森のかけら | 大五木材


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20110301 特別なる特別の出雲大社①出雲大社年明けから御本殿大屋根の皮葺(ひわだぶき)の工が始まっていて、当日も御本殿を参拝することは出来ませんでした。画像手前の八足門の屋根越しに、この場所には不似合いな白い三角形の建物が映っていますが、これが御本殿を囲う工事用足場小屋です。周辺にも仮設の仮拝殿などが建てられ、厳粛な雰囲気というよりはやや慌しさが感じられましたが、こういう「特別な時」に伺う方が記憶に残り、後々懐かしく思い起こされるものです。何事も前向き思考で!

 

20110301 特別なる特別の出雲大社②八足門の格子の隙間から工事中の様子が垣間見えましたが、最終的に使用されるたそこに、使用される檜皮の量は実に4万枚なるとの事!想像を絶するボリュームです。以前に古民家の修復作業などで檜皮を取り扱ったことがありますが、わずか2、3坪程度。それでも実際に現品を見ると、近代建築のマテリアルとしては異質な姿にある種の感動を覚えました。木材の一部ではあるものの、これもなモ」のひとつであります。実際に厚みに模型が展示されておりました。

 

 

20110301 特別なる特別の出雲大社③また、実際に御拝殿の屋根に頂かれていた男木(かつおぎ)の一部を輪切りにした断面も展示されていました。明治13年から昭和24本まで、およそ70年間も風雪に耐えてきたという事でした。直射日光を受け、紫外線に晒され、濡れたり乾いたりを繰返し続けるとこのような姿になるのでしょう。一種の長期曝露実験のような痛々しい姿です。拝殿だからと、これを「特別な場合」と考えずに、外部に木を使う場合の認識として考えておかねばならないと思います。

 

20110301 特別なる特別の出雲大社④ この後に行っ埋没林群の発見によって、かつてここにあったといわれていた幻の巨大な神殿と、それを支えた巨大柱の存在が証明されたということですが、その柱はこのように3本が束ねられていました。ここでは何もかもがワイド!太古の日本が舞台となるアニメ『もののけ姫』では、人間の数倍もある狼や猪が登場しますが、ストレスや自然汚染のない太古の時代には、本当にあんな大きな動物達がいたんではないかと思いたくなるのです。ここでは神様の持っていた太古のものさしの記憶がとどめられているのかもしれません。この出雲大社そのものが異次元空間で、入り口の400年の松並木を潜り抜けると、遠い太古にタイムスリップ出来たらなどと妄想をめぐらせてしまいます。昔から巨きなるものへの「特別な感情」、憧憬と畏怖はあったのでしょう。

 

 

20110301 特別なる特別の出雲大社⑤きっとこの巨木を伐採する時も神事のようなお祓いと清めがあったに違いありません。巨木を伐採するには相応の危険も伴います。最近愛媛県では、山林伐採による死亡事故が続いており悲しい事ですが、本来山の仕事は危険なものです。一瞬の気の緩みや不注意で大事故にもつながります。巨木や老木になれば伐採時の倒れ方も普通ではなかったりして更に危険になります。それゆえ、巨なるものに接する時には「別なる作法や儀式にのっとり、緊張感を持って執り行われたのではないかと思うのです。巨大信仰の象徴のような大な日の丸にはいつも圧倒されます。掲揚台の高さ47mは、幻の古代神殿に敬意を表して1m低い高さに設定されているとか。畳75帖敷きの日本一のスケールは、冗談のような大きさです。ちなみのNHKの放送のエンディングに使われている日の丸がここのものだそうです。

 

20110301 特別なる特別の出雲大社⑥はためく姿にも威厳が感じられますが、最初見た時は思わず笑ってしまいました。この日の丸同様に巨大なのがこちらの注連縄めなわ)。長さ13m、太さ8m、重さ5トンでこちらも堂々の日本一だとか。この注連縄の小口にお金を投げてうまく刺さるとご利益があるという事で、いつも挑戦しています。縁結びの神様でもありますので、未婚者の会員の良縁を真剣(?)に祈りつつ、「別な気持ちお金を投げましたが、今回はうまくいかず・・・。邪心に囚われすぎでしょうか。




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