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昨日のウッドデッキに引き続いて内部の無垢材をご紹介。まずは玄関のシューズボックスの天板に、『パドック』の幅剥ぎの柾目板を使っていただきました。以前にもアップしましたが、現在弊社の在庫にある『パドック』は、一般的なものに比べてやや淡色なので、燃え上がるようなパドック本来の赤~紅褐色の激しさはありません。赤身の強い木は、壁や床などの色合いとの兼ね合いで、なかなか選ばれにくいのですが、このぐらいの色合いだと白い壁に持っていっても抵抗が低いと思います。あまり個性の強いものは全体のバランスを考えると使いどころが難しいのは、人も木も同じでしょうか。柾目(まさめ)という事もパドックの個性の強さを和らげているのかもしれません。今では考えられないような贅沢な挽き方ですが、そのお陰でこういう仕事をさせていただく事が出来ます。在る物を有効に使わせていただかねばなりません。
トイレのカウンターには、『ブラック・チェリー』の幅剥ぎのカウンター。ブラック・ウォールナット同様に北米産材の広葉樹の中ではもっとも人気のある材のひとつです。これらの木は、原木で国内に入荷するのではなく、板状に製材された挽き板の状態で輸入されてきますので、どんなサイズでも自由に木取りが出来るわけではありません。弊社では、仕上がりが30㎜ぐらいのサイズのご注文が多いので(ダイニングテーブルやカウンターなど)、厚みが4/6インチ(約38.1㎜)の板材を中心に仕入れしています。
木の特性のひとつに、「加工性の良さ」が挙げられますが、それはあくまでそこに在る寸法に対してのものであって、どんなサイズでもいつでも好きな時に揃うわけではありません。丁度希望サイズが挽ける原木があったとしても、原木から挽いた材がすぐに使えるわけではありません。それをしっかり乾かすためには、乾燥機に入れたとしても数週間掛かります。皮肉な事に、『急ぐ材ほど在庫が無い』とはよく言ったもの。倉庫の中に何があって何が無いのか、大体は分かっていますが、それも帳簿上の事。
実際に出してみないと、中には反ったり曲がったり、縮んだりして使えない事もしばしばあります。特に前日アップした『マニルカラ』のような硬木の場合は、在庫管理には相当気を使います。硬い木がすべて暴れるという訳ではなく、その木の素性にもよるのです。例えば同じアイアンウッド系で、階段の手摺に使っていただいたこの『サッチーネ』などは比較的暴れにくい木だと思います。『ブラッドウッド(血の木)』の別名通り、鮮烈で美しすぎる赤身は、わずか1本だけでも眩しい輝きを放ち存在感抜群!その肌触りはとても滑らかです。本来はウッドデッキ用にと仕入れしましたが(そのためサイズも30X105㎜、30X120㎜などの数種類)、あまりの美しさにウッドデッキにして雨ざらしにするには躊躇していました。部分的にはこういう用途でも魅力を発揮できますが、サッチーネにはもっと主役としてふさわしい舞台があるはずで、それを探し出すのも材木屋の使命です。
こうして見ると、シューズボックス・カウンターの「パドック」、トイレ・カウンターの「ブラック・チェリー」、手摺の「サッチーネ」、ウッドデッキの「マニルカラ」と、はからずも『赤い木』が随所で使われていました。実際に家に入ってみても、赤色が目に飛び込んでくるという強い印象はありません。それは勿論偶然などではなく、ワンズさんの狙い通りなのですが、赤身が決してくどくならないところがセンスなんでしょう。明日は、その赤身を中和させている床材・ホワイトオークについて触れさせていただきます。
それでは本日改めて、ワンズ㈱さんの新築現場S様邸で使っていただいた、いろいろな無垢材のご紹介。自分のところの材以外にはほとんど興味がないため、家全体を撮った写真もほとんどありません。そのため、外観が見たいというお声もいただきますので、今回は珍しく外観を撮らせていただきました。カメラが単焦点のため、敷地がある程度広くないとなかなかフレームに収まる事が少ないのです。今回は何とかフレームに収まりました。天気にも恵まれ、たくさんのお客さんが来場されていました。
白亜の壁に彩りを添えているのは、ウッドデッキの赤茶の褐色。いつもは内部からご紹介しますが、今回はこれだけインパクトの強い外部のウッドデッキから。今回の工事を担当されたのは、シシクラ工務店の豊川棟梁。ワンズさんでは、最近はほとんどのお客さんがウッドデッキを希望されていらっしゃいますので、豊川棟梁も腕のふるい甲斐があるというものです。デッキに使っているのはマニルカラで、『アマゾンジャラ』の異名も持っています。非常に硬質で、初めて施工される大工さんは必ず戸惑われます。
豊川さんは手馴れたものですから、この鉄のような木も物ともせずに効率よく工事を進められます。このブログでも何度も取り上げさせていただきましたが、マニルカラは非常に堅く、その堅さは半端ではありません。この木同士を叩き合わせると、カンカンと、木とは思えないような金属音のような甲高い音がします。そのままではビスを打つこともままなりません。先にキリで穴を開けてからの作業となります。こちらが完成品。同じくマニルカラを使ったフェンスと二段の幅広のステップが付いています。
