森のかけら | 大五木材


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20111011 1森林円形体感型劇場昨日までの血生臭い話とは打って変わって、爽やかな秋晴れの中で木のイベントの話です。4ヶ月ほど前に、かの地で、芸術活動を通して地域活性化を目指すアート集団「アートプラットホーム」さん主催の『山の基地フィールドワーク』で『森のトンネル』を作りましたが、今回は『久万郷』さんとの共催でその第二弾。愛媛信用金庫さんのお力添えもいただいて結構な家族連れがお集まりいただきました。その割りに我が愛媛木青協の会員が少ないのは寂しいところです。

 

20111011 2 森林円形体感型劇場新入会員だとちやちやしてもらえるのも数ヶ月。いつまでもお客さんでいても仕方が無いので、早く会の中で自分のポジションを見つけて活動に加わってみなければ入会した意味がありません。ただ会員数が増えたという事に満足せず、自分達が会を運営していくんだという自覚を持ってもらわねばなりません。そういう意味でこういう屋外のイベントは絶好の機会ではあるのですが、まずは出席して体験する事が何よりも大切です。『杉のトンネル』も経年変化でいい感じに日焼けしています。

 

20111011 3 森林円形体感型劇場このトンネルの中に入ってもらってまずは井上剛会長のご挨拶。広い森の中でわざわざこの小さなトンネルに集まっていただく事に意義があります。同じシチュエーションに身を置く事で生まれてくる連帯感があります。こういうイベントにおいてもっとも大切な前提条件です。この後、私も少し時間をいただいて『木の話』をさせていただきました。目の前が森という環境で話せば説得力も沸きますが、ここが広葉樹の森であれば完璧です。やはり言葉だけでなく、実際に見て触れる生きた教材があるのは強いです!

 

20111011 4 森林円形体感型劇場その生きた教材も4ヶ月で少し成長しておりました。皆で植えた『コナラ』の苗木が逞しく伸びていました。今週末に、いよココロザシ大学での授業を控えておりますので、肩慣らしの意味も込めてお子様向けに木のお話をさせていただきましたが、木の話は森の中でしてこそ値打ちが出ます。クヌギの話をした後で、「これがそのクヌギです。はい、触ってみて~」なんてすれば、言葉だけでなく、目にも鼻にも手にも「クヌギ」が入ってきて五感で感じ取れる事が出来るでしょう。以前から井部健太郎君とは『伐らない林業・トムソーヤの森構想』を語り合っていますが、この『森のトンネル』をベース基地としてそろそろ本格的に動き出さねばなりません。木は私たちの想像以上に逞しく生命力に溢れています。このクヌギたちもこの時期を乗り越えれば大きな木への道を辿るのでしょう。

 

 

20111011 5 森林円形体感型劇場お話の後はトンネルを出て、桧の鉋屑(厳密には超仕上げ機の鉋屑)を使って、『お持ち帰り森林浴の素(もと)を作っていただきました。常日頃は、その処分に手を焼く鉋屑も所変れば、誰かを喜ばせる素材となります。木の商品開発の肝は、普段我々が気づかずに無駄にしてしまっている「森からの恵み」に気がつくかどうかにかかっているように思います。知らず知らず相当な恵みを無駄にしてしまっているんじゃないでしょうか。どれもこれもモッタイナイ、モッタイナイ!

 

20111011 6  森林円形体感型劇場その後は再び『森のトンネル』に入ってもらい、我々の『どうぞのいす活動』のDVDを観ていただきます。森の緑の中で不自然なブルーシートは、このためのシアターの暗幕代わりでありました。ブルーシートで囲んでスクリーンをスクリーンを張れば、小さな森の映画館に早や代わり!音響設備には目をつぶってもらえれば、なかなか良き『森林円形体感型劇場』ではないでしょうか!途中でバッテリーが落ちるハプニングがあったものの、雰囲気は楽しんでいただけたのではないでしょうか。もう少し明日に続きます!




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