森のかけら | 大五木材


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戦国大名や動植物などの家紋をあしらった『森のしるし』ですが、もう少しで累計2万個に到達。もともと、小学校の出前授業で子どもたちに山に生えている木を伐ったらいくらすると思うという私の質問に対して、返ってきた「100万円!」という言葉に衝撃を受けて(実際には数千円にしかならないという惨状)、どうすれば子どもたちが本能的に100万円と感じる生命価値に近づけるかを考えて生み出されたものですが、その観点からすればもうすぐ100万円の木を4本ほど生み出したことになろうかと。

家紋だけではなく企業のノベルティやイベントなどにも利用していただいています。その中に、愛媛大学さんとのコラボがあって、愛媛大学の学章やブランドマーク・ロゴタイプ、マスコットキャラクターを作らせていただいています。もともとは学生たちが東日本大震災の際にボランティア活動に参加したことがご縁になって生まれた『陸前高田のしるし』が発端で、発売開始から5年経過しましたが現在もずっと継続させていただいています。ただかの地から届けていただいた「被災したマツ」もあと僅かとなりました。

一方で、学章やマスコットキャラクターをあしらったものは台木の樹種変更こそあれ、増産出来ます。先日もご注文いただきましたので、愛大ショップ『えみか』さんに納品させていただきました。今更説明もなんですが、台木の裏には磁石が入っており、冷蔵庫の扉などの金属にメモなどを挟んで留めるマグネットとなっています。一度に大量に売れるわけではないのですが、息の長い商品となっていてとても嬉しいです。ただ、その磁石の形状が変わるため一旦どこかのタイミングで仕様変更をしなければなりません。

愛媛大学さんとのコラボ分につきましては注文生産なので、余分な在庫はないのですが戦国大名や動植物家紋に関してはたっぷりと在庫もありますので、年内にはどこかのタイミングで仕様変更に伴うセールを行って一度全部売切ってしまわねばと考えています。そのため現在の仕様の台木の生産は中止しており、戦国大名家紋などにつきましても人気の高い家紋(徳川家康や豊臣秀吉など)は、基本の樹種ヨーロピアンビーチから違う樹種に変更されているものもあります。セールについてはこのブログでもご案内しますので、家紋マニアの方是非!




太陽に近い場所で行ったイベントで、肌の弱い私は軽度の火傷並みの日焼け。普段から屋外で半袖で仕事しているため、もともと二の腕あたりから白黒に分かれているのですが、輪をかけて黒味が一層濃くなりました。もともと色白なのでコントラストが凄くて、日焼けしていない部分と並べると違う国の人が並んでいるかのよう。そういえば名前をいただいた横綱・照國萬藏も色白のもち肌で、その巨体が徐々に赤身を増していく様子とリズミカルな取り口から『桜色の音楽』と呼ばれていましたから、色白な肌も受け継いだのかも。


ところで8月11日は『山の日』で、全国昨年から制定されましたが、今年も全国各地でそれに伴うイベントが開催されました。「山の日制定議員連盟」という超党派の議員連盟が、山を考える国民の祝日にしようと制定に動かれ新設されたそうですが、もともとは8月12日で考えられていたようです。それがなぜ11日に変更されたかというと、8月12日は日本国内で発生した最大の航空機事故で知られる日本航空123便墜落事故が起こった日であるため、8月12日になったということです。もうあれから32年・・・

先に制定された海の日に比べるとまだ世間での「認知」は低いようですが、8月12日が語呂合わせとかで山をイメージするものではないことからどうしても、8月12日=山の日がなかなかしっくりこないのかもしれません。むしろ、1977年(昭和52年)に我々の大先輩方である日本木材青壮年団体連合会などが提唱された10月8日の『木の日』の方が分かりやすいのではないでしょうか。10月8日を漢字で表すと、十月八日。「十」と「八」を組み合わせると「木」の字になることから、この日が選ばれました。


数ある記念日が「OOだからこの日がOOの日」という理由(語呂合わせや根拠)がある中で、その日でなければならない理由が弱い『山の日』は、一般の方にまで浸透するには時間がかかりそうです。ところで最近、愛媛新聞のスポーツ欄でスポーツ新聞のような『隠しメッセージ』をよく見かけるようになりました。編集方針に何かあったのか分かりませんが、山の日のプロ野球の欄には山に関する言葉が溢れていました。中にはかなり苦しいものもありますが、個人的にはこういうの好きです。どれだけの人に響いたか?!




