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この3連休に家族で高知県に出かける予定を組んでおりましたが、雪風の影響で高速道路が閉鎖される心配があり断念。結局、牧野植物園(樹と言葉展)と阪神二軍キャンプ(韓国チームとの練習試合)が露と消えてしまいました。しかし、その代わりに例の『第二回・午前十時の映画祭』を満喫させていただきました。今回は、会場を大街道シネマサンシャインに移しての開催です。大街道商店街の中にあって、本来便利は良いはずなのですが、今や買い物ついでに映画鑑賞というパターンは消滅しつつあります。
それは、大人の一般鑑賞料金が1800円という価格設定にも問題があるのではないかと思います。うちのように、大人2人に子ども3人家族で出掛けると通常料金で6600円、ポップコーンにジュースでも買うとほぼ1万円コースになります。更に昔のように途中入場も2本立てもなく、座席指定の総入れ替えですから、価格も含めてもはや時間つぶしの娯楽ではありません。DVDやブルーレイが普及して、ソフトも廉価版が充実してくると、映画館もただ大スクリーンに大音響で映し出すというサービスだけでは生き残ってはいけません。話題の超大作が封切られる時の大行列などを見ると、ある種のイベントのような錯覚を感じるほどです。数字前、新聞で大人の鑑賞料金引き下げの話が出ていましたが、業界もかなり危機感を感じているようです。自分が身を置く木材業界の事はさておいて、他人の業界の事はよく見えるものです。
価格設定の重要性が身につまされるのですが、そもそも木材業界では『自ら値段を決める』という習慣が希薄だと感じていました。相場としての価格の変動はあるものの、それは基準価格に対しての振り幅であり、もともとの価格決定権は、実は販売先が握っていて、その振り幅があるに過ぎません。変木や銘木、耳付きの特殊サイズの1枚板などが例外的に、供給先に価格決定権がありますが、その世界はとてもニッチで、それとて絶対必要商品というわけではないので、同等材などでも可であれば、外されてしまう運命です。
住宅という最終商品を作り上げるためのパーツに過ぎない部材の宿命として、最終商品からの引き算として、価格の値付けがが決まります。木材が住宅資材の部材である以上、この関所は避けては通れなません。自分で価格をつけられる物が『商品』であり、自分で価格をつけられない物が『製品』だと思っているので、自社で『商品』を作りたいというのが念願でした。【森のかけら】で、その願いが叶い、独自の値段設定が出来た時は、設定に相当に悩みましたがやはり感慨深いものがありました。
頭をよぎったの言葉が、詩人ポール・ヴァレリーの『選ばれてあることの恍惚と不安、ふたつ我にあり』。最終製品ではない住宅資材である半製品の段階では、その責任も薄い分、その喜びも相応でした。家具を作るようになって、その責も感動も存分に感じるようになりましたが、【森のかけら】の完成にとって、その感は極まりました。価格をつけるだけではなく、その価値や意義、定義すらも自分が決めれる世界です。その恍惚と不安で心が打ち震えております。恍惚と不安はコインの裏表の関係にあります。
先日、夜も更けた頃に道後の街を歩くことがあったのですが、年末年始には結構な賑わいであったらしい道後の街も閑散としておりました。宿泊宿の浴衣に下駄を履いて街中をブラブラ散策するのは夏の夜の風景。宿泊客はそれなりにいらしたのかもしれませんが、さすがにこの寒さでは外に出ようという気にもなれないでしょう。県外、特に関東以東の方から来松された観光客の方は、松山が意外に寒いので驚かれた方も多かったのではないでしょうか。漠然と南国のイメージがあるのかもしれません。雪が降るのも驚かれるぐらいですから。
このブログでも何度も触れてきましたが、地元市民にしても『道後』はちょっと特別なエリアという感覚があります。観光地エリアという意識が高く、地元の方は忘・新年会や会合、パーティーなど特別な「晴れの日」に行くところです。数年前までは私もそういう市民の1人でしたが、いろいろと道後関連の仕事に携わらせていただくようになって、その回数は飛躍的に増えました。年間50回以上は道後に行っていると思います。勿論、お酒の席は含まずに、仕事関連だけでの回数です。