フェンスのコーナーに丸く穴が開けられていますが、ここにはいずれ庭木が植栽される予定との事。フェンスの格子は、30X105㎜サイズのマニルカラの床材を三分割に再割り加工して作らせていただきました。切断面を見ると、肉のミディアム・レアのような美味しそうな色合いをしていますが、それもやがて紫外線の影響でロマンスグレーに染まっていきます。マニルカラやイペ、ウリンなど俗に『アイアンウッド』と呼ばれる超高耐久木材は、そのほとんどが現地加工ですので輸入サイズは限られています。
弊社では、束、大引には70X70㎜、床材には20X105㎜、フェンスの笠木や格子などには30X105㎜と使い分けていますが、これにそれぞれ掛け算式に長さが加わってきますので、これだけでも結構なアイテムになるのです。施工される立場として、なるべくロスの無いサイズを使いたいという気持ちは理解できるものの、数十種類に及ぶこれらすべてのサイズを過不足無く在庫することは非常に難しいのです・・・。それでなるべくアイテムを絞り込んで、振り回しの効くサイズに限定して在庫するようにしています。それでも、材が堅く暴れやねじれも激しいため、100本中100本全てが完璧に使いきれるわけではありません。反りや暴れの強いものは、短くカットして使っていただいたり、加工して『ちょこっと端材』コーナーなどで販売させていただきます。遥か遠くアマゾンの森からやって来たわけですから、無駄なく使わせていただかねば!
仮面ライダーが放送開始40周年とかで先日特別番組を放映していました。私達はリアルタイムのライダー世代ですが、当時私が一番好きだったのは、異形のヒーロー『アマゾンライダー』でした。私はテレビのものより、石ノ森章太郎先生の漫画の方がシュールで好きでした。アマゾンロケは無かったと思うのですが、子供心に密林の雰囲気と異形の造形にただ事ではないような違和感と興奮を感じていました。もしかしたら、あの辺りが『普通でないモノに惹かれていく』原点だったのかもしれません。あれから30数年、まさかこういう形で、『アマゾン』と再会しようとは・・・!
偏屈な材木屋も齢(よわい)を重ね、本日4月3日で45歳になりました。遂に四捨五入で、未開の地・50歳のフィールドに突入することになりました。学生の頃、社会人として仕事に就いている自分の姿がイメージできませんでした。もし、材木屋以外の仕事をしていたら、今頃脱サラして何かを起業して、とんでもない事になっていたかもしれません。ブログのお陰で、この2、3年はいろいろな事象が明確に記憶に残っていますが、学生時代から結婚するまでの10数年の事柄は、だいぶ記憶が欠落しているような・・・。
まだ物忘れがどうこうという事はありませんが、パソコンや事務仕事をする際には老眼鏡(!)を使用していますので、気持ちとは裏腹に、加齢は隠せません。話には聞いていましたが、ある日突然に文字が見づらくなってきました。ああ、これか・・・!誕生日が嬉しくないわけではありませんが、年に一度「お前の肉体年齢はO歳だ!」とおおっぴらに年齢を確認させられる日のようなものですから、確かに複雑な気持ちになる方も多いでしょう。それでもこうして元気に日々を過ごせる事に感謝しなければなりません。
4月3日生まれという事で、小さな頃から同学年ではいつも一番でしたが、最近気がついたのですがつい身近なところにも先輩がいました。実は昨日、ワンズ㈱さんの現場見学会が弊社のすぐ近くであり、いつものようにお手伝いにお邪魔していたのですが、そこで誕生日の話をしていたら、高校の同級生の川原社長が、「俺、今日誕生日。」と!そうでした、昨年の車の免許の更新の時に、偶然講習(減点がありましたので)の教室の隣の席が川原社長で、その時に「4月2日生まれ」だと知りました、そうでした。
何だか不思議なご縁です・・・。お互い、いいおっさんになってしまいましたが、もう既に30年近い付き合いですから当然といえば当然。かつてを知ったる友と一緒に仕事が出来るというのはありがたい事です。川原社長、これからもどうぞ宜しくお願い致します。見学会でもしっかり【森のかけら】を展示していただいております。手前に映っているのは、【円き箱】の5段重ねバージョンです。ホームページにアップしていない商品もいろいろ作っているのですが、作り上げることに精力を注ぎ込んでしまい、その後のPRがおろそかになっています、反省!さて見学会は、昨日今日の二日間開催されますが、こちらの新居でもたくさんの木を使って頂いたので、詳しく取り上げさせていただきたいのですが、そちらは45歳の感覚で明日からたっぷりと数回に分けてお届けしたいと思っています。
昨日より新年度が始まりました。昨年度の決算の作業を進めていますが、毎年の事ながら二ヶ月はあっという間にやって来ます。いつも今年こそは余裕を持ってと、この時期にはもの凄く張り切っているのですが、毎年ギリギリ滑り込み状態で5月末を迎えています。今年こそは・・・!さて、パソコンを導入してから製造を始めた【森のかけら】については、精度の高い在庫管理が出来ているので(つもり)、こちらに関しては日々の流動性が低いこともあり(毎日売れるものではありませんので)、早々にデータが出揃いました。
