森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20111116 1昨日、いろいろな部材に無垢を使っていただいているという話をアップさせていただきましたが、その傾向にも目に見えないバイオリズムのようなものがあるのではないかと思うこともしばしば。例えば、先日『ホワイトオーク』のベッドサイズのベンチをご紹介しましたが、最近この『ホワイトオーク』によくお声がかかるようになりました。弊社に来られるお客様は、無垢材に強いこだわりを持っておられる方が多いのですが、樹種まで指定される方はそれほど多くはありません。

 

20111116 2個別の木のファンとうよりは、『無垢が好き!』という方が多いので、ご希望を聞いた後はこちらで幾つかの樹種をピックアップしてご提案するという形になります。サイズやデザイン、予算の中から複数の案を提示するというスタイルです。それぞれの木には特性がありますので、全てのご要望に完璧に応えられるオールマイティな木とうものはありません。弊社の在庫都合で、この樹種を売り込みたいというのはありますが、そこを優先し過ぎると『適材適所の理(ことわり』に背く事になります。

 

20111116 3売りたい在庫とご注文の内容が合致すればそれに越した事はないのですが、世の中そううまくいくわけではありません・・・でした、今までは。それが最近、そのニーズが少しずつではありますが合致するようになってきました。まあ、それだけ市場の動きを読む力がついてきた(20数年もかかってようやく・・・)のか、自分と同じような嗜好のファンが周辺に増えてきたためなのか、このような大量の樹種を扱うキワモノ屋が減少したため相対的に弊社に来られる分母が増えただけなのか・・・

 

20111116 4理由はよく分かりませんが、仕入れたはいいがいつまでもいつまでも売れないという事態からは少しずつですが脱却できる気配は見えてきました。まあ、すぐに売れなくても気になった材は、そのタイミングで仕入れておかないと、ますます次の巡り会いは困難になりつつあります。前述のホワイトオークも仕入れてからしばらくは声をかかりませんでした。こちらがPRしても、最終候補どころか強化選手(樹種)にすら選ばれないような辛い時期が長く続いたものです。

 

20111116 5それがある時を境に、「ホワイトオーク」の名指しでご注文が入ったり、提案した幾つかの中からホワイトオークが選ばれたりと、あれほど苦心したのに何もせずとも相手から指名を受けるというのは妙に不思議な感覚です。他にもブラック・ウォールナットの初めて扱うグレードの材を購入した途端、まさにドンピシャのタイミングでそういう注文がはいってきたり、あと数枚しか残っていないイエローバーチに、丁度その枚数分のオーダーが舞い込んだり、寝かしていても売れないからと大きな材を倉庫に立てかけた途端に売れたりと、神がかりと言ってはオーバーですが、何かツキのようなものを感じずにはいれません。これも『木の見えざるパワー』が降り注いでいるから?それにしても日々いろいろな木に触れて取り扱わせていただけるのは楽しく、キワモノ材木屋冥利に尽きます。さあ、今日はどこの国の木のお声がかかるかしら?




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2011年11月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  
Scroll Up