森のかけら | 大五木材


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20110310 感性価値の花咲く予兆①本日は、松山市内のホテルで開催されたえひめイズム主催のビジネスセミナー「モノづくりとデザインと感性価値」に参加させてただきました。定員50名ということで、事前に申し込みしておりましたが、ギリギリで会場に到着。既に会場はほぼ満席で最後尾の席に滑り込みました。ご講演いただくのは、㈱コボ代表の山村真一社長。三菱自動車工業においてチーフデザイナーとしてギャランやランサーなどのデザインを手掛けられ、㈱コボ設立後は地域産業の活性化に積極的に取り組まれていらっしゃいます。

 

20110310 感性価値の花咲く予兆②以前だったらこういう講演テーマを掲げると、「感性価値ってなんぞや?」という説明から入らなければならなかったところでしょうが、この地方都市においてもようやく『感性価値』という言葉が認知されてきたように思えるのも、私の周囲にそういう仕事に関わる方が増えたためかもしれません。一般の方における認知度はきっとまだまだなのでしょう・・・。それでも、愛媛銀行さんのTVCMなどで、名前だけは聞いた事があるという方も増えたのではないのでしょうか。

 

20110310 感性価値の花咲く予兆③木育』もそうですが、認知していただくという事は時間と根気が要ります。講演では、地域産業との具体的な取り組みについて具体的な事例を挙げながらのお話で、とても興味深く拝聴させていただきました。伝統的な久谷焼き(陶器)と輪島漆(木)がコラボしたワイングラス。そこから更に発展した久谷焼きと江戸ガラスが融合したワイングラスは、欧州市場からの注文が殺到しているなど、ひとつ芽が出るとそこから派生していくプラスの連鎖が『感性価値』なんでしょうね。

 

20110310 感性価値の花咲く予兆④モノが溢れ、低経済成長が続くこれからの時代、水平方向にモノを見ることの重要性を説かれました。モノの価値軸が変わり、新しい文化の華が開く時代の予兆であるとも。そういう時代に求められるのは、五感に訴える商品であるというお話には大いに共感するところです。こういうお話を聴くと、自社商品がどういう立ち位置にあるかの確認にもなりますのでとても勇気づけられます。地元では、まだまだ「これ何?」と問われる事の少なくない【森のかけら】ですが、都市部の学校関係などで少しずつ興味を持っていただくようになりました。恐らくその中でも感受性の豊かな方が、「面白いっ!」と思っていただきご購入していただいているのでしょうが、さぞかし稟議書などではご苦労されているのではないかとお察しします。その思いをどう他人に伝えようとするところからこの商品の面白さが始まっているとご理解いただきたいのです。

 

20110310 感性価値の花咲く予兆⑤ご講演後の質疑応答では、【森のかけらブログ】の名物コメンター・Fujitaさん㊨が鋭い質問を投げ掛けられました。こういうお姿を見ると、いつも適切なアドバイスをいただいている我々としては実に頼もしくなります。その威を借りて、図々しくも山村先生にご挨拶。【森のかけら】のパンフレットをご覧になって興味を持っていただき、いきなり「こういう使い方どう?」と使えそうなアドバイスをいただきました。さすが感性の懐が深うございます。新商品のヒントに使わせていただきます。

 

20110310 感性価値の花咲く予兆⑥こういうお話を伺っていつも思う事は、お金を出して手に入る「感性の打出の小槌」はないけれども、突如降りてくるモノのヒントは身の回りに溢れているという事です。日頃から己の感性のアンテナを磨き上げておかねばなりません。講演中に思うところあり、出席されていたパルスデザイン大内さんを誘ってえひめイズムで相談に乗っていただきました。しばらくぶりのえひめイズムでしたが、ディスプレイはすっかり春の予感。さあ、新芽の季節が近づいております!




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