森のかけら | 大五木材


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20130401 1先月末の某日、松山市内の千舟町にオープンした『久万高原ダイニング』さんにお邪魔しました。設計はグローブコンペティション山田徹さんが手掛けられ、盟友・井部健太郎君の久万造林さんが木材を納材しました。弊社からは何も納材させていただいたわけでもないのですが、職人さんをはじめ知り合いたちの関わった現場にお邪魔させていただくのは楽しいものです。仲間のした「仕事」を見ておきたい、見せておきたい、見てもらいたい、そういう考えの仲間がだんだん増えてきました。

 

20130401 2面白そうな現場に行くと、あの人もこの人も関わっていたという事があって、強い結びつきを感じる機会も増えてきましたが、それなりに経験も積み、人間関係も広がり、合わせて歳も重ねたということでしょう。こういう面白い仕事を目指しているから一緒に面白いことしてみないか?という山田さんからの誘い水のようでもありましたが、目指す『森の出口』に定型はありません。同じベクトルに向いた人間が集まって、町の中に面白い『森の出口』が沢山出来たら、なんと楽しいではありませんか!

 

20130401 3材木屋は、図面に書かれたサンプルを持ってきて、現場に材料さえ入れたらお役御免。材木屋風情が現場に口を出すなという風潮がありましたが、それはそれ、仕事と割り切ってそういうお勤めもさせていただきますが、自分の仕事に責任や誇りを持っているのは限られた職種の人の専売特許ではありません。友に汗を流した仲間が同じ視線で現場を語れるような関係が増えていくのが理想です。互いの意見を尊重し認め合う事が出来たら、自然と現場で笑顔も出てきます。

 

20130401 4井部君のところでは木材だけではなく、久万高原町で植え育てている野菜や新鮮な卵なども納めさせていただくそうです。今回は弊社は関わりは薄かったのですが、これからの材木屋は現場が完成して終わりではありません。店舗であれば、オープン後に関われる「木の仕事」を求め、自分達の持っているネタでコラボの出口を探ります。飲食業なら、箸や箸置き、器やまな板、鍋敷きからコースター、ボトルキープのホルダーにお品書などなど。材木屋が関われる場面はまだまだあります。

 

20130401 5店内はたっぷり木が使われていてワイルドな雰囲気を醸し出していますがくどさがなく、スギもヒノキもほどよい存在感。久万造林の倉庫で眠っていた木材たちも街の中で落ち着ける場を見つけたようです。店の中央部には、鋸跡を適度に残した大きな1枚板のイチョウのテーブルが鎮座ましましています。肩肘の張らないリラックス出来るお店です。その日はコーヒーをいただきましたが、近いうちにどっしり腰を据えて久万高原町の季節の味覚を楽しませていただく日も遠くないような予感がします。




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