森のかけら | 大五木材


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沈まぬ堀江の太陽①早いもので気がつけば今日で5月も終わり、あと1ヵ月で今年も半年が過ぎようとしています。日々めまぐるしく過ごしてはいますが、時間はきっちり経過しています。今日も愛媛新聞で、「港再生霧中の針路」という見出しで、6月末で呉-松山フェリー廃止から1年が経過するという記事が掲載されていました。このブログでも触れさせていただきましたが、改めて記事を見てもう1年が経つのかと神妙な思いになります。記事では、港を所有する松山市も他の船会社などに寄港をもちかけてはみたものの、採算面で断られたという経緯が書かれていました。

R0015902私自身は堀江の隣の隣の町に住んでいますが、異業種連携の『オレンジ会』を通じて、堀江の企業の皆さんと交流させていただいていますし、他人事とは思っていません。地域的にも松山北部の海の玄関としてとても重要な役割を果たしてきただけに、地域住民の方の落胆はひとしおだと思います。近くのタクシー会社も航路廃止後売り上げが減少したとありましたが、これも『オレンジ会』メンバーの石丸君前道後タクシーさんの事です。やはり影響は甚大なようです。フェリーの路線廃止というひとつの事象が、めぐりめぐっていろいろな形となって現れてきます。だったら当時からもっと活用策を検討しておけばと思うかもしれませんが、長年そこにあればあるほど、あって当然の空気のような存在になってしまい感覚も麻痺してしまう物かもしれません。

 

 

20100531 堀江の沈まぬ太陽今、無駄の仕分け作業がいろいろな意味で話題になっておりますが、1度なくした物をもう一度再生することはなかなか難しいもので、その辺りが仕分け作業がなかなか進まない所以でしょう。誰にとって必要で、誰にとって不必要かは、立場によって大きく異なります。木材業界でもしばしば補助金の功罪が話題となりますが、住宅資材という現状の最大出口しかもたない以上、補助金をなくす事は出来ないでしょう。補助金そのものが悪というわけではなく、うまく使えばとても有意義な物であるということは自分自身がよく経験させていただきましたので理解していますが、あまり補助金に頼り過ぎると、最初にそれありきの思考になってしまい、努力を怠ることになる事が恐いです。なくしてからありがたみを痛感しても時は戻らずです。やはり基本は自分の力で立って進むという原点を忘れてはいけないと思います。

 

沈まぬ堀江の太陽新聞の記事は最後に、行政からだけではなく地元住民の中から活気を取り戻そうとする動きがあるということで、ある事例の紹介で締めくくっていました。それは「オレンジ会」の松岡祐樹君(みなと食堂・店長)の事で、「町内会や地元中小企業の会合で活性化の話し合いを始めた。車両待機場だった所を、地元の漁師や農家による産直市などのイベントに使えないか検討している。再び人が集う、賑やかな場所にしたい。」地元中小企業とはオレンジ会の事です。前述の石丸君もポイントカードを作るなどして地元のファン拡大に乗り出しています。この地を過去形で語ってはいけない。昔は賑やかだったけど、それに負けない賑やかな未来もきっとあるはずだから。1年後の記事は「堀江港奇跡の復活物語!」を目指しましょう!熱い思いから事は動き出します!




④最近、直接的な『木』そのものもネタが少ないですね、と言われたので、「!」と思い見直してみると、確かに5月はイベントが多く、『今日のかけら』も月1にペースダウン・・・。無垢材の商品が動いていないわけではなくて、むしろ無垢材のご注文は一層増えていて、多くの方に待っていただいていたりとご迷惑をお掛けしています・・・。それを1つ1つ取り上げるだけでも結構な数になるのですが、今月はイベントが多くてなかなか手が回りませんでした。ようやく嵐のようなイベント・スケジュールもひと区切りがつきましたので、ぼちぼちと木の紹介も再開していきたいと思います。とはいえ、人気の樹種は重なる事が多く、弊社での人気NO.1は断トツでブラック・ウオールナットです。次がブラック・チェリーオークメープルヨーロッパビーチ・・・と続いていきます。

