森のかけら | 大五木材


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モッタイナイ精神の辿り着いた極北、それが大鋸屑・OGAKUZU!木の仕事を生業(なりわい)とする者にとってもっとも頭を悩ますのが、毎日大量に発生する大鋸屑(おがくず)の問題。例え手を焼いている存在であっても、ご飯を食べさせていただいている木から派生するモノに対して『』なんて言葉で呼ぶのは不謹慎なのですが、説明がややこしくなるのでここでは致し方ありません。小さいながらも加工機があって、木材を切ったり、削ったり、磨いたりする過程で日々大量に発生してくるそれ。

スーパー製材工場ともなると、それは貴重な「バイオマス原料」という事にもなるのでしょうが、弊社のような弱小零細材木店にとってはひたすら純粋に焼却炉に投入されるだけの存在。稀に自動車工場が油の吸着材に欲しいとか、大学の乗馬部が馬の敷物に欲しいといって取りに来られる事もあるのですが焼け石に水レベル。昔からこれが何かに使えたらいいのに、モッタイナイと思いながら焼却炉で焼いて灰となっていたのです。特に色のついた木を削った時のそれは心をくすぐる存在で捨てるのは忍び難く・・・

そんな大鋸屑ですが、そこにもいろいろなタイプがありまして、弊社でもっとも発生量が多いのが『プレーナー屑』。文字通り平面を削るための機械、平削り盤(プレーナー機)で板を削った時に出る切削屑。長さはせいぜい50㎜足らずでカンナ屑より少し厚みがあります。家の壁の下地などに使う下地板を1梱包でも削ろうものならすぐに山盛りになります。次に多いのが、丸鋸やバンドソーなどで材を切断する際に出る細かな『粉砕屑』。その次は仕上げのサンダー磨きなどで発生する細かな『木粉』です。

これらの中でもっとも頭を悩ましているのは、量が多いプレーナー屑なのですが、以前も色合いの面白いものについては大きなビニール袋に詰めてストックしていました。しかしおが屑とはいえビニール袋一杯となると結構重たいうえにかさばってスペースを取ってしまうという苦い経験あり。それで今回はまずは粉砕屑と木粉に絞りこむことにしました。といってもそれを圧縮してオガライトを作ったり、特殊な加工をするわけではありません。他のものと混ざらないように注意して採集してただ袋詰め、瓶詰めするというそれだけ!続く・・・




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