森のかけら | 大五木材


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20151010 1地元の秋祭りの話の続きです。祭りの神輿といっても、新居浜市や西条市などのような盛大で勇壮な祭りなどとは程遠いささやかな神輿ではありますが、それでも担き手が少ないと当事者にとっては死活問題。数年前に町内で20区画近い分譲地の開発があったこともあり、町内の世帯数も一気に急増しました。だからといって、途端に担ぎ手倍増というわけにはいきませんが、平日開催とは思えないほど人も集まり、まったりとした感じでスタート。町内を夕方まで練り歩きます。

 

20151010 2私も大学4年の時にこの地に引っ越してきてから、思い起こせばもう四半世紀。故郷で過ごした時間よりも、この地で暮らした時間の方が随分長くなりました。自宅を建てたのは私が30歳の頃でしたが、その頃は国道から西には我が家ぐらいしかなくて、夜になると周辺はどっぷりと暗闇が支配して、田んぼからは涼しい風が吹いて、キジは啼くは、亀や蛙はいるといった風情でした。それが今ではすっかり様変わり。大手のスーパーやホームセンターは出来るは、調整が解けて世帯数も急増。

 

20151010 3お陰で今年から、組の角付けも出来るようになって、自宅裏の三百字公園で初めての組の角付けを行いました。更にお隣には大きな土地開発によって新たな組も誕生。一気に10数世帯の方が町内に増えた事になったのですが、せいぜい年に新築が1、2軒ペースのわが町においては、破格の事態。長い歴史の中でも過去に経験のない事で、宮内いよかんで隆盛を極めた土地柄だけに、伝統や仕来りに対するこだわりも強く、その受け入れや組の編成についても、役員会をはじめ組内でも喧々諤々。

 

20151010 4頑なに継承することにも革新的に変えていくことにもそれぞれに理があり、何が正しくて間違いなのか、その答えが出るのは随分後のことだと思われます。変えてきた者も、やがては守る者となっていく。対立することなくで、今を生きる我々、次の世代にとって何が最適なのかを考えなければなりません。変わっていくことへの不安やおそれもありながらも、保守的な土地柄ながら徐々に新たな慣習が生まれつつあります。それは祭りだけの話だけではなく、木材業界にとっても大きな過度期。




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