森のかけら | 大五木材


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20130424 1弊社で無垢の家具を作らせていただく場合、新築が7,8割で残りがリフォームや家具の買い替えとなっています。新築のケースだと、さらにその半分以上が家具以外の内装材でも関わりがある(床材や壁材など商品を納材させていただいた)ので、無垢材に囲まれた部屋の雰囲気を考慮したうえで、家具の素材選びになります。中でも特にフローリングとの相性や色合いなどが重要要因になりますのでおのずと、出荷頻度の高いフローリングの樹種が家具材の選択権を持つようになります。

 

20130424 2テーブルなどの素地として圧倒的に人気があるのは『ブラック・ウォールナット』と『ブラック・チェリー』ですが、それはフローリングとの相性というよりも潜在的な人気です。一方、フリーリングとの相性で選ばれる木としては、『ホワイトオーク』、『オニグルミ』㊧あたりが定番。どちらの木も濃淡いずれの床材との相性もよいので、万能的な木として幅広く使われています。それら人気の高い樹種で作らせていただいた家具について、実際の完成品と合わせて特徴などもご紹介させていただきます。

 

20130424 3まずは、床材と相性万能の木『オニグルミ』について。広葉樹のクルミ科で、板目の変化を楽しめながらも、癖が少なく色合いも淡い茶褐色で、和洋の別なくいろいろなシチュエーションに合わせられる素材です。今回作らせていただいたのは、オニグルミを幅剥ぎしたシンプルなダイニング・テーブル。脚をテーパーに絞り込んでいます。同じクルミ科でもブラック・ウォールナットに比べるとやや軽軟で、見た目にも淡白な印象を与えるかもしれませんが、強い自己主張を求められない方には最適です。

 

20130424 4落ち着いた雰囲気が持ち味で、飽きのきにくい木だと思います。加工切削も容易で、ダイニングテーブルからキャビネット、カップボード、勉強机、カウンターまで守備範囲も広いのですが、表面硬度は高くないので、傷に神経質な方には不向きかもしれません。強く引っかけば簡単に傷はつくものの、触ればクルミ独特の温度がジワッと掌に伝わってくる触感の温もりはそれを補って余りあるものです。弱点に心を砕くよりも、その木ならではの個性に思いを馳せてみてはいかがでしょうか

 

20130424 5今回はオニグルミのテーブルだけでなく、椅子も合わせてご注文いただきました。椅子については独特の加工ノウハウと設備が必要になるため、県外の専門メーカーより仕入れさせていただいています。座面がブラック・ウォールナットで、脚とスピンドルがオーク材です。向かって左が無塗装品。右が植物性オイル塗装直後のもの。オイルを塗装することで、素材の持ち色が濡れ色になりより強調されています。テーブルがオニグルミに限らず、無垢のテーブル用の椅子としてもっとも多くご注文いただくデザインです。




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