森のかけら | 大五木材


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先日お引渡しの終わったンズ㈱さんのG様邸でもふんだんに無垢材を使っていただきました。至るところに無垢材を使っていただいていますので、どこからご紹介しようか迷いましたが、何といっても玄関を開けて目に飛び込んでくる鮮烈な紫色プルハートらご案内致します。パープルハートについては、以前に日のかけら』で触れましたので、樹種の解説についてはそちらをご覧下さい。今回は、玄関脇の小棚として採用していただきました。照明でやや赤身が強くでていますが実物はかなりのパープル!一般の方で、実際にこの木を見られた事のある方はほとんどいなくて、弊社の倉庫で実物をお見せすると、その人工的な紫芋のような色に驚かれます。「」その後、充分にこの個性的な色合いを堪能された後、「でも我が家ではちょっと・・・」というのがごく普通の反応。


紫色は太古より高貴な色とされてきましたが、やはり簡単には馴染みにくい特別な色だと思います。しかしそこがセンスの見せ所!ンズ㈱のインテリア・コーディネイター・井村多希子さんがセンス良く住宅に取り入れていただきました。従来、あまりの個性ぶりに店舗でないとバランスが取れないと言われ、住宅での採用は受け入れられなかったのですが、こうして使っていただけるのはありがたいです。実際にこの木を見ていただかなければ、この木の存在が知らしめる事が出来ません。

とはいえ、壁や床、部屋全体の雰囲気を余程計算して使わなければ、バランスが取りにくい木である事は間違いないので、どこにでも使えるというわけでもありません。また、使っていただく施主さんにもそれなりの遊び心がなくては受け入れ難いものになるかもしれません。その点、G様ご夫婦は遊び心満点で肝要なお心の持ち主、パープルハートの個性もサラリと受け入れていただきました!よく言う事なのですが、「人が木を選ぶのではなく、木が人を選んでいるのです」と。自分が選んだつもりでいても相性が悪ければ、知らず知らず決定段階で漏れたり、忘れていたり、丁度その前に在庫が切れたり、なんやかんやで縁がなかったりするものです。縁がある木は、不思議と「これが最後の1枚」とか、丁度のサイズが残っていたとか、選んだクロスや床材とも相性が良かったりと、不思議なものです。


関わった人間の気持ちがプラスのベクトルに向いていれば、結局良き着地点に向かってすべてが好転していくような気がします。逆に、最初躓くとなかなか軌道修正が難しいのも、「選ばれている」のかもしれません。ですから、俺が選んで使ってやっているなどと威張って扱いもぞんざいにしていると、木も嫌気がさして暴れたり反ったりするかもしれません。ご縁があって良かったと思って、手入れもして大切に使ってあげていると美しい光沢を放ち、長らく満足感を与えてくれるのではないでしょうか。を非科学的な事をと思われる方は、『命ある素材・木』を使おうなどとはゆめゆめ思いなさいますな。ケチをつけようと思えばどうでも文句をつけれるのが木です。これはあらゆる天然素材に共通して言えることですが、両方に相応の理解がなければトラブルは必至です。しかしそれがうまくいった時は双方に至上の喜びがあります。

木の個性や面白さを提案していただいたワンズさん、それを快く受け入れていただいたG様ご夫婦の作り上げられた新居にはまだまだご紹介したい無垢材の喜びが溢れております!住宅では収まりが悩ましどころの『パープルハート』も単独の商品にすると個性の塊です。こちらはパープルハートで作ったたわら型の『丸膳』。枚の幅剥ぎで、植物性油+蜜蝋ワックス拭き鮮やかな紫色が更に深みを増しています。ズシリと響くその重力感。大切な場面で大切なお方にお使い下さい。

 




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