森のかけら | 大五木材


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20110121 えひめイズムの『前に進む主義』①本日は『えひめイズム』にて、愛媛CATVさんの番組収録に参加させていただきました。愛媛CATVさんでは、よくこの『えひめイズム』の事も取り上げていただいています。地元には地元の情報や話題があり、フットワークの軽いCATVさんこそがその媒介にふさわしいと思います。以前にも弊社も取材していただきました。しかも放送がかなり繰り返されているお陰で、「最近よくテレビに出てるね」とお声を掛けていただく事もしばしば。にも関わらずまだCATVに加入していないというのはいかがなものか・・・スミマセン。

 

20110121 えひめイズムの『前に進む主義』②数日前に突然お声を掛けていただきましたが、こういう機会を断っていては決して『森の出口』など見つかるはずがありません!突然のご依頼にも万事対応できるがための日々のブログの修練でもあります。以前は急な展開に言葉に詰まることも多かったのですが、毎日どういうテーマで、どれぐらいの文字量で、どの画像を使って、などとやっているとこれが案外役に立っているようで、考えを推敲するのが短時間で出来るようになりました。思わぬ副産物効果ですが、突然の願い星に願い事がさっと口から出るがごとく、常日頃から四六時中その事ばかりを考えていると、知らず知らずのうちに頭の中で考えが推敲されているのかも?さて、本日の司会進行は、大陸系女子アナにして美人女優の肩書きを持つ熊本フミさん!ペルラのビアガーデン以来ですが、毎日ブログを拝見しているのでそんな気がしません。←おいしい表情いただきました

 

20110121 えひめイズムの『前に進む主義』③会ってないけど会ったような「ブログで再会疑似体験」を実感している方は意外と多いのではないかと思います。特にコメントの応酬でもしていると、電話で喋ったのと同じくらい(それは大袈裟ですが)実際に話したような気分になったりして、そのうちどれが実体験でどれがバーチャルか分からなくなりそう・・・。それぞれ自社の商品をあざとく(!)テーブルの前に並べ撮影開始。私は【森のかけら】押しではなく、ここは敢えて【ブタマジロ】押しにしました。実は彼らは、ここからよく全国へ旅立っているのです。

 

20110121 えひめイズムの『前に進む主義』④生産者として、大西陶芸大西先(はじめさん、実姉で陶芸作家の白石久美さん、五十崎和紙・㈱りくう佐藤友佳理さん、そして私の4人。そして、『えひめイズム』のアドバイザーとして佐野勝久さん(エスデザインスタジオ代表)、大内智樹さん(パルスデザイン代表)、食の立場から藤山健さん(ブルーマーブルナチュレ代表)、運営側から愛媛銀行感性価値推進創造久家さんと『えひめイズム』の守木部長といった顔ぶれです。ここ、『えひめイズム』だけの付き合いでなく、それぞれ『Loopto』から何度も何度も勉強会や酒席を繰り返した長い濃いお付き合いで、チームのような一体感が芽生えているように感じているのは私だけでなないはず!今までであれば異業種交流といっても、顔を知ってる程度の関係から相当深く関わるようになりましたが、それも『えひめイズム』がプラットホームになっているのだと思います。

 

20110121 えひめイズムの『前に進む主義』⑤お互いが抱く考えを心の内に秘めておくのではなく、自分の言葉として公言する事ってとても大事な事だと思います。言ってしまったからには頑張ろう(私はほとんどこのパターン。むしろ最近は敢えてそうしています)という動機付けも有りかと思うのです。一応、進行の段取りは耳には入っていましたが途中から好き勝手に喋ってしまいました!いいんです、そういうキャラで呼ばれているはずだから!今日はお酒が入ってなかったのでかなりブレーキをかけた・・・つもり。

 

20110121 えひめイズムの『前に進む主義』⑥m番組は、愛媛CATVビジネスナウだったはず(?)詳しい放送日が分かればまたアップさせていただきますが、私の周囲でこの番組をご覧になっている方が多いのにビックリしています。地元情報強し!司会の熊本フミさんの魅力に因るところ大でしょう、きっと!個人的には大変楽しい収録でしたが、言うは易く行うは難し。言いっぱなしで終わるのではなく、少しでも具現化すべく精進せねばなりません。一人では遠い道のりも仲間がいれば短く感じられます。とりあえず小さな事からコツコツと、前へ前へ!




