森のかけら | 大五木材


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20121124 1昨日の続きです・・・このブログを始めて少し経ってから、『適材適所』を有料化にさせていただきました。ピークで月に700部以上を送らせていただいていたのですが、さすがに送料も年間数十万になり、零細企業にとっては宣伝にかけられるお金にも限りがあります。不本意ながら送料分をご負担いただく事(有料化)にさせていただきました。その頃、このサイトからの情報発信も少しずつ軌道に乗り始めた頃でしたので、どういう形にしろ、『つながる』事が出来ればいいと。

 

20121124 2そのサイトへのアクセスビューも、先日遂に2000万を突破しました。タイミングが少しずれましたが、開設以来4年目にして延べ60万人の方がご覧いただき、2100万アクセスを越えました。当初想像もしなかった拡がり方にとても感謝しています。『適材適所』は紙面の分量もあるし、書いてから送付までのタイムラグもありますが、ブログの場合直近の情報も出せますのでありがたいのですが、これからもアナログとデジタルの両輪で『木のファン』の心をくすぐらす事が出来るように精進するつもりです。

 

20121124 3前置きが長くなりましたが、弊社にご来店される方の中で、事前にこのホームページか『適材適所』をご覧いただいている割合が随分増えてきました。そうなるとすぐに話の本題に入れますのでこちらとしてもありがたいし、猫をかぶる必要もありません。むしろ、このブログをご覧になっているわけですから、最初からこのテンションで望まないとお客さんの期待にも応えられません。それは私にとっての自然体、あるべき姿。弊社の土俵でで魁皇ばりの右上手でマワシに手を掛けた状態で試合開始

 

20121124 4最近こういう取り組みをさせていただく事ができるようになって本当に嬉しい~!決して勝負に「勝つ」ことが嬉しいのではなく、「材木屋」という仕事を認めていただいたうえで、材木屋としての仕事に誇りを持っを全うできるという事が何よりも嬉しいのです。決して綺麗事で言っているのではありません。まだ私が若かりし頃、弊社に設計士さん、工務店さん、施主さんが、店舗で使う木を見に来られました。カウンターやテーブルなど、希望の樹種・サイズをお聞きして使えそうな材を並べました。ああ、今日も収まらず。更に明日へ・・・




20121123 1昨日の続きです・・・敢えて面倒な手続きを踏んでいただく事で、(偏屈な材木屋とお付き合いをしていただく)相応の決心や覚悟をしていただきます。ホームページのアクセス数が多くなると、中には匿名で今まさに進行している建築現場からのSOSのメールも届いたりもします。OOという材料を使うようになっているのだが心配何のだろうか?OOという材の見積り金額があまりに高く感じるのだが、意見を聞きたい。仕様書はOOとなっているのだが、現場には違う材が入っているように思う、画像で判断して・・・

 

20121123 2施主と工務店の信頼関係の根幹を成すデリケートな問題には、やんわりとお断り申し上げております。何の情報もなければ、匿名でお互いの立場も考え方も分からない方相手に憶測で不安を煽って、工務店との信頼関係に影響を及ぼすような事など出来ません。施主さんも不安なのでしょうが、やはりそこは腹を割って当人同士で話さなければ不信感が募るばかり。同様に私も、まったく身元も何も明かされない方からのメールに対しては、申しわけないですがお返事を控えております。

 

20121123 3最低限のルールやマナーあってこその情報交換であり、こちらから姿の見えない一方的な匿名の主張では、つながろうはずもありません。そういうスタンスですので、(サイトから購入出来るかどうかも分からないような)見えざる建築資材について、お問い合わせいただく工務店さん、設計士さんは、余程の覚悟があっての事。そいう場合はそれはそれでよいお取引まで発展する事が多いのですが、中には建築資材や【森のかけら】などの「商品」以外のモノでのお問い合わせをいただく方もいらっしゃいます。

