森のかけら | 大五木材


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20090917 木質加工分科会本日は、ある人の企みで『産業技術連帯推進会議 四国地域部会・木質加工文科会』という、難しそうな硬そうな会議に参加させていただきました。一介の材木屋風情が場違いではなかろうかとは思いましたが、昨年の『デザイン活用売れるものづくり支援事業』の補助金の採択を受けて以来、私の行政アレルギーはすっかりなくなりました!それどころか、行政の中にもこんな馬鹿な・・いや、面白い人がいるという事に気づき、それからはいい意味で行政の方とのお付き合いの距離感が測れるようになりました。結局、今更ながらですが人間対人間であるという事ですね。補助事業の時にお世話になった愛媛県産業技術研究所岡田所長や、このブログでもよくコメントをいただく藤田さんとは、その後も今日まで友好な(それ以上の)関係を続けさせていただいています。お二人とも最初に出会ったときから比べたら、物凄く柔和なお顔に見えるのは、こちらがしっかり懐の中にまで入ったせいでしょうか。先方も同じように思われているかもしれませんが・・・。しかし、皆さんのおかげで遠かった行政の距離は縮まり、それまで正直堅苦しく億劫に思っていた行政の方との対応が物凄く楽しく、新鮮になりました。こういう方たちがたくさんいれば、本当の意味で開かれた行政が実現できるのにと思いますが、『組織』という見えざる敵が立ちはだかるのでしょうか?

20090917 木質加工分科会3さて会議は、四国四県の木質関連の研究の成果を発表されたりする厳格なものでありましたが、私と同席していた中岡建佐藤社長エスデザインスタジオ佐野勝久さんは、愛媛の隠し玉として、硬い会に一陣の風を送る特命を受けていました。直接そう言われたわけではありませんが、このメンバーを送り込むという事はそういうことだと勝手に解釈です。佐藤社長は真面目なお方ですから、きちんとパソコンでデータを整理され、とうとうと淀みなく説明をされました。さて私は、喋る前には『特命』の事を強く意識していたのですが、喋り始めると『駄目だ、これでは自分らしくない!』と速やかに軌道修正!営業トークに切り替えさせていただきました。【森のかけら】ほか、いろいろ関連商品を持参していたので、話が飛びながらあれやこれやとりとめのない事をまくし立てて、少しだけ暴走したかも?岡田所長、満足いただけましたでしょうか?

 

少しでも笑っていただこう、興味を持ってもらおうという気持ちで最初は話していましたが、喋っているうちに気持ちよくなったので好き勝手な事を喋ってしまいましたが、面白そうな奴がいて面白しろそうな物を作っているという印象は植えつけられたのではないかと思います。私としてはそれで満足!会にとってどうだったかという判断は、懐の深い岡田所長にぜ~んぶお任せです。こちらとしては、大船に乗った気持ちで好きなことを喋らせていただく機会を与えていただきありがたいかぎりです・・・そういう主旨ではなかったかも?

20090917 木質加工分科会2それでも後の懇親会で、他県のみなさんといろいろお話が出来たことは大きな収穫でした。特別高度なノウハウがなくても(実はあるのですが・・・)、こういうシンプルな物で木がPR出来るという事に、軽い驚きを感じたという方もいらっしゃいました。まずは、こういう真面目でお堅い会でも、【森のかけら】の存在を知っていただけたというのは嬉しいことです。木には硬い木も柔らかい木も、赤いのも黒いのも、重いのも軽いのもあります。頭と心を軽くされて、童心の気持ちで【森のかけら】に触れてみられてはいかがでしょうか。皆さん方の難しそうな研究の一服の清涼剤になるやもしれません。同席された四国四県の皆さん、拙い話にお付き合いいただきどうもありがとうございました。

同じ働くのであれば、誰かに喜んでもらえて感謝の言葉が直接聞きたいと思うのは、企業の行政も同じだと思います。【森のかけら】は、何とかひとり立ちできるようになりましたが、もはや大五木材だけのものではなく、ここまで携わっていただいた多くの方の思いが結晶したものだと思っています。岡田所長や藤田さんが、行政の皆さん方に『面白い物があるよ!』といたずら好きの子供のような表情で薦めてくださる姿を見ると、大袈裟ではなく涙が出るような気持ちになります。何故、この人たちはこうまでして、【森のかけら】を薦めてくださるのだろう。きっとどうしようもなく【森のかけら】ファンなんだなと・・・朱に交われば赤くなるのか、類は友を呼ぶのか分かりませんが、もはや他人とは思えません!あの時、この選択をしていなければきっと独りよがりのとんがったような【森のかけら】になってしまっていて、今のように多くの方の共感は得られなかったと思います。

山の中の小さな湧き水にあった『石のかけら』が、ある日大雨で小川に流れ出し、川を下っていくうちに流れもだんだん速くなり、とんがっていた角が削られすっかり丸くなり、気がついたら大きな川に合流していました。流れが穏やかになり、周囲を見渡してみると、そこには見たこともない大きな魚や貝や恐ろしい『人間』もいました。怖そうな『人間』に拾われどうなるかと心配していたら、もっと大きな川に移してくれました。大河の中で、『かけら』は身の程知らずと戸惑いを覚えながらも、大きな流れに身を委ねているところです。この先どこまで行けるのだろうか・・・『かけら』の冒険はまだまだ続いていきます!




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