配達も含めて、道後の街中では駐車場に車を停めて歩く必要があるので、車で素通りしていた時に比べて、気づかなかったモノ、見えなかったモノがいろいろと見えてくるようになりました。誰に頼まれたわけでもないのに、道後と木のコラボ商品を勝手に想像していたりします。いずこの街でもキャラクターを創って観光のPRに励んでいますが、どこにでも独創的で物語性の強いエピソードや名産品があるわけではないので、かなりこじつけのキャラクターがあったりとかなりご苦労されている地域もあるようです。
その点、道後は「日本最古の温泉」、「聖徳太子ゆかりの温泉」、「坊ちゃん泳ぐべからず!」のエピソードなど歴史ある逸話や物語には事欠かないように思えるのですが、温泉同様に元の素材に恵まれているがゆえに、それがうまくPRに結びつけれていないのでしょう。しかし、私はそれが愛媛県民の(良く言えば・・・)奥ゆかしさ、控えめさであって、決して観光PRが下手だから駄目だなんては思いません。そもそも俳句や温泉の街ですから、グルメやテーマパークのような華やかさはありません。
どちらかというとシニア世代に好まれる観光地だと思いますが、最近は若いカップルや家族連れの方もたくさんお見かけします。私は人混みと行列が大嫌いなので、テーマパークなどは最も苦手な場所で、個人的には(少し寂びれて人の少ない)名刹や温泉の方が好みです。自分が観光で行く分にはそれでもいいのでしょうが、観光客向けの商品製作に携わらせていただく立場になると、敢えて人混みの中にも飛び込んでいかねばなりません。完成次第お披露目させていただきます。観光土産に是非どうぞ!
| 先日お引渡しの終わったワンズ㈱さんのG様邸でもふんだんに無垢材を使っていただきました。至るところに無垢材を使っていただいていますので、どこからご紹介しようか迷いましたが、何といっても玄関を開けて目に飛び込んでくる鮮烈な紫色『パープルハート』からご案内致します。パープルハートについては、以前に『今日のかけら』で触れましたので、樹種の解説についてはそちらをご覧下さい。今回は、玄関脇の小棚として採用していただきました。照明でやや赤身が強くでていますが実物はかなりのパープル!一般の方で、実際にこの木を見られた事のある方はほとんどいなくて、弊社の倉庫で実物をお見せすると、その人工的な紫芋のような色に驚かれます。「」その後、充分にこの個性的な色合いを堪能された後、「でも我が家ではちょっと・・・」というのがごく普通の反応。 |
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紫色は太古より高貴な色とされてきましたが、やはり簡単には馴染みにくい特別な色だと思います。しかしそこがセンスの見せ所!ワンズ㈱のインテリア・コーディネイター・井村多希子さんがセンス良く住宅に取り入れていただきました。従来、あまりの個性ぶりに店舗でないとバランスが取れないと言われ、住宅での採用は受け入れられなかったのですが、こうして使っていただけるのはありがたいです。実際にこの木を見ていただかなければ、この木の存在が知らしめる事が出来ません。 |
| 木の個性や面白さを提案していただいたワンズさん、それを快く受け入れていただいたG様ご夫婦の作り上げられた新居にはまだまだご紹介したい無垢材の喜びが溢れております!住宅では収まりが悩ましどころの『パープルハート』も単独の商品にすると個性の塊です。こちらはパープルハートで作ったたわら型の『丸膳』。2枚の幅剥ぎで、植物性油+蜜蝋ワックス拭きで、鮮やかな紫色が更に深みを増しています。ズシリと響くその重力感。大切な場面で大切なお方にお使い下さい。 | ![]() |
ボンジョルノ!突然ですが私にとってイタリアといえば、ぺペロンチーニ、ゴルゴンゾーラ、ナポリタンの「食の国」ではなく、我が愛媛のスター・長友佑都選手が移籍して話題のインテルミラノやACミランの「サッカーの国」でもなく、(それはそれで素晴らしい事ですが)やっぱりタララララ~の「愛のテーマ」流れる『ゴッドファーザー』のシチリア島であり、ビスコンティであり、フェリーニであり、マストロヤンニである「映画の国、芸術の国、チネチッタ」なのです。