一日限りのイベントですが毎回楽しみにして来られる方もいてお馴染みさんの顔に出会えたりすると嬉しいものです。木の玉プールだけではなく、木のおもちゃやクラフト商品の販売、自由に木工体験ができるコーナーなども設けているので、時が経つのも忘れて親子で木工に没頭する親子の姿も。時間が限られていることもあって、金槌やノコギリを使ってトントンギコギコというわけにはいきませんので、木のコマに色付けしたりストラップにお絵かきしたり、ボンドで貼り付けしたりというシンプルなものでしたが結構人気。


まあこの場所で大きな木工作品を作っても持って帰るのだけでも大変ですので、これぐらいの方が後の憂いがありません。どちらかというと子供よりも親の方がはまってしまうパターンが多いのですが今回は、のめり込んでくれた子供たちが沢山いまして、中でもこちらの彼は、自前のキャラクターまでお持ちという事で、楽しそうにマグネットにキャラを描き込んでいました。阪神タイガースの帽子を被っている子に悪い子はいません、実に素直で爽やかな少年でした!

こちらは少年の数ある手持ちのキャラクターのひとつである『つつみなし』。本人の説明によれば、『包み紙の無い飴玉』ということです。弊社でも新たにオリジナルの新キャラの開発に余念がありませんが、オリジナルキャラを持っているというのは強いですね~。この写真に写っているのは『森のしるし』の台木で、通常はここに家紋をスタンプしていますが、ちょっと問題のあるB品をイベントに使わせてもらっています。子供たちにはA品もB品も関係ないようで、要はそこに何を描くか。

うまく書けたから持ってお帰りと言ったら、これはここで出会った記念に私にくれると。裏面には名前まで書いてくれて、「(ぼくの事を)覚えておいて欲しいから書いた(なので、あげる)。」なんて感動的な事を言ってくれました。ありがたく頂戴しましたが、いつもここで弊社がイベントしていると思ったようで、またやりたかったのに残念と名残惜しんで、どこに行けば会えるのかと。私が「松山」と答えると少年の住まいは新居浜だったようで、新居浜にはいつ来るのか?と聞いてきます。

残念ながら今のところ私自身は新居浜での仕事の目途はありませんが、家内は木育イベントで県内いろいろなことろを回っていて、近いうちに新居浜も行くらしいので日時や場所の確認をしていました。またの再会を約束して別れましたが、そのピュアな心に私も清められる思い。こういう子供がいつかモノづくりや目覚めたりするのかもしれませんが、木の事についても興味や関心のありそうな子供を見ていると、正しく導けたり話しの出来るおとなとの出会いがいかに大切なのかを考えずにはいられなくなってしまいます。少年よ大樹を抱け!




今年も石鎚登山ロープウェイ株式会社さんにお声をかけていただき、石鎚山成就社駅から歩いて2,3分ほどのピクニック園地にて『木の玉プール&木のおもちゃイベント』を開催。もう何度来させていただいたかも分からないほどになって、お陰で信仰心薄き私も石鎚山のパワーを感じられる体質になってきました。当日松山を出発した時は車の温度計で37℃ありましたが、山を登っていくに従ってみるみる温度が下がり、ロープウェイで成就社駅に到着した時には26℃!実に温度差11℃で、風が吹くと肌寒く感じられるほど。


最初に来た頃は、子供がそんなに登山しに来るものかなと思っていましたが、予想以上に幼い子供たちもやって来るのと、ここに来る誰もが頂上を目指して来るわけではなくて、ピクニック園地等で開催されるさまざまなイベント目当てに来られる方も多いのです。この地域において石鎚山は信仰の山であり、パワースポットであり、ある種のテーマパーク的な存在なのだと思います。うち以外にも子供向けのイベントもあって、孫とおじいちゃん、おばあちゃんなど幅広い層の方がお越しいただきました。