お陰様で、販売開始以来延べ500セットの販売が間近となりました(【森のかけら36、100、プレミアム36】の総数)。個数でカウントすると、延べにして約40,000個近くの【かけら】達が、全国の『木のファン』の皆さんのお手元にお届けさせていただいた事になります。本当にありがたい事だと感謝しています。500セット販売達成の際には、何か特別の企画を考えています。数が幾つ売れるということもありがたい事ですが、同時に『木のファン』が少しでも増えたという事実も私を支えています。最近アップが疎(おろそ)かになっていましたが、【森のかけら・プレミアム36】にもコアなファンの方がいらっしゃいます。【森のかけら36、100】で、木の面白さに目覚めていただいた方は是非、更に深遠な森の多様な世界も覗いてみませんか。
冷ややかに受け止められたデビューでしたが、多くの『木のファン』の皆さんに支えられて、バリエーションも増え、海外進出の窓にも手が掛かり、ようやくここまで来ることが出来ました。これからは更に異分野とのコラボや交流も進めていきたいと考えています。先月末には大量のご注文もいただき、初めてのアレンジにも挑んだのですが、その詳細については後日改めてアップさせていただきます。数が出れば、合わせて箱やラベルも出て行きます。かけらのネームシールは接着性の良い特別なモノで出来ていますが、右のように1シートに単一の樹種が114枚プリントされています。240種となると、これが240シートにもなり、それだけで数センチもの厚みになります。これに【プレミア・シリーズ】の樹種も加わりますので、延べにして30,000ネームが必要になります。なので、単純に考えても既に二回目の印刷に入っているという事になります。
ただ、全種が同じように出て行くわけではありません。ご注文の比率でいうと、全体の7割ぐらいが『自分で選ぶコース』を選択されています。選ばれる樹種にも人気があって、ほとんどの方が選ばれる定番の樹種は、かけらやシールの回転も早いです。もうすでに3回目の印刷に入った樹種もあります。一方、まだ1シートも完了していない樹種もあり、それを見ると何だか切ない気持ちになります。本当はそういう樹種を『今日のかけら』で取り上げるべきなのですが・・・。
人気の薄い木は、要するに聞き慣れない木、見たことも無い木、初めて名前なので正体が分からない、という事です。という事は、市場での流通量も少なく、材そのものやその活用例も少ないという事です。そのためアップする画像やデータ、物語にも事欠いており、アップを控えています。現在もいろいろな材料を収集しておりますので、それらが揃い次第、少しずつアップさせていただきます。それが「マイナーな木に関心を持ってもらえる」きっかけにでもなれば嬉しいのですが、頑張ります!
今日から新しい年度が始まります。本日は、いつもお世話になっているミセスホーム㈱さんの業者会・ミスター会主催の月例会である「春の花見会」が道後公園で開催されました。甚大な被害をもたらした東日本大震災の瓦礫の片付けもままならない中、こういう時期に花見とはどうなのかというご意見もありましたが、今年度の業者会の会長として、花見を開催しました。私は、むしろこういう時期だからこそ、しっかり動ける人間が精一杯働いて仕事をして経済を活性化させていくべきだと思います。
ネガティブな思考は伝染します。直接的な被害を受けてもいない四国の我々の周辺でも、震災の影響が出始めています。合板やキッチン、ユニットバスなどの商品が間に合わない、届かない、入荷見込みが立たないなどの「モノが無い」事態が起こっています。弊社の木材に関しても幾つかお問い合わせがありましたが、木材おいては県外への出荷・入荷が若干滞っている(宅急便や道路事情で)程度で、今のところそれほど大きな影響は出ていません。
しかし、建築現場全体で考えると、商品不足によりこれから着工の遅れや現場がストップしてしまう事態も考えられます。ミスター会は、各業者さんが経験豊富なベテラン揃いで、業者間の交流も厚く、一枚岩の団結力を誇っています。こういう時こそ、その力の見せ所です。この場を互いの情報交換の場として、現場で支障が無いように、蜜に連絡を取っていただきますようにと、ご挨拶をして乾杯に移りました。まだ時期が早いのではと若干心配もしておりましたが、それもすっかり杞憂に終わりました。
人数こそまだ少なめでしたが、お花の方は充分に満喫できました。まあ、花は咲いていようがいまいが、関係無いという方もいらっしゃいますが、借景として花見にサクラは欠かせません。材木屋としては、「花より材」ですが、時には花を愛でる心のゆとりも必要です。パッと咲いてサッと散る潔さに惹かれる方は多いのでしょうが、今年のサクラには特別な感情を抱かれる方も多いと思います。誰かが言いました、「悲しみにも必ず終わりは来る」と。純粋にサクラの美しさを楽しめれる春が早く来ることを願っています。
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