森のかけら | 大五木材


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今年の正月は愛媛で迎えたという事もあり、家族五人で地元の神社に初詣に行きました。いつもは実家に帰省して、家内の両親や義弟家族たちと宇和島市の和霊神社に初詣に行くので、地元の神社での初詣もこの地に住んで30有余年経ちますが初めての体験。私と家内は同じ西予市野村町の出身で、小学校から高校までそこで過ごしてきましたが、松山で生まれた我が子たちにすれば松山が故郷であり、いずれここを離れていくのかもしれません。そうなった時には、わが家が実家となるだなあとそんな事を考える初詣。

こうして五人揃って初詣したりどこかに行くのも後数年かもしれないと思うと、こんな当たり前の一日が大切に思うます。母親が59歳で亡くなりましたので、徐々に自分がその年齢に近づくにつれ、健康でいることの大切さを痛感します。結局去年も人間ドックに行けなかったので今年こそは本格的に体のケアにもせねば!ところでここ平田町は、今までにも何度も書いてきましたが、宮内伊予柑発祥の地であり、柑橘日本一の愛媛の中でもひときわ蜜柑栽培の愛と誇りに溢れる蜜柑の町なのです

そんな蜜柑の町にある阿沼美(あぬみ)神社の参道には、『春光や愛を盡(つく)せる蜜柑園』の言葉が刻まれた句碑が建立されています。以前から気になっていて、調べてみたら作者は作道放洋氏、地元の平田俳句会によって昭和37年に建立されたものでした。『いで湯と城と文学のまち』で知られる松山市には数多くの句碑がここそこに建立されていますが、愛媛県内だと1,000以上もの句碑があるとか。今までそんな事、気にも留めませんでしたが、自分の住む町の事についてあまりに無知な自分。

地元の句碑の言葉の意味や意義を知らなくても、暮らしに何も支障もありませんが、いずれわが子たちにも子供が出来て、一緒にこの神社に参拝する日が来るかもしれないのに、そこに在るものについて何も知らないってどうなだろうと。代々先祖がそこで暮らしていると日常会話の中で口伝として教わるでしょうが、ひとが流動化することでその地の伝承や風習、文化が継承しにくくなっています。そこをモチーフとすることが多い『森の出口』にとって非常な大切な問題。木を知ることは地域の文化や歴史を知ること。




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