20110120 ハマーハウスの選択・・・1①昨年の事になりますが、また1軒素敵な家が完成しました。以前から少しずつご紹介させていただいていた、ワンズ㈱さん設計・施工のH様邸です。まだお若いHさんご夫婦と始めてお会いしたのは数ヶ月前。どなたが来られようとも、いつも通りの木の話しか出来ません。家造りの真髄に触れるような立派な話も出来ません。木の好きな材木屋の他愛もないお話ばかりですが、それでもご夫婦とも熱心に聴いていただきました。家造りでもっとも大切なのは信頼関係です。形も何もない所からモノを生み出す仕事です、信頼関係がなければこれほど恐い事もありません。しかしこういうものって相性も大事です。ありがたい事に、ハマーさん(H様のハンドルネーム)ファミリーとの相性はバッチリでした!既に楽しい家造りの予感がありました。完成した新居の前で家族の記念撮影。

 

 

20110120 ハマーハウスの選択・・・1②今回もたくさんの樹種の無垢材を使っていただきました。あまりに多くて1度では紹介し切れませんので、数回に分けてご紹介させていただきます。まずは、ハマーさん家族も悩みに悩まれていたフローリングから。こちらが塗装前の状態。ウクライナ産の150㎜の幅広のホワイトオークです。ホワイトオークについては、以前に【今日のかけら】でご紹介しましたが、その時は研修旅行で行った焼酎工場の樽の話になってしまい、材の特徴などに触れていなかったように思うので、改めてホワイトオークについて。

 

20110120 ハマーハウスの選択・・・1③上の画像は施工直後で、まだ塗装していませんのでやや茶褐色に見えますが、植物性オイルを塗装するとこんな感じに仕上がります。カメラで撮ると、照明の種類にもよりますが、かなり暖かみの感じられる色合いになります。この商品は、ラスティック・グレードという選別で、全体的に色ムラがあり、柾目・板目込み、小さな端節(はぶし)、カスリも込みというかなりワイルドな貼り上がりになります。そもそもオークは、「キング・オブ・フォレスト」とも呼ばれるぐらいですから、男性的イメージの強い雄雄しい材ではあります。

 

20110120 ハマーハウスの選択・・・1④オイルを塗ると、水分を吸収してやや毛羽立ちがありますが、先日の『オニグルミ』の時にも言ったように、私はやや荒めで触った時にしっかりと『木』を確認出来る肌触りが好きです。フローリングにおける節は、そこにかつて枝があった名残です。床板がまだ森林の一部であった頃、は風や雪、雨などと烈しく格闘し、なんとか折れずに生き延びようと木がもがき苦しみ、そこに木のエッセンスが凝縮され、板に削ると『縮み』や『変杢』が現われ、人はそれを己の人生に重ねたりして特別な思いで愛でます。人生にも節目節目があるように、木にも生きた証しが残っています。節の具合からその木が森で立っていた時の姿を思い巡らせし、自然素材を使う事の醍醐味と喜びを感じられます。材を選ぶときには、その人の人生感も知らず知らずのうちに反映されてくるのだと思います。威風堂々、ホワイトオークの力強さはハマーさんの心意気!

 

 

20110120 ハマーハウスの選択・・・1⑤見た目だけで選んだという人だって、潜在的にその材と同調する感覚的なものがあったはずです。住まい手の中に抽象的にあったものを工務店さんなり設計士さんが具象化し、棟梁たちが作り上げていくのが家造りですが、おおもとの「設計図」は住まい手の頭と心の中にあります。「こう建てたい」ではなく、「こう住みたい」が家の雰囲気や匂い、質感、たたずまいなどとして現われてきます。「家族でこう暮らしていきたい」と願うハマーさん一家の強い思いが隅々にまで反映されています。そのご夫婦の思いを、しっかりと子ども達も肌で感じていて、子どもたちなりに楽しんでいるのも素晴らしい。何度も足をお運びいただき、打ち合わせをさせていただきましたが、深刻にならずに真剣に家造りを楽しんでいらっしゃる様子がよく伝わりました。選ばれた一つ一つの部材から、ハマーさんご夫婦の信念と覚悟が見えてくるのです。




20110119 「KITOTUTI」現在、窯入れ中①本日は、新たな『森の出口』を見つけるべく砥部の大西陶芸さんの工房を訪れました。じっと机の前で待っていても出口は見つかりません。砥部町は、松山市の南西部に位置し、平成17年に砥部町と広田村が合併して新・砥部町となりました。何と言ってもこの地には江戸時代から焼き物文化が根付き、砥部焼きの里として名を馳せてきました。その砥部焼きは、国の伝統的工芸品(県の無形文化財でもあります)として、実に230余年の歴史を誇っています。今でも100あまりの窯元が軒を連ねていますて、町には独特の風情があります。

