森のかけら | 大五木材


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20110323 胸騒ぎのクロガネモチ・・・1①善意で分けていただいたクロガネモチですが、出来れば長いままで・・・などど図々しいお願いをして、かなり搬出しにくい傾斜地であったにも関わらず、3mの長さで切り出していただけました!通常クロガネモチというと、庭木の印象が強く、自生のものでこれだけ大きい物が入手できたのは僥倖というほかありません。当然この大きなものは、乾かして大きいなりに活用させていただきます。ちゃっかり、【森のかけら】用の端材もいただきました。それにしても重たかった~!

 

20110323 胸騒ぎのクロガネモチ・・・1②翌日には早速、瀬村製材所さんに持ち込んで製材していただきました。直径は根元で直径500㎜を越えるサイズでしたが、樹齢はおよそ40年~50年。年輪はそれほど密ではなく、すくすくと成長しておりました。枝振りがいい事から公園などでも植栽されるという事でしたが、伐採する瞬間は何か切ない気持ちになります。その思いを忘れないためにも、きっち骨までしゃぶって使わせていただきます!さて、どういう形に製材するか・・・最終的な形(これで何を作るか)を描きながらの悩みどころ、楽しみどころです。

 

20110323 胸騒ぎのクロガネモチ・・・1③娘や息子たちの通う小学校の校庭にもクロガネモチが植えてあります。常緑の広葉樹で、濃い緑の葉には光沢があり、常に緑の葉を蓄えている姿と、赤い実の美しいコントラストも人気の原因だと思われます。また、クロガネモチを含むモチノキ科の木は、その樹皮から「鳥もち」が採れる事が名前の由来となっています。実際に材の小口を触るとしっとりとした粘り気を感じます。樹皮は薄く、老木になったり、伐採後に乾くと気持ちがいいぐらいにツルンと剥げ落ちます。これって、剥ぎ始めたら止まりません!

 

20110323 胸騒ぎのクロガネモチ・・・1④これからどうやって「鳥もち」が精製出来るのかよく分かりませんが、子どもの頃はよく鳥もちを使って鳥を虫を狙ったものです。今では「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律」によって、鳥もちによる鳥獣の捕獲は禁止されています。今では鳥もちなんてもう製造していないのでしょうか?その捕獲手段の良し悪しは別としても、それぞれの木の特質を生かしたこういう商品を、活かし残す道があれば良いのではいかと思うのですが。明日に続きます・・・。




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