森のかけら | 大五木材


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20121022 1本当に興味があるのは、「ガードレールを食ってしまう旺盛な食欲」以上に、その幹の中身。実はこの【森のかけら+240】を選定する時には、『プラタナスのかけら』も幾つかあったのですが、その後なかなか入手出来ずに『欠品』が続いておりました。240種リストアップ段階で先行き心もとなかったのですが、これほど身近に街路樹があるのだから、そう心配しなくとも道路整備で伐採されるだろうと安気に構えていたのが過ち。それから3,4年も欠品が続くとは夢にも思いませんでした。

 

20121022 2その間、造園関係や道路整備の会社にも声は掛けてみたのですが、街路樹もいつもいつも伐採されるわけではありません。また、そういう年回り、巡り合せもあるのでしょう。そもそも建築材として利用されている木ではありませんので、木材市場に出回る事もありません。同じスズカケノキ科の『ホワイトシカモア』のように、削れば緻密で滑らか、メープルのような面白い縮み杢も現れます。それよりも個人的に好きなのは、小さな蛇の鱗が密集したような木目です。光を受けてキラキラ輝きを放ちます。

 

20121022 3最後の『プラタナスのかけら』を出荷する時は、まさかこれほど入手に苦労するとは夢にも思いませんでしたが、運命とは皮肉なものです。あれほど切望しても手に入らなかったプラタナスが、先月相次いで違うところから入荷。1つは地元から、もう1つは県外から。木との出会いも一期一会、ご縁がある時というものは得てしてこういうものなのかもしれません。ありがたいことです!早速、乾燥した材を解体作業。『森のかけら』だけでなく、『森のたまご』などにも使わせていただく予定です。

 

20121022 4プラタナスのかけら』として世に出るのは来月の事になるでしょうが、とにかくこれで長年の『欠品』が1つ解消!残る欠品も早く埋めていかねばなりません。さて、プラタナスですが、原木段階から自前で乾かせた経験がないのですが、今まで手にしたモノは染みヤケが発生しているものばかり。そもそも建築材で使うという概念がないので、そこまで乾燥に神経質になっていないせいでしょうか。あるいはあの独特の臭いに理由があるのかもしれません。プラタナスの独特に臭いについては賛否が分かれるようです。私は嫌いな臭いではないのですが、中には絶対嫌だという方も。それだけ強い臭いの成分が樹内に蓄積されていて、それが乾燥に伴い濃い染みとなるのかも・・・。伐採する時も注意しないと、その木粉で皮膚が荒れたり喉を痛める事もあるそうです。用材として使われる事が少なく、その特性などについてのデータが少ないのでいろいろ試してみようかしら・・・。




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