なぜ突然無謀にイタリアかと言うと、そのアートの都・イタリアに先月末、ひとりの男が松山から旅立った事に由来します。その人の名前は、藤山健!そう、かの「ナテュレ」と「ブルーマーブル」のオーナーにしてプロのカメラマン、そして食のエキスパートであり、『えひめイズム』の食のプロデューサーであり、アートの世界を渡り歩くマルチなお方。先日も、えひめCATVの取材でご一緒させていただいたのですが、その温厚な人柄にして、ハートは煮えたぎるほど熱く、マイクを握ると、その思いがよどみなく飛び出してきます。それでいて沈着冷静、素晴らしいお方です!その藤山さんがイタリアに行くという話を聞いたのは1月の事。この機会を逃してなるものか、それでは是非、【森のかけら】もお供に加えていただけないでしょうかとお願いしたところ、快諾していただき、シンガポールに続いて世界の大舞台へと羽ばたいていったのです。
実は藤山さんのお店「ブルーマーブル」は、先月のJALの機内誌で取り上げられていたのです。最近飛行機を使った出張がめっきり少なくなってしまい、その上乗るのもANA中心なのでまったく気づきませんでした。『喫茶の町 ぬくもり紀行』という形で取り上げられていました。よく観ると、冒頭では梅津寺の「ブエナ・ビスタ」さんの姿も!こちらのオーナー・坂本さんは、店舗改修の際に木材をご購入いただいて以来のお付き合いです。ここのお店は全面オーシャンビュー!あらあらご縁がたくさんつながってます。
イタリアでの藤山さんと【森のかけら】の活躍は、後日たっぷりアップするとして、本日その導入としてどうしても触れておきたかったのが、イタリアにまつわる1本の映画。純粋なアメリカ製作の映画で、イタリアにロケに行った訳でも、イタリアが舞台になるわけでもないのですが、少年期にこの映画をテレビ放送で観た私にとって、この映画に出てくるイタリア人のイメージがトラウマになり、長らくそのイメージが払拭される事はありませんでした。イタリア人はダーティ!ひとりの無垢な少年の心にその思いを植え付けたしまったのですから、この映画罪作りであったかもしれません。それほどまでに少年期の私の記憶に残る傑作でした。その映画のタイトルは『ヤング・ゼネレーション』。この邦題、何とかならんかったものでしょうか・・・。もう少し気の利いた邦題をつけていればもっとヒットしたと思うのですが、モッタイナイ。ちなみに原題の『Breaking Away』は、レースにおける戦術のひとつでもあり、「束縛から自由になる」、「逃げる」などの意味もあるようです。
誰にでもよくある若者の思春期の苦悩と葛藤を縦軸に、自転車レースを絡めた地味な内容の小作ですが、1979年の全米批評協会賞、ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞。更にアカデミー賞でも5部門(作品賞にも!)ノミネートされ、脚本賞を受賞しているのです!監督は、若きピーター・イエーツ。溢れる才気がほとばしっております!当時それほど話題にはなりませんでしたが、私は大好きで、昔からマイ青春映画ベスト5の1本の座は揺るぎません。
この映画は、仲良しの悪友4人組が主役なのですが、その4人というのが、デニス・クエイド、ダニエル・スターン、デニス・クリストファー、ジャッキー・アール・ヘイリー!わお、涙が出るほど懐かしい~我が青春のスター達!皆さんすっかりお歳を召されたようですが。D・クリストファー演じる主人公の青年が凄いイタリアかぶれで、普段からイタリア語の歌を歌い、イタリアの自転車レースチームに憧れているのですが、レースの際にイタリア人チームにひどい仕打ちを受け、憧れは幻滅に変わり、自分がイタリア人だと偽って付き合っていた彼女との仲も終わります。そして彼は男の友情と自転車レースに目覚めていくと、あらすじだけ読むとチープに思えるかもしれませんが、思春期に観た時の爽快な疾走感はいまだ忘れることはありません。ああ、青春とは友情とは、かくも熱く覚めやらぬものなのか・・・。
相当に話が脱線したのは承知のうえで、この『ヤング・ゼネレーション』が、第二回の『午前十時の映画祭』の1本に選ばれたのです。もうDVDは擦り切れるほど観ましたが、やはり大画面で観たい!必ず観に行きます。さあ、イタリアとはかなり薄い繋がりだったのですが、私にしてみればこれがイタリア初体験でしたので、【森のかけら】イタリア進出に際しては触れずにいられませんでした。それでは気を取り直して、藤山さんからイタリアの画像をいただき次第、活躍譚をお送りさせていただきます。それじゃ、チャオ~!
