森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE先日、オープンして間もない久万高原町の道の駅『天空の郷(さと)さんさん』に行く機会がありました。早朝から久万への木材の配達の途中で立ち寄ったのですが、開業してまだ数日ということもあって朝の開店直後にも関わらず、駐車場はもとより店内にも沢山のお客さんの方がいらっしゃいました。久万高原町は愛媛県内有数の林産地で、弊社でも国産材の多くをこの町から仕入れています。弊社からこの道の駅までおよそ38キロほどありますが、トンネルも開通して、随分と時間も短縮されました。

 

 

Exif_JPEG_PICTUREこの道の駅建設に関して、弊社が建物の部材を納品したとかそういう直接的な関わりはないのですが、その名の通り国道33号線沿いにあるので、早朝の配達を終わらせちょっと覗いてみました。地元の特産品や農産物の販売の他にも、地域食材を使ったレストランやパン工房、災害時の活動拠点となる防災センターなどが整備されています。木材基地を標榜するだけあって、久万で建てられる公共の大型物件に関しては木造なのですが、この道の駅も地元産材を使った大型木造施設となっています。

 

Exif_JPEG_PICTURE店内には、木材の産地らしく木のモノが溢れていました。こちらは井部健太郎君が手掛けている『ほめ×3』の杉板の黒板。新商品開発というと、何か今までになかった斬新なものを作らねばという強迫観念を持ってしまいがちですが、原点回帰すれば昔は暮らしに関わる多くのものは『木製』でしたので、それを少しだけ現在風にアレンジすれば抵抗なく受け入れてもらえる事は多いもの。弊社の『誕生木の出口商品』もなるべく既存の「使われ方」をブラッシュアップするよう心掛けています。

 

Exif_JPEG_PICTUREただ個人的には世界の広葉樹に関心が強い天邪鬼なので、世間に国産材や県産材の風が吹けば吹くほどに、逆に向かって歩こうとするのは悲しき性・・・。そういう材木屋が1軒ぐらいあったって構わないでしょう。皆と同じことをしていては小さな会社は生き残ってはいけません。多様な樹種を孕んだ森が健全であるように、多様な企業があったほうが世の中もオモシロイもの。今は清々しい表情を浮かべるこのスギやヒノキたちも、数年後にはまったく別の表情を見せてくれている事でしょう。

 




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