 

①

一般的にもメジャーで人気のラインアップのメンバーの中にあって意外に人気の高いのが『』なのです。国産の樹種で一番人気は『』ですが、その次辺りには『栗』が入ります。家具材で使うような木ですから割り合い大きな材になりますが、ほとんどが東北・岩手産の物が多いです。岩手は広葉樹、特に栗材の宝庫!この辺りでは考えられないようなサイズの栗がたくさん手に入ります。栗材を山のように在庫している訳でもないのですが、気がつくといつの間にか在庫が増えていました。

③

 原木買いするわけではありませんので、共木で揃うというものではなく、主に耳付のテーブルサイズやカウンターサイズを集めていました。テーブルサイズの大きな物はさすがに簡単には手に入りづらくなりましたが、岩手の森林資源をなめてはいけません!しかしそれは当然、我々人間だけが享受する自然の恩恵ではありません。栗や胡桃など甘い実をつける木は、虫達にとっても大切な終の棲家ですから、辺材を中心に虫の穿孔跡もたくさんあります。まだ樹皮が残っていれば、岩手の虫さん達との出会いもあります。

②

更に高齢木であれば割れや入り皮、大節なども当然です。ですから「銘木のような栗」となると、さすがに難しいでしょうが、私が求めているのはそういう物ではありません。多少虫穴があろうが、割れがあろうが、私自身は平気だし、そこに共有の価値を見出していただける方と、岩手の栗の醍醐味を楽しめればいいと思っています。幅が300~400㎜もあればカウンターや画像のようなシェルフで使うには充分です。栗の樹皮はなかなか趣きがあるので、余程コンディションが悪くなければ、軽く磨いて使いたいところです。

R0017936素朴な木目にいいアクセントになります。このシェルフは、天板が『栗』で他は全て『カピカ』という木を使っています。棚は可動式になっていて、見た目以上に軽量で移動も容易です。最近不思議と各地から栗の問い合わせが多いのは、こういう素朴で落ち着きのある材がやっぱり日本人好みだからでしょうか。世間が欲した頃に求める物がなくなるというのは世の常。決して栗も無尽蔵というわけではありません。大節も虫喰い材も大切に使って、その端材は『森のかけら』や『円い森』として、きっちり骨までしゃぶって使い切らせていただく覚悟です!

栗とカピカのシェルフ:長さ2000X奥行き400X高さ900㎜ 植物性油塗装+蜜蝋ワックス拭き




100516_1938~0001すこし前に金星と月との接近遭遇の天体ショーがありましたが、私は家族とともに堀江の(元)港付近で観ました。あいにく、ズーム機能のない単焦点のGRカメラと携帯電話しか持ち合わせてなく、仕方なく携帯電話のカメラで撮影。う~ん、遥か遠くにしか観えません・・・裸眼よりもむしろ遠くに観えます、残念。非常に面白い画だったのですが、ズームは諦めるしかありません。この潔さもGRならではでしょう。ところで最近、私達の世代に親しみのある著名な方の不幸が続いて、多くの方が夜空の星になられているような気がします(統計的にはそういうわけでもないのでしょうが)。青春時代の思い出は、人やその人の作品とともにありますので、それらが全て無くなってしまうような喪失感とノスタルジックな気持ちが入り混じってつい感傷的になってしまいます。

 

