森のかけら | 大五木材


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Restaurante Bar ZUCCHERO』さんの話の続き。サイカチのテーブルの前のセドロの話が長くなってしまっていますが・・・。セドロに限らず外国の木の中には、今後の入荷の見込みがまったく立たないという木、お結構あったりして、【森のかけら】だけでなく、木材の供給としてのかなり不安です。だからといって、今わずかに残っている木を「これは売れません」といって販売しないというのも、木を売ることが商売の材木屋としては本末転倒な気がして、悩みどころであります。丁寧に売るしかない

しかしこいうやって収めさせていただいた現場が近くにあって、家具やカウンターになった姿をいつでも見に行けるというにはありがたいことです。これもそれも、弊社にしかないような個性のある木、癖のある木を楽しんで使っていただける施主さん、工務店さん、設計士さんたちが近くにいてこそ!類は友よ呼ぶといいますが、変わり者好きな方が友達の変わり者好きな方を連れて来てくださったりと徐々にそういう流れが出来つつあるように感じています。昔、ある方に忠告されたことがあります。

あまりマニアックな品揃えに走ると普通のお客さんが離れちゃうよ、と。当時は将来の会社の方向性についてかなり悩んでいた頃でしたので、その言葉は私も重くのしかかりました。現実的に昔からの大工さんたちが後継者問題などで店を畳まれたりしていたという事も重なり自問自答していました。それらから私なりの決断をして、あっという間に数年の月日が流れました。今となっては、その当時悩んでいた私にこう言ってやりたい。「悩んでなんかいないで、その道を突き進め!選んだ道は間違っていない!」と。

果たして今の選択がベストだったかどうか。今はそんな事すらも考えることもありません。思っていた通りになったというわけではありませんが、腹をくくって方向性を決めたことで、その先はなるようになったとも、そうしたからこうなったとも思っています。もっと利口な選択はあったかもしれませんが、でもこうして『どこにでもないような木を買い求めに来て下さるお客様が増えて、こんな素敵な店でこんな美味しい料理を食べられる』という事実が、自分の選択は間違ってなかっと確信させてくれるのです。




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