20121123 4大変回りくどい話になりましたが、それこそが昨日のブログの冒頭の『兵庫県の住宅会社の社長』だったのです。「ピノキオの鼻が何の木か?」という、およそ今時の材木屋の発想とは思えぬ話に共感を覚えていただいたのは、兵庫県明石市で『木への並々ならぬ愛情を持たれるKHCグループ・明石住建』の渡辺喜夫社長でした。それがご縁で先日兵庫県からわざわざ弊社を訪ねて来られました。膝を交えて話せば話も弾みます。格好良くも、上手にも喋れません。いつものようにいつもの話をするばかり。

 

20121123 5ああ、これで化けの皮も剥がれたでしょうが、こちとらそれでも楽しく木の話が出来れば本望!そしたら奇特にも今度はスタッフもっと連れて来ると・・・さすがはハードル越える方は違います!「木の商品」を買っていただくのは当然ありがたいし、それがなけえば商売にもなりませんが、「そうではないモノが買いたい」なんて言葉をかけていただいた日には、物語売り屋の心は震えるのであります!会社の大小でなく、距離や年齢が近い遠いでなく、価値観を共感するものがあるかどうかという1点。この話さらに続く・・・




20121122 1以前に、『ピノキオの鼻は何の木で作られたのか?』という内容のブログをアップしましたが、世の中には同じ頃に同じような事を考えている人がいるものです。そのブログをご覧になった方から、『適材適所』購読のお申し込みがあり、その後改めてご連絡をいただいたのですが、その方は兵庫県下で年間500棟近い住宅を手掛ける住宅会社の社長でした。『適材適所』の申し込みからして、まったくの個人名だったので、改めてご連絡いただいて始めて建築関係の方だと分かり、そこから思わぬ展開が・・・。

 

20121122 2北は北海道から、南は沖縄まで県外の方からの木に関するさまざまな問い合わせをいただいておりますが、弊社の場合、あくまでも『森のかけら』を全面に押し出したホームページにしておりますので、よく「おたくでは建築資材は販売されてないのですか?」という、(こちらの狙い通りの)およそ材木屋に対する質問とは思えぬ質問をお受けする事があります。敢えて全面に「建築資材販売」を押し出していないのは、明確な意図を持った作戦なので、その言葉に実は喜色満面なのです!

 

20121122 3ネットでフローリングなどの建築資材を売らない、という訳ではないのですが、建築資材の販売に関してはワンクリックで商品を選ぶようなスタイルは取りたくなかったのです。そもそも、その人が一生住み続けるであろう家の中でも、もっとも肌との密着、摩擦抵抗があるであろうフローリングを、顔も見たことも話をしたこともない同士が、ボタンひとつで売り買いしてしまうことに疑問を感じるため、わざわざ面倒なメールや電話のやりとりをしなければならないようにハードルを上げているのです。

 

20121122 4私が信頼する全国の材木野郎たちのサイトもほぼ同じ。ワンクリックで材を買えるようなシステムにしている会社はありません。やはりそこには互いの情報や考え方を明らかにして、信頼関係が生まれてこそ成り立つ商売だという考え方があるのです。なので、一般の方が少しだけ希望の無垢材を買うにしても、『問い合わせメール』で、読みたくもないかもしれない私の面倒なお断りごとや細かな注意事項などのやり取りをしていただく羽目になるのです。そこを越える方こそ弊社のサイトのお客様。この項、明日に続きく・・・




20121121 1先日、オレンジ会の11月例会があり参加。オレンジ会とは、松山市堀江地区周辺の2代目、3代目の経営者で作る異業種交流会で、結成してもう10年が近いほど続いています。定期的に集まって勉強会や情報交換会を開催していおり、昨年もこの時期に青野会計事務所の青野先生に『ランチェスター経営』についてセミナーを開催していただきましたが、今回のテーマは『経営者の会計力』について。毎回の事ですが、我々参加者のレベルに合わせてくださった分かりやすい御講義にはいつも感謝。

 

20121121 2それが仕事とはいえ、レジュメに沿って淀みなく理路整然と冷静に話される姿は感心させられます。時々講師の真似事をさせていただく身と致しましては、セミナーの内容もさることながらその講義スタイルからも学ぶべきところは多いのですが、数字に裏打ちされた会計学に比べて、まことしやかに語り継がれる民間伝承や神話、嘘のような本当の話を交えた木の話、あまり真面目に冷静に話してしまってはむしろ嘘くさくなって面白くないのでは?!と、自分の喋り下手さを弁明・・・。

