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異様な盛り上がりとなった『飛龍十番勝負の第四弾・炎のひなの屋』の巻も本日最終回。壬生川店の前の居酒屋で、到底初対面とは思えないほどに意気投合した面々。夜11時を回った頃にお開きとなったものの、それで解散するには名残惜しい面々が、再びひなの屋さんの壬生川店に結集。そこで急遽2次会が開催される事になりました。確か翌日は、地元の秋祭りの幟立が早朝からあったはず・・・。お酒を飲まない猛獣使いフジタ氏の車に便乗させていただく安堵感が私の足をとどめてしまう・・・
この時点で既に我々は、この会の目的をすっかり見失っており、なぜだかメガネが似合うとか似合わないとの話になって、その延長で誰に似てるかという流れに乗って、玉井さんが自らマジックで口髭を描き出す。するとどうでしょう~この顔は誰かというと・・・そう、若くしてフランスに渡って、独自のタッチで西洋画壇に日本画の技法を取り入れた画家・藤田嗣治(ふじたつぐはる)ではありませんか!近々、オダギリジョーが藤田に扮して『FOUJITA』のタイトルで映画が封切予定。
「あのとき少年時代は終わった・・・いま、痛みの源流へ遡りたい・・・」のキャッチコピーと共に、自分が生まれる10年前の日本(昭和31年)の日常を赤裸々に描いた『泥の河』や、『死の棘』、『埋もれ木』などを手掛けた『静謐の映像作家』小栗康平監督作品。オダギリジョーが藤田嗣治そっくりのメイクで話題になっていますが、玉井嗣治もなかなかのものです。そしたらそのうちに矛先がこちらの方に向かいまして、黒縁のメガネがいいとか、髭があった方がいいとか・・・
フジタ画伯が筆を取り、チッキー画伯が修正、更にチッキーからどんぐり帽子をお借りして完成。「平成の手塚治虫~!」などと馬鹿にされ、いや褒めそやされ、記念写真。既にこの頃には明日の祭りの幟立ての事は忘却の彼方に・・・。ともあれ、こうして『おとなの部活動・飛龍十番勝負の第四弾』は、深い傷跡と余韻を残しながら幕を引いたのでした。是非とも、次回は『ひなの屋軍団』を松山にお招きして、おとなフルメンバーでお迎えせねばなりません。ひなの屋さんの項、これにて完結~。
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