)、技能士さん達によるウッドスタンドの製作指導、先日ブログでアップした『レーザー工房・絆』の辻さんによるレーザーの木彫実演&販売、そして弊社も『木の球プール』や木のおもちゃ、【夢のかけら】などの販売と盛りだくさんです。その一環で昨日仕上げたのが、『森のマグネット』のガシャポンです。詳しくは明日のお楽しみということで!




20100717 久万踊れば桧は鳴子①昨日のブログで、お祭の木札の事に触れましたが、お祭に活躍するのは木札ばかりではありません。祭そのものが伝統的な行事ですから、当然ながら古来より至る所に木が使われています。先日も井部健太郎君の久万造林㈱の加工場でこういう物を発見しました。長さは300㎜ほどでしょうか。直径が40、50㎜ぐらいの桧の小枝がゴロゴロと並べられて日干しにされていました。「これ、何作っているところ?」というテレビ番組がありましたが、まさに何これ?聞けばそうかと納得するのですが、見慣れないものはなかなか脳が認識しにくいものです。

20100717 久万踊れば桧は鳴子②そうです、これお祭に使う桧の鳴子です。2コ1でセットになります。1本の枝には鋸目の切り込みが入っていて、それを打ち鳴らして音を出します。カン、カンというかん高い温もりのある音色が響き渡ります。切込みが入っている分だけ、エコーがかかった感じで音に深みが感じられます。手元の所に穴をあけて組紐を通して完成ということです。作るのに特別に技術は必要はありませんとは言っていましたが、径の大きさや形状、切り込みの角度や乾燥具合など、それなりにノウハウが必要です。そういう仕事をこなせる事も山に近い会社の強みだと思います。

20100717 久万踊れば桧は鳴子③8月の6,7日に開かれる久万納涼祭で披露される久万踊りで陽の目を浴びるという事のようです。数は知れているかもしれませんが、これも立派な「森の出口」のひとつだと思います。何かと量の大きな物ばかりにスポットライトが当たったり、木材消費量の数字ばかりが独り歩きしますが、もっと多くの小さな多様性のある「森の出口」があってこその健全な森の利用だと思います。同じ鳴り物でも、その音色だけではなく、自然の恵みをうまく利用するという意味でもブブゼラなんかよりは数倍もいいと思うのは私だけではないと思います。

20100717 久万踊れば桧は鳴子④これを楽器と称するのが正確かどうかは分かりませんが、こういうシンプルな物であれば、敷居の高かった楽器材の世界が身近に感じることができます。古来よりバイオリンやギターなどの楽器材には、精巧でハイレベルな乾燥を求められており、同じ木材とはいっても全くの別世界の話でしたが、これなら木の楽器も扱えそうです!今回特別に開発した物でもなく、昔からある物ですが、久万の祭だけでなく全国の祭で使えば、全国の小径木が一気に脚光を浴びます!負けるな鳴子、第二のブブゼラを目指せ!とりあえずFIFAにサンプル送っときますか?




20100716 レーザー工房・絆との絆①先日の土曜夜市のブログでも少し触れましたが、【円い森】などのレーザー加工などでいうもお世話になっている辻総合電機さんが忙しくなる季節が近づいてきました。辻さんの会社はもともとは大手の電機メーカ相手に電子基板両面QRコード印字装置などを製作するような社名通りの会社でしたが、その技術を応用してアクリルや木などにデザインレーザー彫刻をする部門を立ち上げられました。その後、この部門が順調に動き始め、新たに『レーザー工房・絆(きずな)』として立ち上げられ、今はこの分野で頑張られていて、いまやすっかり『木札屋さん』の顔になられました。そもそもが精密機械などを専門にされていたエンジニアなので、何をどうしてどうすればこうなるという理論は素晴らしく、どんどんと新たな技法やコンパクトな機会を生み出されていきます。機械的な物すべてが大の苦手の私にはそちらの方がマジックのようですが・・・。

 

20100716 レーザー工房絆との絆②その辻さん、いろいろなイベントでレーザーの実演をされています。以前にも『えひめイズム』でも実演してもらいましたが、私も初めて見た時は感動しました。一瞬でマジックのように文字が浮かび上がる(ように見える)のは子供ならずとも胸が躍ります。一瞬で心をわしづかみにしてしまうレーザーの実演販売は大ヒット!いまや県内各地のスーパーやイベントでは欠かせないほどに人気を博しています。営業担当の野村さんと一緒に東予から中予を中心に神出鬼没(?)の活躍ぶりで、そのバイタリティには頭が下がります。

20100716 レーザー工房・絆との絆③ちょうどこの不況で本業であった大手の仕事が減ったという事もあり、こちらに手が掛けられるようになったという事です。何もしていなければ今頃大変な事になっていたと述懐されていましたが、最終的にはやるかやらないかしかありません。立派にこの世の仕組みを論じられる方はたくさんいますが、実践される方は少ない。したい事と出来る事と違いますが、やはり行動に移さねば絵に描いた餅では人の心は動かせません。レーザーの実演を、目をまん丸くして眺めている子供の姿を見ていると、こちらまで嬉しい気持ちになってきます。その醍醐味を知ってしまうと、もうなかなかこの世界から足が抜けれなくなてしまうのです。

20100716 レーザー工房・絆との絆④辻さんとは試行錯誤で、いろいろな樹種にレーザーを彫ってもらいました。その木の種類だけでいえば、もっとも多くの種類にレーザー彫りをされた方だと言って過言ではないと思います。本当は【森のかけら】にも試そうかと思っていて断念しましたが、ちょっと心が動かされる事もあったので、何か別の形で実現するかもしれません。もう今までに数千枚の木にレーザーをしていただきましたが、適性も分かってきました。その中で商品の絞込みも行ってきました。レーザーにとっても『適材適所』はあり、木の偉大さを実感させられます。

20100716 レーザー工房・絆との絆⑤さて、その木札が爆発的に売れる時期が近づいてまいりました。そう、お祭です!お祭こそが木札最大の晴れ舞台。粋な祭人の胸元には木札が光ります。その数は数千枚になりますので、今の時期から原材料を用意しておかねば到底間に合いません。季節ものですから、その時期に一気に注文がはいってきますので、100枚単位の受注に応えるべく、気札の素材を間に合わせねばなりません。辻さんと知り合うまでは、弊社にとっては想像もしなかった新たな需要です。不況の底はなかなか見えませんが、お祭の勢いで不況も蹴散らしてほしいものです。




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