 

20121121 3私の場合は、ジェットコースター並みに感情を起伏させて、口角泡を飛ばしながら喋るぐらいが、丁度いいんだと思います。青野先生の資料はいつもきっちりしていて、数字を見るだけでも嫌になる文系の私のような人間にも分かりやすいような例えの設定も素晴らしいです。大学で経営学を卒業した者としては穴があったら恥ずかしいのですが、学校で学ぶ経営学と実践の経営は大違い。必要な時こそ学問は身につくもの。その必要性をいかに伝えるか、自分の土俵に上げるまでの準備が勝負!

 

20121121 4真面目なセミナーの後は定番の『みなと食堂』で懇親会。メンバーの話を伺うと、いろいろな業界で再編が起きているようです。その類に漏れず住宅業界でも淘汰の波は止みませんが、暗い話ばかりでもありません。廃港となった堀江港跡地の整備工事が動き出し、数ヶ月内には『海の駅』として生まれ変わるようです。大きな箱物を作るのではなく、必要最低限の駐車場やトイレ、電力などの整備に留め、イベントスペースとして生まれ変わります。詳しくは完成後にアップしますが、堀江港跡新生計画進行中




20121120 1私は、木童の木原巌さんが会社を立ち上げられてそれほど間がない頃に運命の出会いがあり、産地ツアーの初期から参加させていただきました。最近ではこういうスタイルの産地ツアーも随分増えましたが、当時の私には見るもの聞くものすべてが新鮮で、行く先々で感動と覚醒を与えられ、森と人をつなぐ仕事の醍醐味を堪能させていただきました。年齢や経験こそ違えど、毎回集まるメンバーの皆さんとの交流も広がり、まだネットが普及していなかった時代、非常に貴重でありがたい情報源でもありました。

20121120 2この数年、全国各地で、県産材・地域材を使いましょうという流れがありますが、全国の他地域の『木の仕事』の取り組み方、姿勢、手法などを知っているからこそ、自分の足元が見えるという事もあります。私の場合は、その経験をしておいた事で、自分の立ち位置を明確に決める事が出来ましたし、何の不安や心配もありませんでした。それは、お金が儲かるという事とはイコールの話ではありませんが、当時の産地ツアーなどの経験の糧がなければ、今までこの仕事が続けられたかどうか・・・。

 

20121120 3人は、他人からは考えられないようなちょっとした人との出会いや言葉、経験で、ギアが入ることもあります。かつて映画監督の大島渚が元気な頃に、こんな言葉を語っていました。「情報もいいだろう。しかし、生の体験は強い」、「今やれることを、今やらなかったら、一生やれないということなんだ。」晩年『朝まで生テレビ』のコメンターなどで醜態を晒しましたが、昔は巨大権力や国家に抗いながらメッセージ性の強い作品を作り続けた気骨の人で、そんな大島監督の口から出るからこそ深みのある言葉です。

 

20121120 4ふるかわ地域の~』さんの久万研修の当日、愛媛大学の林先生と井部君の話しか参加できませんでしたが、その後の懇親会では、初対面の方に対してついつい熱く『森の出口論』を語り合ってしまいました。当然、『森の5かけら』、『森のしるし』などは鞄に忍ばせておりましたので、合わせて図々しくPR!10数年前はまだまだウブで、会議でも懇親会でも大先輩方のお言葉に頷く以外何も出来なった私もすっかり図太くなりました。与えていただいたのは知識や情報ばかりでなく、タフさや熱も!

 

20121120 5全国各地からたくさんの方が集まっていましたが、わずかな時間で限られた方としかお話できませんでしたが、素敵な出会いもありました。『森の5かけら』を手に笑顔を見せていただいてる長野県松本市の㈱柳沢林業原薫さん㊧と滋賀県彦根市の丸松木材㈱松田充弘社長㊨。一方的にこちらから喋る一方で、それぞれのお仕事の事を訊きそびれてしまいましたが、きっとこの後もご縁が出来そう!地域を越え、世代を超え、性別を越え、職種を越え、情熱は伝染していくのです。




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