森のかけら | 大五木材


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森の羽』の段ボール箱入りと『森の砂』の瓶入りについては、とりあえあず店頭とオンラインショップで試験的に販売を始めます。【森のかけら】シリーズにとって久し振りのニューアイテムですが、恐らくまたいつものごとく批判や冷笑の対象となることでしょうがそんな事は覚悟の上。【森のかけら】を作った時も、口の悪い同業者からは倉庫のゴミで儲けてるなんて言われたり、そんなものうちの土場にいくらでも転がってる、そんなもの一体誰が買うのかと嘲笑されました。残念ながら彼らの意に反して、累積販売総数はもう少しで800セットになります。怒りもエネルギー!

そんな事を考えていたら、ちょうどテレビでもある「木のモノ」が話題になっていました。ご存知au三太郎の鬼が半額屋で売っていた『板Phone』がそれ!別バージョンで男女がそれを使って電話している体で向き合ってるCMもありますが、初めて観た時はとてもauの本当のCMだとは思えませんでした。誰かがいたずらで精巧に作ったビデオだと思っていたのですが、auがまじめに作ったものだと分かり驚愕!通話料無料で、近くで(のみ)話せて、落としても割れない、無敵の板Phoneを茶化さず真剣に撮る遊び心に感動!

このCMを観て、それならうちの工場にいくらでもあるというのはたやすい。けれどそれは板Phoneではない、ただの板切れに過ぎない。いくらそこの見た目は同じモノがあろうと、人はそれに感動はしない。どこにでもあるそんなモノに、アイデアと時間と費用をかけてプロが真剣に作りこんだものだからこそ感動があるので、ひと真似に意味はないし、ねたみやそたみ、皮肉で語るのは虚しいだけ。材木屋が見えていなかったモノを見つけて実践した行動力と発想こそが素晴らしい、これぞ『森の出口』!

それが商品化され大量に売れることが『森の出口』なのではない。今まで見えていなかった価値、気づかなかった魅力を引き出してそこに光を当てることこそが、新たな出口だと考える。それは小さな穴かもしれない。でも蟻の一穴という事だってある。安全地帯から批判だけを繰り返す腰抜けの「批評家」にはなりたくない。笑われ馬鹿にされようとも、暗闇を嘆かずに希望を持って小さな穴を穿つ愚かで無謀な材木屋になりたい。板Phoneこそが、私が目指す『森の出口』にともる小さな明かりのひとつなのだ。au最高~!




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