20100525 吉里吉里人2

特に私にとってショックだったのは、作家の井上ひさしさん。高校生の頃に長編小説『吉里吉里人』で出会いました。その後は、もっぱら『こまつ座』の戯曲の作家さんとしてご活躍を拝見させていただいておりました。当時よくNHKの『芸術劇場』や『劇場中継』でこまつ座のお芝居を放送しており、かかさず観てはビデオにも撮っておりました。井上ひさしさんの独特の言い回しが好きで、当時よく台詞を真似したりしておりました。何の予備知識もなく、初めて観た『頭痛肩こり樋口一葉』は衝撃(笑撃)でした!このリズミカルな言い回しのタイトルも大好きです。その後、「昭和庶民伝三部作」として、『闇に咲く花』、『きらめく星座』、『雪やこんこん』を観るに至って、私の井上ひさし熱はピークを迎えます。日本人としてタブー視されて問題にも真剣に取り組まれていました。

 

20100522 流れ星2

中でも特に私が好きなのは、『闇に咲く花』です。物語は、昭和22年夏の東京は神田の愛敬稲荷神社の境内。神主の一人息子で元職業野球のエース・健太郎が、戦場から無事に帰還するのですが、実は戦死の報が届いていて、いわゆる『生きた英霊』となったのです。その彼はC級戦犯の容疑でグアムに送られることになる・・・というもので、井上戯曲らしく天変地異の大事件が起きるわけでもなく、物語はトツトツと展開していきます。しかし、健太郎の河原崎建三さんが健太郎役を演じられていた初演(?)しか観ていないのですが、河原崎さんの実直そうなお人柄が健太郎役としっかり重なって、すっかり感情移入してしまいました。庶民にとっての戦争の責任とは?とか、神社や神道とな何か?という、当時ではとても消化できない重たいメッセージに戸惑いながらも、妙に胸が熱くなった事を覚えています。

 

20100525 繰り返し何度も何度もビデオを観ていましたが、悲しいかな録画したのがβ(ベータ)で、しばらくするとデッキも壊れてしまい二度と観ることが出来なくなりました・・・。大学の頃、スピーディな言葉遊びで舞台を駆け回る『夢の遊民社』などが「小劇場の全盛期を迎えて、脳髄に刺激的でしたが、今となっては内容も覚えていません。そんな中、井上さんの戯曲は、派手さも大仕掛けもないものの、噛めば噛むほど味の出てくるスルメのようで、重たいテーマを大上段から振り下ろすのではなく、ごく平凡な市民の生活の中から切り取った物語が全く時代に風化しません。

100516_1854~0001

森林や林業問題にしても、建築資材の側面だけからマイナス面をシュプレヒコールをするばかりでなく、『木の使命』をもっと身近な生活レベルの視座で考え直すべきではないかと思うのです。人間が自然を利用するのですから、そこには当然功罪があります。それを国とか国土という巨大な闇の中に閉じ込めて、遠くて難しい問題にすげ替えてしまうのではなく、井上さんが示した「庶民伝」のように、庶民の手元に戻してみると案外闇の中に一筋の光明が見えてくるのかもしれません。

闇に咲く遅筆堂昨日のシンポジウムを経験して、短い時間で自分の思いを端的に正確に伝える難しさを感じた時に、ひとつひとつの『言葉』に作家生命を賭けた井上ひさしさんの姿が思い浮かびました。『言葉』は人を勇気づけもし傷つけもします。生前にあるインタビューで、(離婚問題などがあり)辛い環境でもなぜ笑いのある作品を書くのかと問われ、「人間は生きているだけで辛い。だからこそいとおしんで笑いのある物を書きたい」という旨の事をおっしゃっていて、とても心に残っています。自他ともに認める大変な遅筆で、書き下ろしの戯曲が公演初日に届いたとか、間に合わなかった事もしばしば。それを逆手に取って自虐的に『遅筆堂(ちひつどう』と名乗り、ペンネームに使うことも。それも、いい加減な物をお客に見せては申し訳ないとギリギリまで推敲を重ねた井上さんのプロの執念でした。人生も作品同様にもっと遅筆であって欲しかったです、改めて合掌。




R0018213本日午後からは、昨日アップした『価値づくりで勝ち残り 進め愛媛のモノづくり』のリレーシンポジウム本番です。市内の国際ホテルにて定員200名という事でしたが、結局定員オーバーの250名ほどの参加になりました。ホテルに到着するといきなり立派な看板が。スタッフの方が大勢めまぐるしく駆け回られています。あら、これはもしかして想像以上にビッグなイベントでは!しかしもはやまな板の上の鯉です。とはいえ、力以上の物が出るわけなどありませんので精一杯出来ることをやるのみ。。『我、事におよんで後悔せず』の宮本武蔵の意気であります!