20110119 「KITOTUTI」現在、窯入れ中 ②その砥部焼きを含む陶芸業界も、ご多分に漏れず厳しいようです。ただ伝統の歴史を積み重ねていくだけでは生き残っていけない、新たな砥部焼きの出口を探ろうと、若い作家さん方が新たな展開を求め外部に打って出られているようです。その中のひとつがここ大西陶芸さん。名のある数々の賞を受賞されてきた伝統的な砥部焼きの窯元でありながら、いや、だからこそ危機感を感じ動かれているのでしょう。誰かが、『変わりたくないのなら、変わらなければならない』と禅問答のような事を仰っていました。

20110119 「KITOTUTI」現在、窯入れ中③その言わんとすることは理解できます。きっと大西さんもそういう気持ちがあるのだと思います。この伝統を守りつなげるために、今「変化に耐えれる力」をつけようとされているのだと思います。業種は違えどそういう思いの人間が集った『Loopto』の会議で、初めて大西陶芸の代表である大西先(はじめ)さんと出会いました。それまでまったく接触のなかった陶芸業界との本格的邂逅!砥部焼きがこれほど繊細で美しいものだと気がつきませんでした。身近過ぎると輪郭がおぼろげになるのかもしれません。

 

20110119 「KITOTUTI」現在、窯入れ中④丁度私も積極的に異業種の方々との交流を進めていた時期でしたので、いろいろな分野の方とお話をさせていただきましたが、とりわけ同じ自然素材を根に持つ「木」と「土」ですから、砥部焼きとは妙な親近感を抱かずにはいられませんでした。その模様は過去の『Loopto』に関するブログでご覧いただければと思いますが、ただ交流してお酒を飲むのが最終目的ではありません。話の中から互いの商売のヒントを見つけ、新しい出口を切り開いたり、コラボ商品を開発するのが狙いです。

20110119 「KITOTUTI」現在、窯入れ中⑤そう簡単に結果は出ませんが試行錯誤右往左往はしております。自社の商品を売るのさえ難しいのに、異業種とのコラボなんてとんでもない!と思われる方もいるかもしれませんが、異業種だからこそ組みやすいと言うこともあります。外部から見ると木材業界はどこに行ってもウェルカム状態ですから、業界自体で出口を狭めているのかもしれません。丸い物(原木)を四角(柱)にするだけの商売と揶揄された時代からは早く決別して、木の秘められた可能性を公に解放せねばなりません。小さな出口でもたくさんの人が始終出入りしていれば、やがて大きくなっていくはずです。愛媛県は桧の生産量日本一を誇りますが、誰もがする事をしては偏屈屋の名前が泣きます。愛媛には他にもたくさんの樹種があります。誰もがやらない事をするから価値が生まれる。いずれ陶器と木材のコラボも形にして現わしたいと思っています!




20110118 控えめな胡桃の真骨頂①決して飛ぶように売れているわけではありませんが、確実に【森のかけら】ファンが全国に増えています。本日も関西方面の木のファンの元に100入りセットを出荷させていただきました。相変わらず一部の樹種が欠品しているのが本当に心苦しいのですが、木との出会いもご縁ですから、欲しいと強く願っていれば巡り合うのではないだろうかと楽観的な思が駄目なのかも知れません・・・。もうこれは充分あるという材ばかりが倉庫に溢れてくるというのも皮肉なものですが、この世は皮肉で出来ています。

 

20110118 控えめな胡桃の真骨頂②昨日、少し登場した『オニグルミ』も、【かけら】用としてのストックが充分に揃っています。【森のかけら】ありきで家具などに提案をしているわけではありませんが、欠品している材についつい力が入ってしまうのが人情です。それでも材の余裕があれば、最終的には少し端っこをカットして拝借する事もあるにはありますが、それだけの理由で大きな材に簡単に鋸を入れれるほど図太い人間ではありません(こう見えても!)。抵抗感がなくなった時、もっと大切なものも失ってしまうような・・・あ~じれったいっ!

 

20110118 控えめな胡桃の真骨頂③動く樹種にも流行のようなものがあって、使い慣れや飽きもあるのかもしれませんが、一定期間爆発的に流行ったかと思うと、プツンと途切れてしまうこともあります。このオニグルミも、一時期相当人気があってよく使われましたが、最近少し大人しめでした。まあ、提案する私のサジ加減ひとつであるとも言えますが・・・。触感は柔らかい部類に入りますが、テーブルや椅子などの家具サイズになれば、重過ぎず軽過ぎずほどほどの重量感だと思います。オイルを塗布すると木目が起きて毛羽立ちますが、サンダーで軽く削れば程よい滑らかさになります。同じクルミ科のブラック・ウォールナットや癖の強いヒッコリーなどにはまってしまうと、オニグルミでは物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、強い自己主張の無いその控えめ加減さがオニグルミの真骨頂と言えるかもしれません。自分とクルミ科の樹種とは相性が良いんだと思います。

 

