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昨晩、愛媛木材青年協議会にとって今年度の最後の例会が開催されました。3月は恒例の卒業式で、今年は1名の卒業生がありました。来年は私もその立場になります。この会に入会して20年、気がつけばそれだけ長くこの業界で生きたきたという事になります。まだ早い話ですが、自らの卒業を考えると何だか感慨深い気持ちになります。20年の間にいろいろな事がありましたが、この会が自分にとって大きな軸足になった事は間違いありません。最後の1年はご恩返しのつもりで務めさせていただきます。早速、来週の16日にアイテムえひめにおいて愛媛信用金庫主催の「ビジネスマッチングフェア」が開催され、愛媛木材青年協議会もブース出展するのですが、生憎私は午後から別の会に出席せねばならないので、午前中覗きに行く程度になるのは残念です。木とのコラボをお考えの方は是非ブースをご覧いただければと思います。
数年前には会員の減少(卒業や中途退会)に歯止めがかからず、定款に謳っている「45歳の定年」を延長する話が真剣に検討され、定款を変更する一歩手前まで事態は悪化していました。その後、OBや現役会員の熱心な誘致活動が実り、毎年1、2名の入会が続き、とりあえず定年延長は免れました。そして今年7名、来年4名+α(予定)の入会があり、総数は25名を越える規模になる見込みです。その後2年で6名の卒業生が出るものの、その分を補って余りある体制です。
会は、渡部康彦直前会長(ニチモク商事)の乾杯の音頭で始まりました。総会と卒業式は正装でという事になっているので、全員が背広姿でしたが、乾杯に立ち上がった20数名の背広姿の会員達の姿を改めて見回すと、すっかり顔ぶれも若返りました。20歳代の会員も数名いて、頼もしい限りです。数年前は1人で何役も兼任しなければならない状況でしたから、当時から考えれば今の現状はまさに青天の霹靂(へきれき)です。人数が揃えば出来る事も広がります。
頭数さえあればよいというものではないでしょうが、マンパワーで出来る事の可能性は広がります。会でも東日本大地震の事でもちきりでしたが、週末の惨事という事で会社などとは連絡もついていないため、知人やお取引先の安否を心配されている会員もいました。被災地でも大型重機が使えず、人海戦術で救出作業が行われているようですが、最終的に頼りになるのは「人の力」です。会の理念を理解し、それを実践することで、1人でも多くの「木の伝道師」が増えていけばと願うのです。
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