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まず、主催者・来賓のご挨拶の後は、皆さんお目当ての東レ㈱田中千秋代表取締役副社長の基調講演です。私どもには縁のないようなワールドワイドなスケールの大きな話が続きます。一口に『ものづくり』と言っても工業系の企業、行政関係の方の参加が圧倒的です。理数系が全然駄目な私にしてみれば、異国のものづくり島の神様のような方々ばかり。田中副社長のお話の中にも、炭素繊維の力学特性など難しい言葉やら記号が出てきて 一介の材木屋はオロオロと戸惑うばかり・・・。高尚なお話です。

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天下の東レの副社長の国際的な話の後に、スーパーミクロな【森のかけら】の話などして本当によろしいのでしょうか?いいも悪いもそれしかネタはありません、やるしかないのです!会場のレイアウト変更の隙をついて、壇上の私を狙う怪しげな男が二人!向かって左が、愛媛木青協のメンバーである㈲マルヨシ井上剛さん、右が久万銘木㈱の石田君。この空間に異質な二人・・・。いつも他人様に縦横無尽にカメラを向けておりますが、いざ自分にカメラが向けられると妙な気分です。しかし、こういう場に木材の仲間が居てくれるのはありがたく頼もしい限りです。

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 定刻となり皆さん着座されると、おおさすがに結構な眺めです。私は子供の頃から大変あがり症で、人前で喋るのは大の苦手だったのですが、『森のかけら国の大使』という思いで望んでおりますので、不思議なほど気持ちが落ち着いていました。どう転んだって出たとこ全てが自分自身の力量ですから、背伸びししようと思わなければ自然体でいけるものです。ただ落ち着いていても、発揮できるそもそもの力がないのは致命的ですが・・・。今回は珍しくパソコンを使って少しはビジュアル感の話になりました。

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今回のパネラーは、西条市の㈱谷口金属熱処理工業所谷口社長東予産業創造センター村上事業部長と私の3人ですが、自分としては『笑点』の最後のオチという立場だと理解してます。事前にパネラーの打ち合わせがありましたが、谷口社長はとておエネルギッシュなお方で、『明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社』にも選ばれたほどの立派な会社を経営されていらっしゃいます。本番では披露されませんでしたが、裏ではかなり面白い話をたっぷり聞かせていただきました。ただ親父ギャグはもうひとつでしたが・・・!

9コーディネーターの三宅さん愛媛銀行感性価値創造推進室の見事な手綱使いに操られて、ロシナンテもどうにかこうにか完走させていただきました。異業種の方々に変な材木屋の戯言がどこまで理解していただけたか分かりませんが、こういう場を与えていただき感謝、感謝!懇親会では、なんと田中副社長㊧の方からお声を掛けていただき、【森のかけら】に大層興味をもっていただき、お孫さんたちにと1セットご予約までいただきました。パネルディスカッション中も最前列でしきりに頷きながらお聴きいただいていたのが目に入りましたが、ありがたい事です。

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こういう場でたくさんのファンを増やそうと思ってもそもそも無理な話で、1人でも熱狂的なファンが見つかればそれで充分です。材木屋という立場では到底見る事どころか近づく事すら出来なかった景色を、『感性』という服に着替えた途端に見えるようになった事こそが、感性価値なのかなと哲学的な迷路を楽しんでおります。懇親会の締めの挨拶では、日刊工業新聞社井水取締役業務局長㊨が、【森のかけら】を何度も連呼していただき、感謝感激。さあ、この思いを胸に【森のかけら市場の世界制覇】を目指します!