20110118 控えめな胡桃の真骨頂④弊社にお越しいただくお客さんは極めて個性的な方が多く、普通の木では飽き足らない!という事があって、ついついこちらもアクのある木や表情に個性のあるものを勧めてしまうのですが、落ち着いた雰囲気でクラッシックなイメージなどが狙いであれば、オニグルミなどはまさにうってつけだと思います。堅木のようにツルツルしてはいませんが、しっかり「木」を確認できる粗めの触感も案外心地よいものです。特に店舗などで数が必要な家具などの場合、そこそこリーズナブルで癖が少ないクルミはお勧めです。

 

20110118 控えめな胡桃の真骨頂⑤上と右の画像は、伊予市にある大きなログハウスのレストラン『イル・デ・パン』さん。国道からもその姿はひと際目を引くと思います。今から7~8年前にオーナーからご注文をいただいて内部のテーブルや椅子、ベンチなどもろもろ一式をご注文いただきました。なにしろ数が多かったので、お付き合いのある家具職人さん全員に声を掛け、割り振って製作してもらいました。中でも数が多かったのがこのオニグルミのアーム・チェアーです。製作はスタジオモック谷公彦さん。大きなアームと深めの座グリが特注で、がっちりした木組みで存在感抜群。テーブルにも耳付きのイタヤカエデなどクセ者を配しましたが、落ち着きのあるクルミとの程よいバランスで今でもしっかり活躍中。長年皆さんが擦っていただくお陰で、磨かれ渋い光沢を放っておりました。味わいとは、長らく使っていただく中から秘かに確実に生まれてくるものです。




20110117 そうして在庫が増えていく・・・①昨日は地元の行事・新年のご祈祷に参加し、終われば当然地元の方々との大切な「交流の席」をこなし、4時間程で早めに(?)引き上げ、ぐっすりと休養を取りました。毎日毎日酒ばかり飲んでいるわけではありません!本日はしっかりと材の検品&立て掛け。時間にゆとりが出来ると自分でゴソゴソと梱包を仕分け、中身を確認しながら整理するのも楽しみのひとつであります。本日のターゲットは、オニグルミの耳付き板です。いつ仕入れたのかしら?と思うぐらいが自然乾燥の頃合いです、自嘲!

 

20110117 そうして在庫が増えていく・・・②弊社の倉庫に一度でも来られた方は、「何がどこにあるか、よく分かるな」と感心されますが、これは在庫をよく把握しているというお褒めの言葉ではなく、これだけ煩雑に置いていてよく分かるものだという皮肉の意味です。小売店で家具やクラフトの製作などもしているため、仕入れた梱包をそのまま右から左に売るケースは稀で、梱包をバラして数枚ずつ販売するケースがほとんどです。売り先が細分化されているため、弊社としてもその方が適サイズが適所に振り分けられるので良いのですが、アイテムが増殖していくことになります!

 

20110117 そうして在庫が増えていく・・・③木のような自然素材の場合、持っているからこそ現品で木目や色合い、触感などを確認できる強みがあります。特に最近人気のあるラスティック調の場合、節の形や大きさ、カスリの程度、色ムラのバランスなど自分でセレクトしないと、上から適当に数枚抜いてという訳にはいきません。そう強く力説するも、小さな倉庫ですので保管場所にも限りがあります。それが少しずつ売れていって、ようやく最後の数枚になると、今度は途端に不安の虫が騒ぎ出します!今、この木(在庫の少ない木)がたくさん欲しいというお客さんが来られたらどうしよう!そう考えると、完売してしまう前に仕入れとかねば~!という脅迫観念に支配されてしまいます。実は以前に、突貫工事で材が不足してしまい慌ててメーカーに頼んだら、港にも在庫切れで、次回の船がストで遅れていて入荷の見通しが立たない・・・と事があってそれがトラウマになっているのです。

 

20110117 そうして在庫が増えていく・・・④効率良く仕入れすればいいのですが、出口が細分化されている分、売れる時期がバラバラな上に突発的なものも多く、ジャストインタイムでは仕入れできません。販売よりも、むしろ良材を廉価で仕入れるためには、生産者(メーカー)側の都合にも合わせねばなりません。「良い材が出ましたがどうですか?」の裏には、買わないなら他に回しますよ~の言葉が張り付いています。木との出会いも一期一会。今までに買いそびれて悔やんだ事数知れず・・・しかし、そうとばかりも言っておれない現実の問題(資金や倉庫など)もあります。この数年は、断腸の思いで在庫分の新規の仕入れを控え、在庫品を提案+販売する方向に専念しました。控えた材に限って注文が入るというパラドックスと戦いながら・・・。本当はオニグルミについて書くつもりが大きく脱線!明日軌道修正します。




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