森のかけら | 大五木材


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20151016 1もしかして私の思うカワリモノ(変人)どころか、もの凄くまっとうな常識人なのではないだろうかという不安が脳裏をよぎったものの、それは会議の後の懇親会ですぐに打ち消されることになったのです。なにしろ「後で酒を飲めないような会なら初めからやる意味がないっ!」と嘯(うそぶ)かれる酒豪伝説・甲斐朋香先生が目をつけられた御人ですから、そんな世間一般のようなまっとうな人であろうはずがない。そのカワリモノぶりが顔を覗かせるにビールジョッキは2杯も必要なかったのです。

 

20151016 2その場所となったのが、『白熱教室』の会場となる愛媛県松山市男女共同参画推進センター・コムズから歩いて5分ほどの距離にある『艶吉・別邸』。こちらのお店ではテーブルに『ゼブラウッド』をお使いいただいておりますが、客としてお邪魔させていただいたのは初めて。初めから予定していたわけではないのですが、たまたま入ることになったものの、席についてゼブラウッドの個性的な木柄に目を移せば、この木もかなりのカワリモノ。美しい縞柄の裏には大きなリスクも伴っています。

 

20151016 3重い、硬い、捻じれる、暴れる、反る、曲がる、人間の管理をあざ笑うような暴れん坊の木でもありますが、それらのリスクを踏まえてもなお心惹かれるカワリモノ。そんなカワリモノに惹かれる人こそカワリモノなのかもしれませんが、カワリモノゆえにカワリモノに魅せられるのかもしれません。考えてみれば、初めてゼブラウッドの板を仕入れてから20数年前が経ち、そんな暴れん坊ゼブラにも果敢に挑むようなカワリモノな人たちが私の周辺にも随分と増えました。類は友を呼ぶ。

 

20151016 4ところで、西嶋理さんですが、先の会議では神職らしい毅然とした態度でお話しされていて、もしやまともな常識人なのではあるまいかと少々不安になったものの、お酒の席になると一転して、数々の武勇伝をはじめ、カワリモノっぷりをご披露いただきました。中でも西アフリカ原産の木の実に紐をつなげて高速で打ち鳴らして音を出す民族楽器アサラトの演奏には驚愕!見事な腕前もさることながら、材木屋としてはその実の正体が気になるところ。調べたところオンコバスピノサという木でした。

 

20151016 5初めて聞く名前でしたので調べてみると、樹高が6~8mの低木で、その実が乾いて落ちたものの中身をくり抜いて、小石や豆、貝殻、木の実などを入れて作るそうです。用材になるような木ではないようなので、有用樹種図鑑でもその名を探すことができませんでした。アフリカ発祥のシンプルで伝統的な楽器。これもたまたまながらアフリカ産のゼブラウッドのテーブルを囲んで、西アフリカ発祥の楽器の音色を聴く。そんなカワリモノの連鎖を肴にして今宵も酒豪伝説が生まれていく・・・。

 




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