森のかけら | 大五木材


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二股の異形な姿が面白いじゃないかと、寛容なお心でこのサイカチを受け止めていただいたのは、松山市千舟町にあるイタリア・スペインバル『Restaurante Bar ZUCCHERO(リストランテ・バル・ズッケロ)』さん。以前にこのブログでもご紹介させていただいた、『IL Banco(イルバンコ)』さんの姉妹店。愛媛県産の旬の食材と『薪焼き』のお肉が堪能できるお店です。このお店の植物に囲まれたオシャレなテラスのテーブルとして使っていただくことになったのです。

 ZUCCHEROさんは、ずっと大街道で商売をされていたのですが、2016年に千舟町に移転されました。その際に、店内のカウンターやテーブルなどに弊社の木材をふんだんにお使いいただいたのですが、私の怠慢でその時の様子をブログにアップ出来ていませんでした。それで今更の話ではあるのですが、お店で使っていただいた木材についてご紹介させていただきます。バイクや植物、レストランなどが一緒になった『GEARS』という複合商業施設に オープンしたお店は、何とも不思議な異国籍風の雰囲気を醸し出した妖しい空間です。

写真に写っている一枚板の赤身のカウンターは、ブラジル産の『セドロ』。「スパニッシュ・シーダー」とか「シガーボックスシーダー」の名前でも呼ばれているセンダン科の広葉樹です。硬質な木ではありませんが、独特の特徴を持った木です。板目の雰囲気はによく似ていて、『赤ケヤキ』などとも呼ばれるほどです。その一方で柾目の雰囲気はすっきりとしたマホガニーに似ていて、一枚の木の中に剛と柔の相反するような質感を併せ持ったような不思議な材です。なので使い方次第では洋にも和にも使えます。

そんなセドロの3m×幅400~500㎜の迫力のある板をたっぷりと使っていただきました。和洋の特徴を併せ持ったセドロが店の雰囲気づくりに少しは貢献できたのではなかろうかと勝手に思っています。その時にはまだまだたっぷりと在庫のあったセドロでしたが、それから日々少しずつ売れていって在庫も減少。今後の入荷見込みがまったく立たず、いよいよあれだけあったセドロの底が見えてきてしまいました。今、写真を見返すと、当時の頃の事が懐かしく思えます。毎度の事ながら無くなってからモノのありがたみを知る。明日に続く・・・




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