森のかけら | 大五木材


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20090918 西嶋さん5このブログにもよくコメントをいただく『木工する神主さん』こと「絵本玩具」研究所 ヤマドリ工房西嶋さんが作られた作品のご紹介です。前にも一度ご紹介させていただきましたが(2009.5.14)、あれから作品を数点預からせていただいています。このブログにもリンクを貼らせていただいておりますので、ヤマドリ工房さんのHPをご覧になっている方もいらっしゃると思いますが、意欲的にどんどん新作を発表されています。HPもご自分で製作されているという事ですが、とても見やすく綺麗でセンス溢れるHPです。多彩な才能をお持ちで羨ましいです。

20090918 西嶋さん2最近の私のお気に入りは、やはりこの『草竜』と『竜の船』です。『草竜』は、『ソウリュウ』と呼びます。竜好きの私にはたまらない造型です。『草竜』は、製作段階からラブコールを送っていたので、2匹もお預かりさせていただきました。このフォルム、色合、表情、たまりませんな!私としては白竜の方が好みです。良い悪いではなく好みの問題です、あくまで。材木屋の業としてなるべく着色をせずに、植物性油などでクリアー塗装して木本来の色合の経年変化を楽しむ体質が骨身に浸み込んでいるのですが、こうして見ると着色にもそれなりの味や趣きがあります。『喰わず嫌い』も年とともに少しずつ嗜好が変わってきました。

20090918 西嶋さんよく画像を見てもらえれば分かると思いますが、ディティールへのこだわりは半端ではありません。ブラックチェリーブラックウォールナットなど樹種も用途を考えて『適材適所』に使われています。もう充分な完成度だと思うのですが、ご本人はまだまだ世に出せるものではないと・・・完璧主義なんでしょう。もの造りへのあくなき執念を感じずには入られません。お預かりしている作品も、『販売用』としてではありません。弊社の2階の展示室に来た子供たちにガンガン遊んでもらって、思う存分に壊してくださいという『体験用』なのです。壊れやすい所を検証して、更に改善するという目的はようく分かるのですが、ここまで緻密に丁寧に作られた物をそう雑には扱えません。飾っておきたい・・・それは作者の本意ではないですね、木の玩具は子供に遊んでもらう事が一番の幸せですから。

作品への異常なまでの凝り方や、ブログでの博識さは並大抵ではありません。神主さんだけあって(それ以前にもかなり面白い前歴をお持ちです)いろいろな物事に精通されています。製作工程や道具についてもよくブログで説明されていますが、まあ造詣が深い!そういうこだわりが作品に反映されるのだと思います。それぞれの作品に対するバックボーンや背景の物語へのこだわりも半端ではないです。私が言うのも何だと思いますが『異常』です、私も同類ですが・・・。ちなみに『草竜』のプロフィールは、『草食のドラゴン。神話の森に棲む。歯はあるが牙は無い。性格は至って温厚で、家畜化も可能。大人のサイズで5メートル程。翼状の背びれを持ち、ジャンプは出来るが、空を飛ぶ事は出来ない。』普通ではありません。普通なんてつまらない。あくまで『本気』です!

これからも、ちょっと変わったデザインで楽しませていただきたいと思います。なお、この画像は実物の色合がうまく再現されていませんので、是非ヤマドリさんのHPをご覧下さい。綺麗に整理された作品がご覧になれます。それにしても、もう充分販売して遜色のない出来和えだと思うのですが、そこは作り手にしか分からないこだわりもありますから・・・!




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