走れ、ロシナンテ!①先般、日刊工業新聞社の方々がお見えになりました。取材ではなく、別の打ち合わせなんですが、それがこの『地域活性化リレーシンポジウムin松山 価値づくりで勝ち残り進め愛媛のモノづくり』というイベントです。この主催が、モノづくり推進会議・日刊工業新聞社さんという事で、その打ち合わせだったのですが、その中のパネルディスカッションのパネリストの一人に選んでいただいたのですが・・・私でいいんでしょうか?当然自ら手を上げたりする愚か者ではありませんが、そういう身分不相応な場所に私を連れ出して恥をかかそうとする人間はただ一人、愛媛銀行・感性価値創造推進室三宅和彦さんしかいません!このイベント、定員200名で、全国各地でリレー形式に開催され、メインの基調講演や特別講演では大企業の立派な講師の方がお話される立派なものです。そこへ私を・・・パネルディスカッションの他のご両名の方にも申し訳ない気持ちで一杯です。

 

20100527 走れ、ロシナンテ!②しかし、ここで躊躇していたのでは、どこにでもいる普通の材木屋になってしまいます。ここは、三宅さんが敢えて私を引っ張り出したというその「無謀な勇気」に、「馬鹿者の意気」で応えねばなりません。!三宅さんがコーディネーター役で参加されるので、前回の『感性価値セミナー』の時みたいに弾けさせていただこうと思います。三宅さん、あなたが「痩せ馬・ロシナンテ」になってくれるのならば、私も張りぼての剣を振りかざして風車に突っ込む「無謀なドンキ・ホーテ」になろうじゃありませんか!もちろん私が少し肥満のロシナンテでもいいです!

20100527 走れ、ロシナンテ!③いかん、いかん・・・あまり煽ると何を言い出すか分からん人なので、もう勢いだけで何かを衝動的に言い切ってしまうのは、もうそろそろ止めようとは思うのですが、それを止めてしまったら自分らしくなくなると・・・。こういうところが駄目なんでしょうが、それも含めて「私」ですから仕方ありません。人間、かくも矛盾に満ちた不可思議きわまりない生き物です。さて、打ち合わせの時に知ったのですが、日刊工業新聞社さんといえば正直お堅いイメージがあったのですが(失礼!)、お名刺に『KIDSクリエイト』の文字が!こういう柔らか頭な取り組みにもご熱心だったのですね!

走れ、ロシナンテ!④世の中、私達材木屋が思う以上に物凄い勢いで変革しております。今までの固定概念に浸っていたらとんでもない事になりそうです。それ以上に、自分の立ち位置さえ分からなくなってしまいそうです。さて、『KIDSクリエイト TOKYO2010』は8月27日~29日まで幕張メッセ・国際展示場で開催されます。『キッズデザイン』とも関わりがあるようで、いろいろな意味で興味津々です。見えなかった物が最近ドンドン見えるようになってきたの、メガネの度数が合っていなかったから?

 20100527 走れ、ロシナンテ!⑤

少し前までは、我が砦もほぼ鎖国に近い状態でありましたが、遠眼鏡にて見た異国の景色の美しさに、ホロホロと足を踏み入れたが最後、すっかり異国の風情にひたってしまいました。異国では、数えきれないほどの人々が楽市楽座を繰り広げ、見たこともない装飾品がたくさんありました。その原料、我が軍にもありまする~!急いで砦に踵をかえすと、初めて見上げた砦の姿は夕日を浴びて、ひっそりと孤独に寂しそうに見えました。原料はあるとはいえ、果たしてこんな所に人は集まるかしら?そろそろ天守から城下町を見下ろす時代は終焉を迎えようとしています。木の国城も早く鎖国を解かねば、宝の山をもったまま攻め滅ばされてしまいまする~殿、ご決断を~!くれぐれもご乱心召されますな~・・・。




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