強い風が吹けば肌寒いものの、雲から太陽が顔を出せばやはり暑い!ここで標高1,300mありますので下界よりも太陽に近い分、日差しも強い。気持ち的には太陽が少し大きく見えてしまう感覚・・・。今まで何度も繰り返し失敗したにも関わらず学習能力がないため、毎回強い日焼け(軽い火傷並みの)で首とか腕がヒリヒリして寝れなくなるパターン。タオルでカバーはしていたつもりでしたが、帰ってみるとやっぱりがっつり日焼けしていて、案の定夜になると皮膚が熱を持ってなかなか寝つけませんでした。


日頃から外で作業はしているものの、もともと色白なもので肌が弱いなだ思うのですが、日焼けするとマッカッカになって大変なんです。そんな太陽の強い日差しをものともせずに屋外で設置した木の玉プールには子供たちが群がり遊びます。現在、こういうイベント向けのレンタル用の木の玉プールセットもいくらか用意していて、規模に合わせて球の数も調整していますが、今回は針葉樹のヒノキ玉のプールでした。滑らかさでは広葉樹に劣るものの、香りはヒノキが強く、そのヒノキの香りに惹かれたのかトンボも羽休め。




前日は文字通り浦野さんの宿泊近くの居酒屋で軽く一杯で済ませて、翌日の本番に備えました。本番といっても飲み会のそれではなく、キッチン施工のそれ。本当は興味津々で施工現場も見させていただきたかったのですが、生憎こちらも仕事が立て込んでいて工事そのものは拝見できませんでしたが、施工後にお邪魔して見させていただきました。完成間近の新築現場の中で凛とした佇まいを見せるヤマザクラの美しいキッチン。その姿を見ればわざわざ県外からもお客さんがご依頼に伺われる理由も分かります。


無垢のキッチンは、弊社でも今までに何度か作らせていただいたことがあります。それは10年も以上も前の話で、施主さんからの強い要望で作らせていただいたのですが、私自身がまったくキッチンに対する知識がない(特にレールなどのキッチンパーツから金物関係)うえに水道工事業者との繋がりも希薄だったので、造り直しや現場での追加作業が頻発して相当に苦労しました。普通ならそれで学習して浦野さんのように無垢のキッチンに覚醒するところなのでしょうが、私はキッチンから逃げてしまいました。

その時に、いま弊社の家具のほとんどを造ってくている善家君ZEN FURNITURE)と組んでいたらもしかして私もキッチンに目覚めたかもしれませんが、キッチンってパーツが多いのでめんどくさがりの私にはやはり気が重い分野です。さて無事に浦野さんの方の施工も終了しましたので関係者で集まって慰労会&キッチン談義をと思ったのですが、職人さんたちはその日のうちに帰らないといけなくなったという事とこちら側にも欠員が出まして、結局私と浦野さんと善家君の3人で食事することになりました。

キッチンというわけではないですが、折角なので弊社でカウンターなどを納めさせていただいたお店でということで一件目は『代官町別邸 橙』へ。思えばここにカウンターを取り付けに来たのはもう何年前のことでしょうか。オーナーがお持ちだった新潟のケヤキの古材を使われるという事で、その加工と取り付けを担当させていただきました。カウンターの下に潜り込んで私もボルトを締めたのが昨日のことのよう・・・。あれから数多くの商業店舗に関わらせていただき、多くのオーナーとの出会いもありました。

施工中は納期に間に合わすべく納品もスクランブル体制で、冷や汗ものですが、こうして開業後に客として訪れる充足感は何事にも代えがたし。関わりといっても弊社の場合はカウンターやテーブル、内装の一部だけなのですが、仕上げ部材や家具が多いので、来店しても目に付くものがほとんどなのでかなり役得!その流れで2次会は『独創』へ。そこで以前から気になっていた長野の昆虫食の実態や海なし県あるあるなどの話で盛り上がりました。次はぜひ長野でお会いしたいところですが、そういえば長野にも随分行ってないなあ・・・またぞろ出張の虫が騒ぐ!




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