昨日の日曜日は『愛媛マラソン』で、今年も国道196号線が無人の野と化していました(レース前)。今年は5000人もの参加者があったという事で、昨年以上の盛り上がりだったようです。昨年は雨天の中、ボランティア参加という事で(決して進んで自ら参加した訳ではありません・・・)寒さに打ち震えておりましたが、今年は自宅周辺で一般ギャラリーとして観戦させていただきました。コースが自宅の少し前で折れ曲がっているので、そこまで子どもたちと一緒に歩いて移動。
昨年のような使命感が無い分、ゆるゆるの観戦でしたが、さすがに5000人の集団は迫力があります。延々と続くランナーの列。更にそれを取り囲むような沿道のギャラリー。当然走行側の道路は前面通行禁止です。自宅前の道路はコースからずれてるので車での出入りは出来ましたし、会社も休みですので何も問題もありませんでしたが、当日営業のお店はほぼ開店休業状態でしょう。お陰でいつもは混雑している回転すし屋屋さんがガラガラで、子どもたちのリクエストに従い、待つことも無くのんびりと食事が出来ました。いつもこんなに空いていればいいのにね、と満足そうな子どもたち。いやいや・・・無邪気です。競技時間が長い分、道路規制も最大で7時間近くに及び、年々規模も大きくなっていくようですが、周辺の理解がなければ開催は出来ません。ボランティアの人数も昨年とは比べ物にならないほどたくさんいらしたようです。
私の友人知人もたくさん疾走したようですが、到底探し出せるはずもありません。走っているランナーからは意外と目に付きやすいという事ですが、こちらからはさっぱり・・・。各給水スポットでは、ミネラルウォーターの他にも、愛媛の名産・いよかんや銘菓坊ちゃん団子なども振舞われていました。団子を食べながら走るマラソンって他には類がないのでは?ただの団子に新たなTPOを与えることで、別の輝きを放つという好例です。ああ、商売のヒントは街中に転がっています。それに気づくかどうか次第。
かつて、サッカーのJリーグを立ち上げる時に時期尚早だという周囲の反対の声を、川渕元チェアマンが「そんな事言う人間は100年経っても時期尚早だと言う!」と喝破して、Jリーグを実現させましたが、『マラソンに坊ちゃん団子』どころか、この規模の市民マラソンを実現させようと一歩を踏み出した時も相当の反対意見は出たことだと思います。昨日の木村秋則さんの講演の「不可能なんてない!」という言葉が蘇りました。多くの困難を前にひるむか、挑むか。信念を貫いていれば、やがて理解者が現われ、大きな壁をも動かします。当然綺麗事では済まない交渉ごとや根回しなども必要です。新しいことが動き出す時って理屈じゃないですね。無謀だといわれた既成概念に投じた誰かの一石が、これだけ多くのランナーを集め、市内を「頑張れ!」の声が埋め尽くしたのです。観ている時だけ、私ですらも「来年は我も!」と錯覚を起こさせるのですから、この勢い恐るまじ!
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